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第12回イタリアオペラツアー、10/31[火]パレルモ.マッシモ劇場"ドン.ジョヴァンニ"です。
写真は、帝王リッカルド.ムーティ。
マッシモ劇場でオペラを振るのは、初めてで、注目を浴びた公演。
チケット入手は困難でしたが(blog "パレルモ.マッシモ劇場"ドン.ジョヴァンニ"参照)、皆さんに一期一会の機会を楽しんで頂ければと思い、手配しました。
というのも、演奏会形式でその機会は複数回あっても、歌劇場でオペラを振るのは1年に1度だけ。
2023年は、このパレルモ.マッシモ劇場の"ドン.ジョヴァンニ"。
2022年は、トリノ.レージョ劇場の"ドン.ジョヴァンニ"。
今年2024年は、トリノ.レージョ劇場の"仮面舞踏会"。
それだけにその機会に巡りあう事は、大変貴重なのでした。
今回の公演は10/24初日の予定でしたが、ストライキにより、日時が29日に変更。
初日も特別な雰囲気があり、シチリア出身のイタリア大統領マッタレッラは、ムーティが振る重要なコンサートに臨席するので、"大統領臨席の公演"も特別な雰囲気を味わって頂けるので、一瞬初日も考えたのですが、カターニャのオペラの日程を考えて、鑑賞を10/31にしました。
私達ツアーで鑑賞する者にとっては、日にちを変えてもツアーの日程は決まっており、その公演は観れなくなるので、改めてこの日程にして良かったと思いました。
この日の公演の皆さんの座席は、殆ど全部がpalco(桟敷席1列目)だったのと、映画"ゴッドファーザー"の舞台となった劇場でもあるので、少し早めにホテルを出発し、余裕を持って着くようにしました。
なぜ、時間が必要だったかというと、桟敷席の椅子は固定ではなく、動かせるので、1列目でない観客がズルをして、平気で1列目に陣取ることがあるからです。
2008年のツアーの時にもあったのですが、そういう人を見つけると、"Mi faccia verede il biglietto"(そのチケットを見せて下さい)と毅然とした口調で言って、席を元通りにした経験がありました。
今回チケット入手至難だったので、参加者で同じボックスの方は一人もおらず、それぞれが別々、しかもpalcoの1階から4階まで右サイドと左サイドに分かれていました。
一人1人部屋を探し当て、参加者が決まった席に着席できているか、またズルしている人がいないか(しそうな人はいないか)小走りで、1階、2階、3階、4階、右サイドから左サイド、または逆方向に移動し、全員の方の座席を確認しました。
汗が流れ、maschera(劇場の案内係)は、だんだん私のやっている事が分ってきたらしく、途中から応援の眼差しに。
やっと開演前のチェックを終え、自分のpalco(桟敷席)に着くと、私の席にズルしていた人がおり、言うまでもまく、私の気配に押されて、さっと後ろにさがりました。
そして、開演。
"ドン.ジョヴァンニ"は2幕仕立てなので、第1幕後、休憩があります。
このintervallo(幕間休憩)中に、席移動も可能なので、再びそれぞれのpalcoをチェックしに行ったのでした。
そこで、一つ出来事がありました。
詳しくは、また次回以降のblogでお知らせさせて頂きます。
youtubeで "Riccardo Muti Don Giovanni"で検索されると、
1987年ミラノ.スカラ座開幕公演の映像が出てきます。
1986年ミラノ.スカラ座の音楽監督に就任し、"ナブッコ"で開幕公演を行い、2シーズン目の開幕公演に"Don Giovanni"を選んだ、思い入れのある演目。
グルベローヴァのアンナ、アライサのオッタ―ヴィオ、アレンのジョヴァンニ、80年代スカラ座のゴールデンキャストです。
ご興味ございましたら、ご覧になられてみて下さい。