仮面の下は暗闇。 -17ページ目

仮面の下は暗闇。

理解はいらない。

深い森の中で眠ったまま
酷くなるばかりの頭痛に悩まされて
何もかも拒み続けた

声を忘れ 言葉を忘れ
土に帰るのを待つばかり
目を閉じて耳を塞げば
何もないものだと信じていられる

それでも微かに響いてくるメロディは
私の心を揺さぶるの
自然と熱くなる胸と
頬を伝う一筋の涙は
まだきっと心は死んではいないから

強くなってゆく雨脚
何度も体に叩きつけて
いつものように体温を奪ってゆく

歌を忘れ 調べを忘れ
消えてしまうまでこうしているの
目を閉じて口を噤めば
世界なんてあやふやになってしまう

それでも幽かに響いてくるメロディは
私の心を揺さぶるの
徐々に温かくなる体と
瞼の向こうにある光は
まだきっと心は生きようとしているから


闇へと進む世界に
もう私は必要ないのに
何故まだ私は居るの?
何故まだ私を起こすの?


それでも強く響いてくるメロディは
私の心を目覚めさせる
徐々に早まる鼓動と
浮かび上がる言葉達は
まだきっと私は必要とされているから