サマーソニックの前夜祭とも言える、ソニックマニア (←オフィシャルブログ)。行って来た!

「幕張まで遠い」「オールナイトイベント」「目当てはPrimal Screamのみ」「ひとがいっぱい」
など自分にとってのマイナス要素ばかりで、ギリギリまで行くのを悩んでいた。

しかし今回逃したらきっと生で聴けないだろう「"Screamadelica"再現ライブ」が決め手。
"Screamadelica"は私の青春時代を彩った、繰り返し繰り返し聴いた1枚。
(アルバムについて詳しくは、wikiのスクリーマデリカ のページを参照)
20周年記念盤のこれは、My Bloody Valentineのケヴィン・シールズもリマスターに参加!
そういや、マイブラ自身のリマスター盤、発売がずっと延びてるんですが・・・いつ出るのよぉ~(涙)
アフリカン・アメリカンの少年の写真が印象的だった"Dixie Narco Ep."も
Disc2として収録されているので、これはお得!
ジャケデザインが印象的ですが、wikiによると描いたひとは自殺しちゃったみたい・・・

Screamadelica: 20th Anniversary Edition/Primal Scream
¥1,875
Amazon.co.jp

さてさて、ライブのSet List

1.Movin' On Up
2.Slip Inside This House
3.Don't Fight It, Feel It
4.Damaged
5.I'm Comin' Down
8.Higher Than The Sun
9.Loaded
10.Come Together
11.Country Girl
12.Jailbird
13.Rocks

22:30~0:00までみっちりとプレイ!
Movin'~のイントロギターカッティングを聴いたら、自分の中で何かがぷつっと切れた。
その後は阿呆のように踊りまくり!
Don't Fight It~をvo.付きで聴けて涙出てきた。
正直11~13は蛇足だな。スクリーマデリカ1本でやって欲しかった。
でも会場で一番盛り上がったのは"Rocks"かもしれんけど。
ボビーは黒いスーツに赤いシャツ、マラカス振ってひょろひょろ長身ボディをくねくねと動かしてた。
ルックスは20年前と変わらないようにみえる、でももう49歳だよ。私も歳を取るわけだ。
そういやこのバンドはマニ(b)元Stone Rosesやバリー・カドカン(g)現Little Barrieもいる
スーパーバンドなんだな・・・

そうそ、プライマルの前にAlan McGee DJ setにいたのだが、20分しかいなかった。
聴いてた音友によるとセットリストはマイケル・ジャクソンとかやる気の見られないもの
(そりゃそうだよなー、自己保有のレーベル・Creationの看板アーティストと
タイムテーブルがかぶってるんだもん。しょっぱなもUnderworld流してたし・・・)
だったので、特筆なし。残念。
しかし9月上旬に代官山unitで単独DJイベントがあるらしいので、そちらに期待。

燃え尽きた後そのまま帰るのが惜しくて、808STATE(DJ Set)へ移動。
軽く体を動かして熱を冷ました後に
やっぱりちょっとは聴いておきたかったのでUnderworldへ。
ステージ全体が見渡せる後方で聴いてたのだが、ここでも自然と体が動いてしまう。
さすが聴かせる&観させる&踊らされるねぇ!
でもちょっと飽きてきた頃に、ハシェンダエリアから漏れてきた音に魅かれて移動。
Andy "Fletch" Fletcher of Depeche Mode DJ setだった。
全くノーマークだった分、実はこれが一番楽しめたかもしれない。
ふくらはぎがつるまで踊りまくり!
これよかったね"Just Can't Get Enough" (←Youtubeの動画)
音に体が溶け込んで踊りまくって、自分が自分でなくなるような感覚を味わえて爽快だった。
なんなんだろう、この不思議な感覚は。

室内イベントである程度エアコンが効いてて快適だったけど
命を助けられたのはこの二つ。

Basie Straight Ahead!-エリもとひんやりシート

桐灰化学の「エリもとひんやりシート」
首に巻くタイプではなく、シャツの襟の裏に貼りつけるタイプ。
全く違和感なくすっきりして、汗をかくとメントールが効いてすーすー気持ちいい!
6枚入りで600円くらい。楽天にはないみたいだけど・・・イトーヨーカドーで購入。

ロッテ 暑中塩飴袋10入
¥1,512
楽天
1袋160円くらいでコンビニで購入。
夕飯はウィダーインゼリーしか食べれなくて、ライブ中何度エネルギー切れになりそうだったことか!
でもこれのおかげで汗で失ったミネラル・塩分が補給できて、ライブを乗り切ることができた。

会場内のドリンクエリアが激混みで長蛇の列。
1つのブースを残して、0時でドリンクブースは終了(結局購入に至るまで30分以上並んだ)。
ビールも何杯も汲み置きしてるし・・・結局ポカリ500mlを注文してお茶を濁す。
ドリンクチケット500円でだよ!あ~あ。
動線も悪いし、客質も悪い(ごみは床に捨てられ、禁煙の客席でタバコを吸う馬鹿が)。
こういうロックイベントにはうんざり。
ビールが飲めなくて悔しいので、今から自宅でひとり打ち上げ、乾杯です!

Basie Straight Ahead!-BEER


本当は今夜は大村亘(ds)Trio"Introspect"リリース記念ライブ@横浜関内KAMOME に行くはずだったけど
さすがに足の筋肉痛が酷くなったので、見送り・・・残念!
"Introspect"素晴らしいアルバムです!
コウくんはドラマーとしてだけではなく、音楽家としての力量を
このデビューアルバムで存分に発揮しております。要注目!!
Introspect/大村 亘
¥2,500
Amazon.co.jp
締めくくりとして、ソニマニに来て思ったのは
この10分の1でもいいから、ジャズファンが増えないかなぁってこと。
コウくんを始め、素晴らしい若手ジャズミュージシャンにもっとスポットライトが当たって欲しい。
自分もそのお手伝いが出来ないか、色々暗中模索中。
うん、やっぱり一番、ジャズを愛しているんだな。
さっぱりブログを更新していませんが
そこそこジャズライブに足を運んでおります。
2011年1~7月まで合計48本・・・
手帳を見ると、10月までジャズライブの予定がビッシリです!
どれだけ行けるか分からないけど(汗)

8/6 Summer Jazz Revolution@大手町日経ホール
吉本 章紘(ts),西口 明宏(ts),黒田 卓也(tp),佐藤 浩一(p),池尻 洋史(b),大村 亘(ds)
私のお目当ては上記Jazz New Waveの彼ら。
(最近は彼らが参加しているライブを中心に、ジャズライブへ行っているな・・・)
今回はサマレボのみのスペシャルユニットで
誰がリーダーでもおかしくない強力な個性を持ったメンバー。
1.Boston Subway(A.Yoshimoto)
2.Unlock(T.Kuroda)
3.Masamune(A.Nishiguchi)
全て彼らのオリジナル。3曲のみの演奏でしたが、観客に強い印象を残したはず!

8/8 Monday Jazz Night@新大久保サウンド風雅
吉本 章紘(ts),Aaron Choulai(p), 清水昭好(b),太田耕平(ds)
(1st)
It's a Blues
How about this cat?
All the things you are
(2nd)
The way you look tonight
Palegreen
Sky Dance
Summertime

曲順バラバラかもしれないけど・・・
吉本くんオリジナル中心のセレクト。
交通渋滞で1stに清水くんが間に合わないトラブル。
しかしテナー・ピアノ・ドラムのあまり聴けないトリオを聴けて
オーディエンスは得したかも?!
Palegreenのアレンジはよかったなぁ。
吉本くんとの相性がバッチリ合う、Aaronのピアノ最高です!

9月から本格始動する”Monday Jazz Night”若手がガンガン活躍します。
これを聴かずして日本のジャズシーンを語れません。
ジャズファンなら(ジャズファン以外も)必聴です!
サイトはここ↓
http://mondayjazz.blogspot.com/

彼らのような素晴らしい若手が活躍すれば、日本のジャズシーンの未来は明るい!
ぜひ皆さま足をお運び下さいませ。

ここ7~8年はジャズばかり聴いており
10~20代の頃に聴いていたPunk,Pop,Rockからとんと遠ざかっていた。
確かTwitterでDavid Byrneの最新ライヴ・コンサート・フィルム
「Ride,Rise,Roar」先行上映会があると知り
そういや(後追いだけど)高校の頃はTalking Headsが好きだったなぁと思いだして
なんとなくふらりと寄ってみた。

渋谷UPLINKは初めて行くところ。
道玄坂を登り渋谷の喧騒を抜け、東急文化村のさらに奥にある静かな通りに面している。
カフェ・レストラン「TABELA」、映画館「X」、イベント・展示・試写会などを行う「FACTORY」
こじんまりしたこの3つの施設があり、落ち着いたよい雰囲気の場所だ。
上映会が催された「FACTORY」はHPによると60~70席収容できる。
(今回は8~9割程埋まっていただろうか)
小さなレジ・ドリンクカウンターの横ではミニ・ギャラリーを併設。


DVDインフォメーションより抜粋:
”ブライアン・イーノと共同制作した『Everything That Happens Will Happen Today』のツアー
「Songs of David Byrne and Brian Eno Tour」の模様を中心に撮影された新作ドキュメント映画。
トーキング・ヘッズ時代の過去の名作からイーノとの新作まで、ヘッズ・ファンにはたまらない選曲。
監督はYahoo!、Rolling Stone.com、MTV他をクライアントに持つ
超有名デザイナーのデヴィッド・ヒルマン・カーティス”
とのこと。

ダンサー・Byrneたちミュージシャンの衣装はすべて白。
色だけは統一で、シャツ・Tシャツ・パンツ・スパッツ・ドレスなど衣装スタイルは多様。
それがカッチリとハマリ過ぎなくてよい。
舞台のライティングにより、衣装の白が効果的に映える。
椅子やギターの小道具を使うこともあるが
大きく手を振り回し、ジャンプやステップを踏んだりと振付自体はシンプルだと思う。
奇妙・奇抜さがない振付。とても好感が持てる。
(私は現代舞踊の大げさな振付が苦手だ)
メロディ・リズム・ビートにピッタリと合い、わざとらしさが全くなく自然である。
振付家はByrneの音楽世界を正確に理解しているんだと感心した。
Byrne自身も腰を回し、ステップを踏み
彼の足の下をダンサーが滑ってくぐり抜けたりと、ダンスに加わっている。
ギターを弾きながら腰を揺らすと、着用しているバレエのチュチュが揺れてキュート?!

Talking Heads初期よりまんべんなく曲がチョイスされててそれもよろしい。
ダンサー・振付家(彼女の話が興味深かった)・Brian Enoのインタビューも挟まれて
ドキュメンタリーフィルムとして、ライブが創り上げられる過程を知ることが出来て面白いが
残念なのは、ライブ映像のカット割りが多すぎて
せっかくの振付がとぎれとぎれにしか見えないこと。
ライブのスピーディさ、生々しさ、迫力は十分伝わってくるのだけれど。
しかし、Youtubeにロング~ミドルの固定カメラで撮った映像が
たくさん上がっているので、それを観れば一件落着、か?

私が一番大好きな曲はTalking Headsのこの名盤に収録されている
Remain in Light/Talking Heads
¥765
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「The Great Curve」
↑Youtubeで2009/7/27にイタリア・サルデーニャ島のCagliari(カリャリ)にある
ロマーノ円形闘技場にて行われたライブが観れる。
イントロでByrneがギターをかきならし、わずかに腰をゆらすだけで
緊張と官能がぞくぞくっ!とからだを駆け巡った。
アフロ・ファンクのリズムがたまらなーい!
間奏の歪んだギターソロとか、以降のコーラス部とか
カッコよすぎて、ごはん3杯はイケちゃいます。

【日本語字幕入・日本版】ライド・ライズ・ロウアー/デヴィッド・バーン [DVD]/デヴィッド・バーン,David Byrne,ブライアン・イーノ
¥3,780
Amazon.co.jp

上映会観終わって家に帰った後、早速注文。
届いたら爆音で観るのですよ!!

2009年1月27・28日に東京・渋谷AXでライブがあったそうで・・・
なぜ私はその場所にいなかったんだ!(涙)

ググってもダンサーなどの詳しいパーソネルがさっぱり分からんので、DVDが届いたら追記しよ。


おまけ:
「BYCLE DIARIES」という本を出版してる自転車好きのByrneは
DVD最後のVideo Clipでは、ご自身が自転車に乗っている。
こういとこが私のツボをついてきて、好きなんだよなぁ・・・
メガネ(老眼鏡か)をかけてリハしてるところもたまらなくよかった(笑)