義母から子どもたち宛てに
お年玉が届いた


子どもたちはまさに現金なものでチュー
送られてきたポチ袋の中身だけを見て
喜んでいたが……


もちろん
昭和のまま生きてらっしゃる義母は
ご丁寧に手紙も添えてくださっていた
子どもたちはおろか
夫すら目を通していないショボーン





宛名は夫の名前になっているし
私宛の封書ではないのだが




ぽつんと残された
その手紙が気になり
目を通させていただいた




子どもたちに向けて


元気に過ごしているか?

お勉強を頑張っているか?


といった様子伺いの文面に続き





おじいちゃんが亡くなり

(義父は今年の9月に亡くなっている)






とても寂しいです






と書かれていた






その言葉に

一人グッときてしまった



義母は義父に対して

未だに愛するという感情を

持っていたかどうか分からないが

連れ添って50年以上経っているからね

 



とても信頼

いつも頼りにしていたのであろう




ということが伺えた気がしたのだ






世の中には

夫が亡くなり

清々したという女性もいるだろう



それはそれで全く批判するつもりはなく

夫から解放され

これからは是非とも

ご自分の人生をいきてください!

と同じ女性として思うが

日本には長く簡単に離婚などできなかった

時代もあったしね




義父はきっと

義母には優しく頼りがいがあり

素敵な夫であったのだろう 



そんな風に感じたのだ






私はそのとき

どう思うのかな?

一人になったときに何を思うのか?






清々するのか

寂しいのか