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人生後半になった
私の心の片付け書いてます
前回の続きです
父が堂々としていないと思った時
それは……
ずいぶん前の時ですが
私の結婚式の親族代表の挨拶の時
私は婿取り 挨拶は父の役目
クライマックスの時ですよ
町のお偉いさんもたくさん列席してる
親族もたくさんいるその場所で
全く喋れなくなって
しどろもどろ
挨拶をすることは
決まっていて分かっていたこと
練習だってできただろうに
恥ずかしいやら
情けないやら…… 
この時はかなり腹が立った
この時何が起きていたのか
見事に父は私を旦那に渡してくれた
父に求めて得ていた安心感を
旦那に移してくれた
そして
当時私は家業を発展させなければ
私がどうにかしなくちゃ
その想いの中にいた
父はこのことで
ここから先に上手く行かなくても
若い私達のせいだけではないと
周りに示してくれた
私の責任を減らしてくれたのだ
何年か後 私はこの家を
旦那と共に出ていく
自分達の未来を切り開きに
父は経営者としては
堂々としてなかったけど
家族には 自分の親族には
堂々としている姿を何回もみせてくれていた
私にも 本当にどうしようもなくなった時
与えてくれた安心感は半端なかった
父は家族に価値が高い人だったのだ
③に続きます