もがいて もがいて

けっこう ガンバってたのにな


そんな時には

道は 拓けなくて


少しアキラメた 今

こんなふうに

新たに

道が 拓けてくるなんて


何かさ

ちょっと 皮肉じゃない?



アキラメたんじゃなくて

ガンバり方を変えたんだよ


なんて 貴方に言われた言葉

受け入れちゃうよ?


いつも ありがとね



じゃあ 私は

この道を行くから

また どこかで

会えたら いいね


その時の私は

また 一味 違うと思うよ?



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僕も

この大空に

これでもかってぐらい

でっかい筆で

果てしない理想(ゆめ)を

描きたい

何を愚かな

と そう言われるかも

しれないけれど


私には

この選択肢しか

なかったの


この選択肢しか

なかったと 思ってたの


これが

私の限界だったの


この限界の壁は

私に立ち向かえるものだなんて

考えもしなかったよ


それが

それこそが

私の心の限界

だったんだよね


今なら

今なら ね

それが身に沁みるよ


今の私なら

あのときの あなたの言葉が

分かったと思う


今の私は

その壁を超えちゃったから


よくある悩み

巷にありふれた悩み


それでも

いざ 私が渦中にいるときは

こんなに苦しいんだね


やっと あなたの気持ちが

理解(わか)ったような

そんな気がするよ


だから

今は これで いいのかも


また 会えるようになったら

嘘なく 笑ってもいいかな


そこに 君がいるから

だから 僕は

今日も幸せなんだと思う


そこに 君がいるから

ここに もう理由はないんだ


ただ 僕の理由が君なんだ

駅の雑踏の中にあって

バーゲンセールの雑踏の中にあって

また 友だちと久しぶりに会う中で

そして 田舎で家族と過ごす中で


この悲しさを感じるのは

果たして 僕だけなのだろうか


実は 多くの人が

人知れず

感じているのでは ないだろうか


家族と会える その久しぶりの幸せの中に

友だちと会える その久しぶりの幸せの中に

買い物をしている そのささやかな幸せの中に

また次の出会いを約束して別れる その楽しみの中に


人には見せられない 悲しみを

そっと 隠しているのではないだろうか


その雑踏の中の 悲しみを

感じているのは

本当に 僕だけなんだろうか


この世の中の 多くの悲しみを

癒したいと思うのは

本当に 僕だけなんだろうか


この溢れくる 悲しみを

消してあげられない無力さを

噛み締めているのは

本当に 僕だけなんだろうか


街は 華やかに彩られ

さも 楽しげに振る舞っている


その陽気さに隠されて

苦しむ人の 切なさよ


そこにある悲しみを

僕は どうにもしてあげられないのだろうか

僕は 僕の悲しみにすら

持て余しているのだろうか


なんと 悲しみが多い世の中なんだろう

なんと 僕は無力なんだろう

僕も 誰かの悲しみに寄り添って

涙することしかできないなんて


そこにある悲しみは

ああ 僕の悲しみでも

あるかもしれない

実家までの 電車の中で

僕は 降りしきる雪を見る


明日の朝の 雪かきを思って

少し ため息が出た


けれど 心には

じわりと 懐かしさが広がる


母は 元気だろうか

父は 達者だろうか

田舎の皆は どうだろうか


ゆっくり走る ローカル線の電車の中

僕は 目を閉じ

幼い想い出に浸(ひた)る


田舎の駅まで あと少し

電車と一緒に

僕も ゆっくり昔に戻る


懐かしい駅まで あと少し

僕は

広がった懐かしさに

すっぽりと くるまれ

小さな電車に 揺られていた



あったかい幸せ

私の 幸せ


腕の中には

私の 赤ちゃん


さっきまで泣いていたのに

もう すやすや お昼寝中


小さな鼻で

一生懸命 息をしている

私の 赤ちゃん


小さいのにね

すごく あったかい

私の 赤ちゃん


小さい おててで

私の指を しっかり握る

私の 赤ちゃん


あったかい

すごく あったかい幸せが

私の腕の中にある



知ってる

私 知ってる


私が逃げてるだけなの

本当は 向かい合わなくちゃ いけないの


それも 全部

分かってる

知ってる のに


まだ

まだね

勇気が出ないだけ


ああ どうせ

すぐそこに問題があるのに




ああ

そろそろ

リミットかな


つらいけど やるしかない

今 ようやく私は

リングに手をかける


多分 傷つくし

痛いし 苦しいし


けど いつまでも

逃げられるわけじゃないから


リングをくぐると

すぐに

開始のゴングが鳴った



外の冷たい風から

私を 守ってくれるマフラー


まるで あなたみたいだね

と笑ったら


絶対に こっちを

向いてくれないね


私は また

ふふふ と笑って

あなたの手を

かたく握るの


握り返す あなたの手の

温かさが マフラーみたい