世界一美しい歌劇場のニューイヤーコンサート | Bella Italia

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第9回イタリアオペラツアー、7/2[日]ヴェネツィア.フェニーチェ劇場"夢遊病の女"の開演前です。

 

二度の火災から不死鳥(Fenice)のように蘇ったTeatro Fenice di Venezia。

"世界一美しい歌劇場"といわれます。

 

座席数900。音響も良く、劇場のいかめしさはなく、どこか愛らしさを感じさせる佇まい。

昔はgondolaで直接劇場に貴族が乗りつけ、鑑賞していたなど、劇場内部見学の時に話を聞きました。

 

Verdiともゆかりが深く、"椿姫"、"リゴレット"、"アッティラ"等いくつかのオペラが、ここFeniceで初演されています。

 

毎年2日にRai(イタリア国営放送)で生中継されるのがFenice劇場での、concerto di capodanno(ニューイヤーコンサート)。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートとは違い、オペラの国イタリアなので、歌手が2~3人選ばれ、合唱曲、バレエも加わり

新年に華を添えます。

 

2024年はPuccini没後100年のメモリアルイアー。

指揮者に現NHK交響楽団首席指揮者のファビオ.ルイージ(3回目の登場)を迎え、華やかに行われました。

その映像が、Youtubeで、"Concerto di capodnno la fenice 2024"で検索されると、出てきます。

 

指揮: ファビオ.ルイージ

テノール: ファビオ.サルトーリ

ソプラノ: エレオノーラ.ブッラート

スカラ座の看板テノールの一人サルトーリと、世界の歌劇場で大活躍のブッラート、そしてルイージのオールイタリア人cast。

 

1. 合唱曲     ヴェルディ "二人のフォスカリ"

2. 間奏曲   プッチーニ "マノン.レスコー"

3. アリア "星はきらめき"  プッチーニ "トスカ"

4. アリア "歌に生き、恋に生き"         "トスカ"

5. 合唱曲 "闘牛士の合唱"  ヴェルディ "椿姫"

6. イタリア映画音楽アレンジ

7. ハミングコーラス  プッチーニ "蝶々夫人"

8. アリア "ある晴れた日に"     "蝶々夫人"

9. アリア "誰も寝てはならぬ"   "トゥーランドット"

10. バレエ音楽 "時の踊り" ポンキエッリ "ジョコンダ"

11. 合唱曲 "行け、我が想いよ"  ヴェルディ "ナブッコ"

12. フィナーレ   プッチーニ "トゥーランドット"

13. 二重唱 "乾杯の歌"  ヴェルディ "椿姫"

 

Veneziaを舞台としたオペラ"二人のフォスカリ"の開幕の合唱に始まり、定番の"ナブッコ"合唱曲(イタリア第二の国歌)と"乾杯の歌"。

それ以外の曲も全てオペラにまつわる曲。

特にメモリアルのプッチーニの曲が多いのが今年の大きな選曲の特徴です。

これだけオペラの曲ばかり並んだのは、記憶にはありません。

 

キャスティングと選曲。

オールイタリアが感じられるプログラム。

ご興味ございましたら、映し出される"世界一美しい劇場"や、Veneziaの街並みと共にご覧になられてみて下さい。