2006年1月29日。
ゴルゴさんに近所のホームセンターの中のペットショップへ行こうと誘われました。
目的はキャバリアの仔犬を見る為。
その前からゴルゴさん、
『犬飼おうよ~』
事あるごとにそういい続けていました。
『絶対に生き物はダメ。飼わない(買わない)』
のワタシ。
『じゃぁさぁ~飼わないとしてさ~何の犬が好き?』
『言わない。言ったら探すやろ~?』
『探さんよ~何が好きなん?』
『え~・・・キャバリアかなぁ・・・』
『キャバリア?初めて聞いた犬種。』
誘導尋問に見事に嵌り、ワタシからキャバリアと言う言葉を引き出したゴルゴさん。
ネットでキャバリアを調べました。
そうしたら、今まで犬と一緒に生活した経験のないワタシでも大丈夫そうである事、
おとなしく、フレンドリーな性格である事などを知り、本格的にキャバリアの
仔犬を探し始めました。
近くから、遠くまで。
キャバリアの女の子を捜し求め、ネットを使い、色々見に行ったりしていたようです。
そして、ついに・・・
前日にお店へ来たばかりと言うキャバリアの仔犬は、ガラス越しに、
尻尾をブンブン振って愛想を振りまきます。
ガラスに張り付いて見ていたワタシ達に、店員さんが
「抱っこしてみませんか?」
と仔犬を連れてきてくれました。
その仔犬はゴルゴさんの手の中にスッポリ入ってしまうほど小さく、
そしてガタガタと震えていました。
手渡されたワタシはそのあまりの軽さと、軽くても存在感タップリの暖かさに
驚いたものです。
そして、約2時間後、仔犬とたくさんのわんこグッズと共に自宅へ帰って来たのです。
まだ抱き方もぎこちなく、抱かれる方も力が無くて、だら~んとしていました。
急いでケージを組み立て、トイレトレーや、暖房マットなどを整え、
仔犬を入れました。
その日は落ち着かせる為遊びたい気持ちを抑え、
ケージに布を掛けて目隠しをし、仔犬を休ませました。
名前は・・・
べると決めました。
仔犬を迎えた次の日、丁度劇団四季のミュージカル、
「美女と野獣」の看板を見て
ヒロインのベル姫から頂きました。
それからしばらくは、てんやわんやの日々。
トイレを教え、人に噛み付く事はダメだと教え、自分の名前を覚えるよう、
何度も呼びかけました。
表情が随分豊かになってきました。
べるが我が家へもたらしてくれたもの。
命のぬくもり、暖かさ。
団欒のすばらしさ、笑顔。
新しい友達との出会い。
行動範囲の広がり。
そして、何より、いとおしいと言う感情。
マイナスは何一つなく、無限大のプラスばかり。
毎日楽しいよ。毎日面白いよ。
それも、べるさん。あなたあってのもの。
そして、べるを大切にしてくれる、ゴルゴさんのおかげ。
べる家の歴史の5ページ目は今日から始まります。
この一年、笑いと面白さに尽きない一年になるよう願っています。
By きらべる