広げたアルバムの中に
一枚だけ二人で撮った写真がある
どこか少しぎこちない笑顔で
それでも手を握ったまま
微妙な関係だった二人の姿
あの時 僕が君に想いを伝えていれば
二人で笑いながらアルバムを捲っていたのかも
なんて 思っても僕は違う道を選んだ
好きだった だからこそ怖かった
君に伝えてしまうと何故か
幻のように消えてしまいそうで
失ってしまうより
どこかで笑っていてくれるなら
僕はそれでよかった
今でも君は僕を誰よりも大切な人と言ってくれる
そこには親友と好きな気持ちが絶妙に混じり合い
友達や恋人なんていう枠組みの外側にある
曖昧だけれど凄く近い変な関係
あの頃 二人の想いは重なっていた
どちらかが言葉にしていれば今も側にいたかも
なんて 思っても僕は違う道を選んだ
好きだった だからこそ怖かった
君に伝えてしまうと何故か
夢のように消えてしまいそうで
失ってしまうより
どこかで笑っていてくれるなら
僕はそれでよかった
君は今も僕の前で笑う
別の誰かと結婚して幸せになった
僕はその話を聞くたび
何故か嬉しくなる
その笑顔を見るのが僕は好きなんだ
好きだった だからこそ怖かった
君に伝えてしまうと何故か
幻のように消えてしまいそうで
失ってしまうより
どこかで笑っていてくれるなら
僕はそれでよかった