大阪城と梅とたこ焼き | べらべらブログ〈&小説〉

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小説「サンフランシスコのべら」の主人公べらのブログ、という設定。べらが動物やゴーストと暮らす奇想天外なファンタジー小説。
小説のほかにエッセイとか写真も載っていますので、小説だけ読みたい方はテーマから「小説 サンフランシスコのべら」一部、二部へどうぞ。


今日のブログ友の絵は四国の「美郷」という村で、そこは「梅の里」なのだそうです。

私の梅の記憶といえば、大阪城です。

大阪城に最初に行ったのは高校の修学旅行で行きましたが、その時は梅があったのかどうかも覚えておらず、梅より「たこ焼き」、
友達と「たこ焼き」屋台に走りました。
私達は「たい焼き」はよく食べていとも、「たこ焼き」は食べたことがなく、
たぶんたこの形をしたお焼きだろうと思っていました。
でも、威勢のいいおじさんがくれたのは船の形をした器にはいった小さな丸いまんじゅうが8個。私は大きなたこが来ると思っていたので、
これ、なに?
丸いのがたこの頭ってこと?
においも違うのですが、
それでもまだ中にはあんこがはいっていると信じていて、
食べてみたら、何もはいっていません。
これ、なに?
とてもがっかりしたのを覚えています。

それから年月が流れ、
夫を案内して大阪城に行きました。
確か地下鉄で行ったような気がしますが、お城の周囲にはビルが立ち並び、こんな場所だったのかなあと。その時、梅の香りが雲のようにそこいら中を漂っていました。
衣服にまで染みこんでしまいそうな匂いの中を歩くというのは、初めての体験でした。


私はよく日本に帰るので、その時期を聞かれると、いつだったかしらと考えなくては思いだせないことがあります。
でも、大阪に行ったのはあの梅香る初春でした。


『時期聞かれ まず浮かびしは 大阪の 城が梅香で つつまれた朝』



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