眠りへと繋がる廻廊
降りてゆけば行くほど
意識も感覚も曖昧になっていく
物語は勝手に展開し
継ぎ接ぎだらけの景色が移ろう
身を任せていれば
いつかは目覚める
そして起きた頃には忘れているに違いない
触れれば消え
声は聞こえない
でもそこは
私だけの領域
毎夜 明滅する意識の中で
深海へと引きずられ沈んでゆく
瞬間的な重圧と浮遊感の連鎖
物語は動かない
五感さえも残っていた
歩を進め 話しかけ
意識ははっきりしたまま
やるべきことをやり始める
触れれば有り
声は聞こえる
ではここは
どこの領域?
時には人探し 時に討伐し
目に見える 匂いを感じ
痛みが走り 味がする
声さえも聞こえ話せるのなら
ここはどこ?
目覚めれば記憶あり
感触も残響の如し
ではそこは
別世界領域