耳鳴り改善のために、患者の立場から色々な書き込みをさせていただきました。
1年を振り返り、その中から私が重要だと思う4課題をピックアップして、4日間続けてまとめさせていただきます。
耳鳴り患者から見た、改善4つの課題
(1)耳鳴りの医師について
(2)耳鳴りの薬剤について
(3)耳鳴りは逸らすことが必要
(4)耳鳴りは不安を持たないこと
耳鳴りの精神状態を改善するためには『不安』を軽減することが大切だと思います。
耳鳴り発生時には今までと違う環境の中に閉ざされて、ひどい症状だと思い込んで精神的な苦痛の増大こそが耳鳴りの悪化原因です。
不安を持たないためには、自分の耳鳴りが重病ではないことの確認と、耳鳴り自体を理解することが大切です。
不安を払拭するために、自分の耳鳴りの症状を検査確認して「悪い病気ではない」ことの確認と、面倒でも耳鳴りのメカニズムを理解して不安を解消することだと思います。
各ページの一部要約を記載しました。興味のあるページは、タイトルをクリックしてリンク先で詳細をご覧くだい。
投稿日:10/20

耳鳴りは不安を軽減して、精神的苦痛の改善。
・・・私の、耳鳴りに対する持論です。
耳鳴りは、不安を持たない方が良いと言われても.......
「そんなことは出来ない。」とほとんどの患者が言うだろう。
私も、耳鳴りを感じ始めた時には不安がいっぱいで、その精神状態がうつ症状を招いた。
不安を解消するための、理解と行為を提案したいと思います。
1. 不快音があっても、不安がなければ苦痛にならない
耳鳴りが苦痛なのは、音の大きさや不快によるものではなく、不安な気持ちによる精神的な辛さによるものと考える。
2. 耳鳴りは、重病ではないことの理解
● 繊細な性格だと、耳鳴りを重病として闘う
● もっと辛い病気がいっぱいある
3. 耳鳴りの不安度を解消するための行為
● 脳のMRI検査で、不安軽減
● 耳鳴りの原因を突き止めて、不安軽減
● 耳鳴りのメカニズムの理解で、不安軽減
● 耳鳴りは慣れることの理解で、不安軽減
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投稿日:12/13

耳鳴りの検査は医療側から見ると、治療するために症状を把握するためのもの。
しかし、患者側から考えると、それに加え2つの大事な検査目的があると思われます。
(1)自身の耳鳴りを客観的に理解する
(2)患者の不安を取り除く
この2つの検査目的が、患者にとって耳鳴りと冷静に対峙でき、精神的な苦痛を生じないためのものではないでしょうか
私が提案する耳鳴り検査
■ 聴覚による検査 (耳鼻咽喉科)
標準純音聴力検査
この検査は、耳鳴り疾患のある方は毎回続ける定番検査。
ピッチマッチ / ラウドレスバランス
耳鳴りでも、この検査をしない患者が多いようです。
医師側から見ると、この検査のデータがそれほど治療に役立つものと思わないからでしょう。
しかし、患者側から見ると自身の耳鳴りの音の種類と大きさを、客観的に把握することが精神的に重要なことだと思います。
UCL検査
→ 聴覚過敏を感じる場合に検査
聴覚過敏の症状がどの程度の音で感じるかを測ります
耳管機能検査
→ 耳管に違和感を感じる場合に検査
耳管の異常性を測ります
■ 自己評価による検査(耳鼻咽喉科)
THI 検査
THI (tinnitus handicap inventory : 耳鳴り苦痛度評価検査)は、耳鳴りの苦痛度を客観的に評価するための検査。
■ 脳のMRI検査(脳神経外科)
脳のMRI検査
耳鳴りの原因として脳の疾患から生じることもあります。
その不安を払拭するために、脳に「問題がない」ことを確認することが患者にとっては必須な検査だと思います。
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投稿日:8/14

耳鳴りの原因は今だ不明だと考えた方が良いかもしれません。
でも、現状での耳鳴りのメカニズムは想定されています。
耳鳴り患者としては、ある程度の理解は必要だと思います。
医師の説明を受ける時など、それなりの納得ができるように。
現在は、中枢由来説が有力
以前は内耳の病気が耳鳴の原因ではないかと考えられていた末梢由来説が有力でしたが、現在では中枢由来説の方が支持されています。
その理由として、脳科学の研究により脳の可塑性変化が不適切な方向に向かうと、不快な耳鳴が生じるということが分かってきたためです。
わかりやすくいうと、今までは不快に感じなかった音が、何らかの原因で脳が変化して不快に感じるようになってしまうということです。
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投稿日:9/25

耳鳴りに苦しむあなたは、どうして耳鳴りが苦痛なのか、考えてみたことがあるでしょうか。
これを理解することで、疾患が治るわけではありませんが。
耳鳴りは解らないことの不安感から症状が悪化する傾向があるので、”耳鳴り” と ”耳鳴り苦痛” のメカニズムを最小限でも認知する必要があると思います。
耳鳴りが苦痛に感じる状況は、「音の伝導回路」と「苦痛を感じる脳」の二つが結びつくことでによって発生するといわれています。
苦痛を感じる脳とは、
苦痛を感じる脳と呼ばれるのは、「大脳辺縁系」と「自律神経系」です。
大脳辺縁系は、脳のなかで人間の原始的な感情を請け負ています。
それは、不安、イライラ、怒りなどの感情です。
自律神経系は、自分の意志でコントロールすることができない身体の働きを司っています。
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投稿日:9/4

先週、耳鼻咽喉科の医師とお話をして、耳鳴りの治療に ”教育的カウンセリング” が重要な治療だということを確認してきました。
私の耳鳴りの改善のポイントの一つとして、昨年秋に行われた ”教育的カウンセリング” の力が大きかったことも間違えありません。
耳鳴りの治療は、「教育的カウンセリングから始まる」と言っても過言ではないでしょうか。
教育的カウンセリングは,おもに以下の内容を説明するとされています。
苦痛の高い患者には、より項目を増やしカウンセリングします。
耳鳴りの皆様は、このようなカウンセリングを実際受けているでしょうか?
⑴ 耳鳴りを理解してもらうための項目
● 聞こえの仕組み
● 耳鳴り発生のメカニズム
● 耳鳴り増悪のメカニズム
⑵ 耳鳴りの不安を解消するための項目
● 耳鳴りに対する不安や疑問についての説明
● 一般的な経過
⑶ 耳鳴り治療のための項目
● 治療目標
● 治療方法を説明し、どのような治療がよいか提案
● 夜間静寂時の対処方法を説明
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今年の書き込みの中から、私の重要だと思うブログをまとめてみました。
今年もありがとうございました。