安倍首相の外交を見ると多くの国々との首脳会談が持たれ、関係を強化しているようです。

 

時事通信によると、13日に、フィリピンでトランプ米大統領がASEANとの首脳会議に臨み、冒頭に「真に開かれたインド太平洋の実現に向け、皆さんと協力するために来た」と述べ、引き続きアジア地域へ関与していくという姿勢を示しました。

また、トランプ大統領はドゥテルテ大統領と40分間の会談を行っていますが、フィリピン側が警戒していた人権問題については触れず、初顔合わせは上手くいったようで、打ち解けた様子が伝えられました。

 

議長国フィリピンのドゥテルテ大統領は首脳会議で、米国とASEANが連携していく重要性を強調。

夕食会では、トランプ大統領がドゥテルテ大統領に「ロドリゴ」とファーストネームで呼び掛け、米比関係の改善をアピールしたとか。

さらにスー・チー女史と立ち話する姿もみられたそうです。

 

 

トランプ米大統領は13日には、マニラでインドのモディ首相と会談。

 

トランプ氏は冒頭、モディ氏を「われわれの友人になった。素晴らしい仕事をしている」と称賛した。

モディ氏は「インドと米国の関係は目覚ましい速度で発展し、より深く包括的になっている」と応じ、さらに幅広い分野での協力に期待を表明した。 

(時事通信 2017年11/13抜粋)

 

2国間関係の強化を確認した、ということですが、モディ首相も精力的に首脳会談を行っているようで、画像付きでツイートをしています。

日米豪での三カ国会談も行われて、協力関係強化が確認され、インド太平洋戦略が進められる事に弾みをつける形になっています。

親中派政権の豪州でも、時事通信によると豪州のブランディス司法長官が14日、議会上院で、外国の不当な政治介入を阻止するため、外国人からの政治献金の禁止を盛り込んだ法案を年内に議会に提出する方針を明らかにした、ということです。

具体的に言及はしなかったようですが、中共ぐらいしか…(-ω-;)

 

豪州で活動する中共を批判する本の発行を、何らかの圧力で出版社が自粛する、ということが実際起きています。

 

どうしても、日米豪印の動きを黙ってスルーする事が出来なかった中共…

(*´∀`)

13日の耿爽・副報道局長の記者会見で日米豪印4カ国が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」について、「政治的で排他的な手段にすることを避けるべきアル」と不快感を示したそうです。

 

同戦略は中国主導のシルクロード経済圏構想「一帯一路」に対抗する枠組み。

耿氏は同戦略を「あいまいな概念」とし、「こうした主張は、開放的かつ寛容で各国が共に利益を得る協力に役立つものであるべきだ」と指摘。

「第三国に対するものでないよう望む」とクギを刺した。 

(時事通信 2017年11/13抜粋)

 

第三国って?あいまいな概念?中共は太平洋に面してないと河野外相がハッキリ言ってましたが・・・

太平洋とインド洋に面してる国々の取り組みに何を神経質になってるんでしょうか~(゜∀゜ゞ)

 

余裕の無い中共は、台湾の環境担当閣僚がドイツのボンで開催中のCOP23の気候サミットに出席しようとしたところ、門前払いする嫌がらせをやらかす?

 

台湾外交部(外務省)が13日に中共の圧力とする見解を示しました。

 

同部によると、台湾の代表団を率いた李応元環境保護署長(環境相)が現地時間12日に開催された同サミットにオブザーバーとして出席しようとしたところ、会場入りを拒否されたという。

それ以外の台湾の関連省庁やNGO関係者らは出席を許された。

国連加盟国でない台湾は、同条約へのオブザーバー参加を目指しているが、中国の反対で実現していない。

中国外務省報道官は13日の記者会見で、李署長が同サミットへの出席を拒否されたことについて、「台湾が国際活動に参画する場合は『一つの中国』原則に合致していなければならない」と述べ、事実関係をおおむね認めた。 

(時事通信 2017年11/13抜粋)

 

いちいち台湾への妨害活動をしている中共は、今回、安倍首相が台湾代表とベトナムで会談した事も批判しています

( ̄∇ ̄)

米華字メディアの多維新聞は、「安倍晋三首相がベトナム・ダナンで中国の習近平国家主席と会談した数時間後に『身を翻すように』台湾の政治家と会談した」とし、「中共政府の批判を招く可能性がある」と伝えました。 

 

記事によると、米ブルームバーグは12日、「安倍首相は、習主席が台湾問題をめぐる過去のコンセンサスを破らないよう警告した数時間後に、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の台湾代表の宋楚瑜氏と会談した」「安倍首相は孫氏との30分の会談で、『台湾は共通の価値観と緊密な経済関係を有する重要なパートナーだ』とし、両氏は、日台関係が過去1年にわたり進展していること、引き続き関係深化を図っていくことなどで一致した」と伝えその上でブルームバーグでは「安倍首相は、北朝鮮の脅威に対し中国との協力深化を望んでいるとしているにもかかわらず、今回の台湾代表との会談は中国から批判を受けるリスクがある」と批判したとか。

 

中共がブルームバーグに言わせてる感がありますが、だから何?て感じですね。

(゜∀゜)

日本の国益を考えたら台湾との関係を強化するのは当然。

 

宋氏は安倍首相に対し、地域の経済連携の枠組みへの参加意欲や国際参加への立場を表明し、安倍首相はその主張を支持する立場を示したという事です。

 

安倍首相は「台湾は価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーだとし、両氏は引き続き台湾と日本の各方面における関係深化を図っていくことで一致した。

 

両氏は昨年ペルーで開かれたAPEC首脳会議の際にも会談を行っている。

今年の会談では、過去1年間で双方の交流と協力が進んだことを確認。

会談は約30分間行われた。

 

APEC首脳会議は11日に閉幕した。宋氏は同日夜、国際記者会見に出席し、今回同会議に参加した目的は政治的突破を図るためではなく、台湾経済を世界と同調させることを目指したと語った。

10日にはAPECと東南アジア諸国連合(ASEAN)の代表による非公式対話が初めて開催された。

宋氏は各国・地域の代表者と交流でき、東南アジアや南アジア諸国との関係強化を目指す「新南向政策」を進める上で非常に有意義だったと話した。

宋氏は12日、ベトナムから帰国した。(中央フォーカス台湾2017年11/12抜粋)

 

さらに、2017年11/14、多維新聞では、トランプ米大統領がベトナムなどと中共が領有権を争う南シナ海問題の仲裁に意欲を示した事に対して「中共は冷ややかに突き放したアル」と伝えたとか。 

 

信用ならない中共。

トランプ大統領の訪中前の7日に親善試合で来ていた米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)のバスケットボールチームに所属する選手3人を、宿泊していた浙江省杭州市にあるルイ・ヴィトン店舗でサングラスを盗んだとして7日に逮捕、トランプ大統領が訪問中の8~9日にキンペーに対し事件の迅速な解決を米国が要請し、中共側は、すぐ保釈したことが明らかになったと13日のワシントン・ポスト(電子版)で報道。 

 

キンペーがセコく恩を米国に売った?

なんだか、演出っぽいですね、このタイミングでだと、感謝するより警戒しそう、逆効果のような気も…

(; ・`д・´)

トランプ大統領はベトナムでも、フィリピンでも、キンペーに近寄ったりしてなかったような

 

産経新聞によると、南シナ海問題に触れなかったため、米国の具体的な戦略が見えないまま一部加盟国と中国との攻防は水面下で激しさを増しそうだとして、期待はずれという論調で批判的な評価をしていましたが、 フィリピンのカエタノ外相は、トランプ氏が商売の経験から取引にたけた人物だとして、「仲介役」として関わるとした発言を「大変に親切で、寛大な申し出だ」と歓迎しています。

中共がこのトランプ大統領の外交を批判していることからも、米国の南シナ海問題への仲介役の申し出は中共にとって嫌な事のようです。

 

■記事によると、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は13日の定例記者会見で、トランプ大統領が訪問先のベトナムで南シナ海問題の仲裁に意欲を示したことについてコメントを求められ、「地域外の国家は、地域の国家が南シナ海の平和を守ろうとする努力を尊重すべき」と述べた。 

記事は「関係当事国による話し合いこそが解決の道だというのが中国側の認識のようだ」と伝えている。

(RecordChina2017年11/14抜粋)

 

日米で中共の嫌がる事を色々とやったようで、中共はベトナムに「我々は兄弟国アル」と首脳会談で語りかけたんだとか。(^-^;)

 

一方、13日、フィリピンで李克強首相と安倍首相が首脳会談を行いましたが、尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域中共海警局の船が4隻、航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認。

 

10日以来、ということですから日米の演習中だけ控えていた?

 

属国化一直線のムンムンは、ベトナムで「来月シナで中韓首脳会談を行うニダ」という発表をしていましたが、韓国政府が一方的に発表したアル、と中共の新聞で批判されてるようです。

 

2017年11月13日、ベトナム・ダナンで11日行われた中韓首脳会談をめぐり、中国共産党系の環球時報は「韓国側が一方的に韓国大統領の来月の訪中を発表した」と報じた。 

 

記事によると、習近平国家主席と文在寅大統領の会談について中韓双方はそれぞれ関連のニュースを伝えた。

うち、韓国では聯合ニュースが「韓国大統領府は11日、文大統領の来月の訪中を発表。

両国関係の発展などについて中国側と広く意見を交わす」と報道。

中央日報は「中国側のニュースリリースには『中国は韓国外相の今月の訪問を歓迎する』とあるだけで、大統領の来月の訪中には触れられていなかった。

これについて、中国は中韓関係回復のリズムを整えているところとの見方が出ている」と報じたという。 

 

中韓関係は韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)導入による冷え込みが続いていたが、両国は先月末に関係を修復することで合意。

韓国・ニューシスは「合意後初となる今回の会談は注目を集めた」と指摘し、韓国日報は「中国による“THAAD報復措置”が近く解除されるという楽観的見方が急速に広がっている」と伝えたという。(RecordChina2017年11/13抜粋)

 

この無慈悲な現実を見ても、なぜかムンムンは外交上手、素晴らしいニダ、誇らしいデヨ、ということで支持率が80%に上がったんだとか。

 

へ~( ̄∇ ̄;)

 

韓国はよりにもよってこのタイミングでコウモリ外交。 

 

ロイターによると、12日の夕食会では、議長のドゥテルテ大統領が「われわれは友人でなければならない。南シナ海(問題)はそのままにしておいたほうが良い。どの国も戦争を始める余裕はない」と発言。

領有権問題を取り上げないようにして、友好ムードの演出に努めたと報道されています。

この発言を受けての米国の「仲介役」の申し出で、さらに日米が提唱するインド太平洋戦略の中に南シナ海、東シナ海も含まれると考えるのが普通、中共が望むように2カ国間だけで解決する時に、日米側寄りで米国が仲介役としています、というのは被害国側に有利になるのでは?。日米としても北朝鮮問題とインド太平洋戦略でASEAN諸国の協力は欲しい。

安倍倍首相は13日午前にトランプ米大統領とターンブル豪首相と首脳会談を行い、意見交換。

午後には中国の李克強首相、フィリピンのドゥテルテ大統領などとそれぞれ会談し、日・ASEAN首脳会議や日・メコン首脳会議にも出席。 

日本はASEAN加盟国10カ国すべてが北朝鮮と外交関係を持っているという事ですから、北朝鮮への国連安全保障理事会の制裁決議の完全履行を求め、「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けての協力を呼びかけています。 

 

産経新聞によれば、12日午後にマニラ入りしたマレーシアのナジブ首相、インドネシアのジョコ大統領と相次いで会談し、北朝鮮に対し緊密に連携する方針を確認。 

 

安倍首相は各国首脳と安全保障分野での協力を強化する考えで、インドネシアに対しては海上保安庁にあたる海上保安機構(バカムラ)に対する日本の協力が近く始まることを伝えたということです。

 

 

ASEAN諸国が海洋国が日米豪印の新しい枠組みを選べるようにして、やんわりと中共を取り囲むように、実は南シナ海・東シナ海への関与を深めている?

(*´ω`*)