(敬称略)中村恵介(tp),吉本章紘(ts),早川惟雅(as),石田衛(p),若井俊也(b),石若駿(ds)

(1st)
1.Loose Walk(S.Stitt)
2.0117(A.Yoshimoto Original)
3.Body&Soul
4.Moment's Notice(J.Coltrane)
(2nd)
1.Povo(F.Hubbard)
2.Milestones(M.Davis)
3.Duke Ellington's Sound Of Love(C.Mingus)
4.Be Bop(D.Gillespie)
(3rd)
1.Crisis(F.Hubbard)
2.Stella By Starlight
3.What A Wonderful World(L.Armstrong)
4.Round Table(K.Nakamura Original)

日音協の内藤くんの企画による
今後のジャズシーンを担うヤング・ライオンたちのスペシャル・ライブ第3弾です。

やっぱりライブ日記は聴いてすぐ書かないとダメですね(汗)。
あれだけ感動したのに、いざ日記を書こうとするとすっぽり抜けてしまってる・・・
やはりメモ書きですが残しておく。

私の大好きな曲1-1、4。3管だと聴きごたえあるねぇ。
2-1、全く聴いたことありません。マニアックな選曲!
フレディ・ハバードがすごく好きなのね、中村くんは。
2-2はフリーでスリリングなアレンジ。
要所・要所で音を抜いているところが粋。
2-4のキレ味の鋭いds.とpソロが抜群に冴えてた。
ds.の石若くんはまだ19歳!これからが楽しみだね。
p.の石田さん、去年3/25 Max Ionata(ts)4@御茶ノ水Naruで聴いてから
今年の5/10吉本章紘(ts)グループ@六本木サテンドールまで
自分の中で全くのノーマークだったのが惜しいくらい。
これから重点的に聴いて行かねば。非凡な才能に要注目!
3-2で西尾健一さん(tp)がシットイン。
余裕たっぷりのtp.にうっとり・・・

今日のライブはバトル色強いサウンドで、3管の美味しいとこ満載だった。
他の2人に比べて吉本くんは、余裕たっぷりにクールにテナーを吹いているところが印象的だった。
彼は音の引き出しが多いからな~。自身の音に対してストイックなところが素晴らしい。

中村くんは今回が初見なのですが
気持いいくらいガツンと熱いサウンドを聴かせてくれて爽快!
彼の世代でここまでハードにtp.を吹けるひとはいないのではなかろうか。
ハード・バッパーなtp.が好きな私としては
今後も追いかけていくミュージシャンが増えちゃったよ(笑)楽しみです!


(敬称略)長谷川ガク(ds),西川直人(org),西口明宏(ts)

ライブ日記の日付の順番がバラバラですが、思い出したものをメモ書きに。

以前、豪快系テナーサックスのひとのリーダーライブで
西川くんのオルガンを聴いた時、なんとなーくしっくりこなかったのだが
今回のライブを聴いて、その違和感が判明。
彼のようなクールなオルガンはコンテンポラリーな音にしっくりくるのだと。
Jimmy Smithや先日丸の内Cotton Clubへ聴きに行ったTony Monacoのような
熱いオルガン以外私は馴染みがなかったのだが
彼の弾くクールなオルガンも全然アリでした。
Featuringされた西川くんご本人曰く「ゴスペルっぽくしてみた」という
Body&Soulはシビれましたよ!

長谷川くんは去年5/3 堀秀彰(p)3@柏Nardis以来でした。
西川くんとのデュオライブをレギュラーで行っていて
ミニアルバム「Urban Blue」もリリースしてます。
タイトルチューンも今回のライブで演奏されて、カッコよかった!
あー、CD買い損ねたよ・・・

西口くんのテナーはもう何も言うことありません。
同行者がうっとりと彼を眺めていたのも分かる
男も男に惚れるテナー!(女性ファンももちろん多いですけど)

オルガンで思い出した。
Max Ionata Organ3+ Fabrizio Bossoの「Coffee Time」(2010年9月リリース)で聴いた
Luca Mannutzaの弾くオルガンがいまひとつ面白くなかった。
彼の弾くピアノがものすごく大好きなのだけれど・・・
(好きなジャズピアニストを挙げて、と言われたら真っ先に挙がる)。
だから余計に「Lucaはピアノだけを弾いてればいいんじゃ!
オルガンは専門のひとに任せておけばよし!」と思った覚えが。
そうなのです。ピアノの片手間に(Lucaはそんなつもりないだろうけど)
オルガンは弾けるようなもんじゃないのですよ。
最後の曲、2009年に没した伊の素晴らしいts.奏者Gianni Bassoに捧げられた
Herbie Hancockの「Chan's Song」の為に
このアルバムの存在意義があるって言ってもいいかもね。
Maxのts.がBossoのtp.に負けじと聴かせてくれます。
(どうしてもBossoの音に耳が行ってしまいがちなんだけど)
Prince(!)のカバー「Kiss」も聴きどころのひとつ。
こんなアレンジも面白いかもしれないね。

そして今なぜかiTunesで流れているのは
Michael Brecker(ts)の吹く「My One And Only Love」
やっぱりこのひとのメカニカルなテナーがニガテだ・・・
photo:01



ささやかながら、本日のライブで健吾さんを通じて募金。
募金は東日本大震災で親を失った子供たちへ「あしなが育英会」を通じて届けられるそう。
NYから届いたこの赤いリストバンドは赤い羽根の腕輪版。
ライブと募金のお礼に健吾さんが下さいました。

なんて素敵なアイデア!
どんどん広まるといいなー。

健吾さんのブログに活動報告が掲載されてます↓
http://blog.livedoor.jp/kengonakamura/