(敬称略)岡崎好朗(tp),菊池太光(p),中村健吾(b),横山和明(ds)

(1st)
1.Eternal Blue
2.Miyabi
3.アルストロメリア
4.?
5.Dream Hunter
(2nd)
1.Dragon Smile
2.The Perfect Number
3.Missing Link
4.Body&Soul
5.?
(encore)
枯葉

注:2-4とアンコール以外はすべて好朗さんのオリジナル曲です。

好朗さんはベーシスト増原さん率いるWhat's Up?で活躍されてた時
(2005年の5月以前のお話。2005年5月~2008年9月はNYに拠点を移されてました)から
大好きなトランペッターさんです。

1-1:ミドルテンポのゆったりした曲からスタート。水平線をイメージして作ったそう。
1-2:ビッグバンド向けに書いたワルツ。郷愁を誘うメロディに健吾さんのbソロが美しい。
コーダはp.b.ds.で盛大に。素晴らしい!
1-3:曲のタイトルは南米原産の花の名前。ラテン調の曲が情熱的かつクールでカッコイイ!

赤坂B♭のいいところは、2台の液晶テレビが壁にかかっており
ビデオカメラによってそこにステージが映し出されるところ。
太光くんのp.ソロ。リズミカルに鍵盤の上で踊る指の動きがカメラでズームイン。
見ているのがとても楽しい!
太光くんもずり下がるメガネをものとせず、嬉しそうにガンガン弾きまくってた。
(メガネが下がるのはテンプルが合っていないからよ~
メガネフェチとしてはメガネをあげる仕草も大好物なんだけど
演奏の邪魔だろうから調整をオススメするわ)
好朗さんのtp.ソロでもめっちゃ嬉しそうな顔してたな~太光くん。
海野雅威くんがNYに行っている間に
スインギー&ファンキーなp.を堪能して聴くことが出来るのは
太光くんが弾くピアノだけかもしれない。

そして、その後の横山くんのタイトで印象的なds.ソロ!
声を大にして言いたい。

ベースソロとドラムソロは短ければ短いほどいい

長すぎるソロは、ダレて曲のムードぶち壊しです。
横山くんはまだ26歳なのに、このツボの押さえどころがすごい。
そしてこのソロ回しの構成(長めのp.ソロ→tp.ソロ→短めのds.ソロ)がいいね。
好朗さん、リーダーとして曲の魅せ方がよく分かっていらっしゃる。

2-3:トランペッターとしては大盛り上がりのラテン曲。4分の11拍子という難曲。
2-4:長野在住のas.奏者がシットイン。好朗さんのtp.ソロにうっとり・・・
アンコールは好朗さんの速吹きが入った情熱的でアップテンポの枯葉。
健吾さんのボーイング・ソロがうたううたう!素晴らしい~
健吾さんは1時間のリハで、すべて初見の曲をこなした(!)。
さすがNYで19年も活躍していらっしゃる。
「初見で演奏できません」って言ったら、仕事来なくなるからね、NYでは。

最後の最後までピッチがふらつくことなく
表情をほとんど崩さず涼しげにtp.を吹く好朗さんがカッコよすぎる。
しかし2-2辺りから、皆のソロを聴いているニコニコ笑顔の好朗さんが見られてほのぼの。
(いい感じでお酒が回ってきたか?!)

ついついイタリアのトランペッターFabrizio Bossoと比較してしまうのだが
Bossoのように派手な強弱の抑揚をつけず
音飾をコントロールして、スムースで柔らかい力まない音を意識して吹いているのだと思う。

昨年11月にこのメンバーで(注:b.は楠井五月くん)レコーディング済。
秋にはアルバムがリリース(レーベルは未定のよう)予定だそう。
2003年にリリースされたリーダー作「Hank's Mood」のようなキャッチーさは控えめだが
聴きこむごとにグイグイとよくなっていく曲が集まっている。リリースが楽しみだ!

6/2 NHK-FM Session2011収録 :吉田豊(b),加納樹麻(ds)
1.C Jam Blues(必ず収録で演奏される)
2.Drop Me Off In Harlem
3.Birdbath
4.Flappin' From Here
5.My Funny Valentine
6.My Boat For You
7.All The Things You Are
(Encore)Little Girl Blue

6/4 東京倶楽部・水道橋店(夜) :吉田豊(b),加納樹麻(ds)
(1st)
1.I'll Close My Eyes
2.Triste
3.Sack Full of Dreams
4.You and The Night and The Music
5.Darn That Dream
6.Sonny Moon For Two

6/7 池袋Apple Jump :安ヵ川大樹(b),大坂昌彦(ds)
(1st)
1.I've Never Been In Love Before
2.In The Blue Moment
3.The Birthday Song
4.Como Siento yo
5.Cherokee
(2nd)
1.Night and Day
2.Birdbath
3.My Boat For You(君をのせて)
4.Tears
5.St. Thomas
(encore)
多分、Charlie Parkerの曲・・・

海ちゃんが渡米して3年が経つ。一時帰国で聴いたライブは
去年2010年10月末にリリースされたアルバム"As Time Goes By"をひっさげて録音メンバーと
2010年12月6日:Jimmy Cobb(ds),Hassan J.J. Shakur(b)@青山Body&Soul
2009年7月3日:吉田豊(b),加納樹麻(ds),レイモンド・マクモーリン(ts),ティファニー(vo) @御茶ノ水Naru
がありました。マメにライブ日記はつけておくもんだな。

(オマケ・渡米直前のライブ)
2008年2月20日:鈴木”チンさん”良雄(b),Mark Taylor(ds)@御茶ノ水Naru
超大御所なのにご自身でフライヤーを客席に配りにいらっしゃったりと
チンさんのお人柄にノックアウトされっぱなしでした。
(オマケその2)
2007年12月30日:海野俊輔(ds),海野雅威(p),安東昇(b),植松孝夫(ts)
@うみしゅんくんのライブアルバムレコーディング(場所忘れた)
海ちゃんはRhodesも弾いていた。貴重だったな~このアルバムです↓

Beautiful Friendship/海野俊輔
¥2,500
Amazon.co.jp

二人は同じ苗字ですが血縁関係はないし
読み方も「うみの」「うんの」と違うのですのよ。

アズ・タイム・ゴーズ・バイ/海野雅威
¥3,000
Amazon.co.jp
今回もこちらのアルバムからの選曲多し。

海ちゃんのピアノのタッチ、ホントに丁寧で美しい。
最大限にピアノを美しく鳴らすことに関しては、若手では彼が一番ではなかろうか。
高音のピアニシモの一音一音がデリケートに響くのを聴く度に、こころが震える。
猛烈にスイング&ファンキーな彼の個性際立つプレイスタイルは、昔から全くブレていない。
素晴らしい!!この若さ(今年で31歳!)で既に完成されているのだ。

Apple Jumpでの安ヵ川さんのオリジナル曲”The Birthday Song”でのバッキングに悶絶。
沢田研二のデビューシングルである「My Boat For You(君をのせて)」では
海ちゃんがつむぎ出す繊細なピアノの音に合わせて
妙齢のご婦人がたのため息があちこちから漏れて・・・

東京倶楽部(夜)は都合で2ndは聴けなかった、残念。
また6/4 昼のソロピアノではLush Lifeなど演奏したそうです。これも聴きたかった!!

まだまだ感想はあるけど、とりあえずこの辺で。また後日書きます。
(1st)
1.Naima
2.Good Bait
3.Palegreen(A.Yoshimoto original)
4.Dreams of a paper rose(A. Choulai original)
5.Tico Tico
(2nd)
1.Chelsea Bridge
2.DiDi(A.Yoshimoto original)
3.Boston Subway(A.Yoshimoto original)
4.Tennessee Waltz

アップルジャンプにてのデュオプロジェクト5回目。
私、皆勤賞でございます。

吉本くんの吹く1-1がすごく好きなのよねぇ・・・
テナーが持つ独特の色気のある音を十二分に堪能できる曲。
先日の古谷くんのライブ日記にも書いたけど
情感・こころ掻き立てられるセンシュアルな音を出すことは
ミュージシャンにとって重要課題です(勝手にそう思ってます)。
彼は着実にモノにしてます、素晴らしい!

1-2、吉本くんが緩急つけて吹くテーマに
Aaronが息ピッタリのテンポでフリーに音を乗せていくのがファニーで楽しい!

1-3、去年の7/31大久保Boozy Museでのライブを皮切りに
8~9年ぶりに演奏された吉本くんのオリジナル曲。
それ以降は、彼のリーダーライブの時には、ほぼレギュラーで演奏されてるのではなかろうか。
ピアノ~テナーソロに流れる時、スローテンポで二人の音が絡んでいくところが気持ちいい。

1-4、Aaronが16歳の時に書いた曲だそう。
この曲を聴くたびに「一体どんな16歳だったんだよ?!」 って
ツッコミ入れたくなる完成度の高い曲で・・・
Aaronのプレイスタイルはユニーク・唯一無二だけど
オリジナル曲はもっとユニークなタイトルのものが多い。
「俺のものは俺のもの、おまえのものは俺のもの」(ジャイアンかよ!)
「入り口と入り口の間の人生」とか。もっと演奏してちょうだい~

1-5はブラジルのショーロという音楽の曲。
吉本くんの奏でる哀愁を伴ったテーマとAaronの刻む跳ねるようなリズムの音が爽快。

2-3、私の中ではハイライト。
普段はカルテットで演奏されるこの曲がデュオで演奏されるとまた違った味わい。
ピッタリと寄り添うピアノ、太くのびやかなテナー。
デュオの醍醐味をたっぷり味あわせてもらいました。

2-4、テネシー・ワルツ!「結婚式でよく演奏するよね」
とAaronと吉本くんがMCで話してました。
(そうなの?最近結婚式にはとんと出席しないのでわからん・・・)
Aaronのピアノ、素晴らしい!
ちょっとだけソシアルダンスを習ってたので、これをBGMにワルツ踊りたくなったぞ(笑)

ご本人たちも言ってましたが、それぞれのセットの最後の曲は
お二人のチョイスにしてはとても珍しい。
吉本くんは最近ブラジル音楽やクラシック音楽をよく聴いているそうで
二人の自由なデュオプロジェクトに、ぜひ今後も取り上げて行ってほしいですな。

そしてサプライズでハッピーバースデーをお二人に演奏してもらいました!
日本音楽家協会 の内藤くんの粋なはからいで、美味しいケーキも頂きました。
吉本くんの日記 にも載せてもらってますので、ご覧下さいませ~
 

そして池袋アップルジャンプ のマスターからは、お店のオリジナルポロシャツを頂きました!
サイズピッタリでびっくり。これ着てお手伝いさせてもらおうかしら(笑)

Basie Straight Ahead!-アップルジャンプポロ

こんな嬉しい誕生日祝いは初めてかも。
誕生日当日は風邪をひいて寝込んでたので、余計に嬉しくて涙ちょちょ切れました。
今年の幸せはここで全て使い切ってしまったかもしれません?!