韓国で、他では有り得ないような歓迎を受けたトランプ大統領ですが、韓国側の用意したホテルを断って専用機で宿泊、という情報は、FakeNewsだったようで、パーク・ハイアットホテルに宿泊したということです。

しかし、用意されたホテルに向かう途中、車列にペットボトルなどが投げ込まれ、逆走してコース変更。

トランプ米大統領は7日夜、韓国大統領府であった文在寅(ムンジェイン)韓国大統領主催の夕食会からソウル市内のホテルに帰るルートを変更した。

ソウル地方警察庁によれば、トランプ氏の訪韓に反対する市民らが市中心部に集まり、道路にペットボトルやペンライトを投げ込んだためという。

外国からの賓客のルート変更は異例な事態という。

同庁関係者によれば、トランプ氏らは夕食会後、午後10時過ぎに大統領府から市中心部にある米大使館前の道路を通ってホテルに戻る予定だった。

車列に危害が加えられる恐れがあるとの判断から、同じ道路の反対側の車線を逆走して戻ったという(朝日新聞2017年11/8抜粋)

 

宿泊するホテル前にもデモ隊が集まり、女が2人突入しようとして逮捕されるという事件が起きたようです。

やっぱり専用機に泊まった方が良かったんじゃないかと…(≧Д≦)

警備体制がザル過ぎる。

さらにトランプ大統領を迎える大統領府前にもデモ隊が集まり、反対派と歓迎派が小競り合いを起こしたとか。

国賓って・・・(;・д・)

 

日本政府は、竹島で密漁したエビと慰安婦BBAの招待について抗議を行ったということですが、9日に慰安婦BBAはラジオ番組に出演し、日本側の抗議について「生意気で良心もない二ダ。やかましくするのが正しいことニカ?」と批判して、韓国側では、はねつけてやったニダW、という報道。

慰安婦BBAの招待については、米国側に事前に相談せず、直前に米国側に伝えるという失礼なやり方でやらかしてたようです

米国のナッパー駐韓代理大使は9日に、韓国記者団に対して、トランプ大統領と元慰安婦BBAの抱擁(?)について「日韓のマスコミが過度に解釈しようとしている。単なる人間的なジェスチャーだったとみればよい」と述べ、政治的な意図はなかったと指摘したと、韓国メディアが報じ、密漁したエビについてはコメントを控え、「おいしい食事だった」とだけ語ったそうです。

8日の朝には、北朝鮮との境界線での視察をするとか、しないとかでトラブルがあったようですが、午前中にトランプ米大統領は韓国の国会で演説。

北朝鮮を孤立化させるため、すべての国々に力を合わせるよう求めました。

核による破壊行為をちらつかせる「ならず者政権の脅威」を世界は容認できないと、トランプ大統領は訪韓の締めくくりとして、ソウルの国会で演説。

 

■「私はこの日、われわれの国々だけでなく、すべての文明国の市民のために、北朝鮮に対して言いたい。われわれを過小評価するな、われわれを試すな」と警告した。さらに「米国の都市が破壊の脅威にさらされることを許さない。決しておじけづいたりしない。北朝鮮の野蛮な体制を孤立化させるため、すべての関係国は力を合わせなくてはならない」と言明。

「歴史上最悪の残虐行為をここで、安全保障のためにわれわれが戦い死んだこの地で、繰り返させたりしない」と語った。大統領の演説は総じて北朝鮮を攻撃する内容だったが、大統領は北朝鮮が弾道ミサイル開発を中止し、「完全で検証可能な非核化」に合意する場合には「はるかに良い未来への道」があるとも述べた。(ロイター2017年11/8抜粋)

 

米国議会上院の銀行委員会では、7日に北朝鮮と取り引きする国内外の銀行を対象に制裁を科す新たな制裁法案が可決され、アジア歴訪中のトランプ大統領を後押しした形です。

 

アメリカ議会上院の銀行委員会は7日、北朝鮮と取り引きする国内外の銀行を対象に、アメリカ国内での金融取り引きができなくするなどの制裁をアメリカ政府が科すことができる新たな制裁法案であるオットー・ワームビア法を全会一致で可決。

法案を提出したバンホーレン議員は「トランプ大統領がまもなく中国に到着する。この法案の可決で、アメリカは制裁に本気だというメッセージを中共などに伝えることが重要だ」と述べ、アジアを歴訪しているトランプ大統領を後押しする考えを示しました。

また、別の議員も「この法案は世界各地の銀行に対して北朝鮮とアメリカのどちらの国とビジネスをするか選択させる明確なメッセージだ」と述べ、重要性を強調。(ロイター2017年11/8抜粋)

さらに、7日には日本政府が独自制裁で35団体・個人の資産の凍結を決定すると発表しました。

これには、速攻で中共が批判。(^-^;)

 

■外務省の華春瑩・副報道局長は7日の記者会見で、日本政府が北朝鮮に対する追加独自制裁を閣議了解したことについて「われわれは一貫して国連安保理の枠外で一方的制裁を行うことに反対している」と非難した

 

華氏は米軍が朝鮮半島近くで予定する空母3隻による演習に対して「関係国は自制を保つべきで、相互に刺激することを避け、朝鮮半島の緊張状態を抑えるよう共に努力すべきだ」と訴えた。 (時事通信11/8抜粋)

 

中共が困るんだ~。( ̄∇ ̄)フ~ン

平和が~と言いながら尖閣に船を送り続けていますけどね。

7日には4隻の中共の船が尖閣の周辺に来ています。

 

横須賀を拠点とするアメリカ太平洋軍の第7艦隊は、11日から14日にかけ、空母「ニミッツ」「ロナルド・レーガン」「セオドア・ルーズベルト」の3隻による共同演習を行うと発表した。

演習には日本の海上自衛隊の護衛艦や航空自衛隊も参加し、韓国軍も日本とは別に参加する。

 

共同演習は日本海で行われるという。

3隻の空母による共同演習はきわめて異例で、トランプ大統領がアジアを歴訪する中、北朝鮮の挑発を強くけん制する狙いがある。

(日テレNEWS24 201711/9抜粋) 

 

ASEANでの首脳会議に合わせるような形になりますね。

 

さらに、空母ドナルド・レーガンに小野寺防衛相が26日に視察予定と発表があり、日米の協力体制のさらなるアピールも。

 

韓国でイライラをためまくりだったらしいトランプ大統領は、韓国の国会での演説後、シナに移動。

中共はトランプ大統領一行を特別待遇でもてなし、首脳会談が行われました。

 

後から、中共は韓国の宗主国らしく、9日の北京の人民大会堂にトランプ米大統領夫妻らを招いて開いた公式夕食会の魚料理に南シナ海で密漁した魚を使って、こっそりと領有権を主張したと報道されましたが・・・。

 

産経新聞によれば、北朝鮮問題では、更なる圧力を求めるトランプ大統領に対して、協力を表明しながら、対話による解決を主張しキンペー体制の北に対する立場に変化はなかったようです。

日本以上に米中首脳会談を注目していたと思われる台湾。 

 

■トランプ米大統領と中国大陸の習近平氏が9日、北京で会談を行ったことを受け、総統府の黄重諺報道官は同日、「米国と中国大陸が今後、地域の平和と安定、繁栄に向けて積極的な努力を続けていくことに期待する」とする立場を表明した。

 

トランプ・習両氏は会談後の記者会見では台湾問題に言及しなかったが、中国大陸の新華社通信は、習氏が会談で「中米関係の中で最も重要かつ敏感な核心的問題であり、双方の政治的基礎にも関わる」との見解を述べたと報じた。

 

対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会の邱垂正・副主任委員兼報道官は同日午後の定例記者会見で、両岸(中国大陸と台湾)関係の改善は地域と台湾、中国大陸共同の責任であり期待でもあると述べ、北京当局に対し、共に台湾海峡地域の発展につながる新たな機会をつくるよう呼び掛けた。(中央フォーカス台湾2017年11/9)

 

時事通信では「中国外務省によると、トランプ氏は習氏に対して、中国本土と台湾が同じ国に属するとの「一つの中国」政策を維持する考えを伝えた。」とあり驚いたんですが、どうやら違っているようです。

台湾を中共に渡すような話しを、いくら北朝鮮問題解決のためとはいえ、今の米国は戦略上も外交上もしないだろうと思います。

台湾は、APECで存在感を示す動きを続けています。 

 

■アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に総統特使として出席するため、ベトナム・ダナンを訪問中の宋楚瑜親民党主席(党首)は9日、米国、オーストラリアの高官と共同で、女性の発展を推進する「APEC女性と経済サブファンド」の設立を発表した。

台湾は50万米ドル(約5670万円)を出資する。( 中央フォーカス台湾2017年11/9抜粋)

 

台湾と米国と豪州が同じ価値観を共有しているという実績を作っています。

そして、インド太平洋戦略を進める日本政府はフィリピンに海上監視レーダーを譲渡することを決めました。

 

13日に開幕する東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席するため、マニラを訪れるのを機に合意する見通しで、レーダーはフィリピンの沿岸警備隊が運用、同国南部のスールー海とセレベス海の4カ所に設置を予定しているとか。

日本は政府開発援助(ODA)で無償譲渡する。周辺海域では海賊が続発し、日本の商船からも不安の声が強まっているうえに同海域の海賊対策をめぐっては、中国も関与を強めているとのことです。

日米の「自由で開かれたインド太平洋戦略」にも沿う形になりますね。 

 

この戦略を最悪のタイミングで拒否する国もありますが・・・(´・ω・)

 

■インドネシア・ジャカルタ現地記者会見で金顕哲(キム・ヒョンチョル)青瓦台(チョンワデ、大統領府)経済補佐官が9日(現地時刻)、韓米首脳会談で議論された「インド・太平洋ライン」に「編入される必要がない」と話した。「日本・オーストラリア・インド・米国をつなげる、そのような外交的ラインを構築しようとするが、韓国はそこに編入される必要がない」とし「韓国はそのような対決構図ではなく、この部分の戦略的な要衝地を戦略的に活用しなければならない」と話した。

(中央日報日本語版2017年11/10抜粋)

 

韓米両国が11/8に合意して発表した「韓米共同メディア発表文」をいきなり11/9に破棄?!

 

経済補佐官の発言が外交安保の事案を断定的に言及したのは問題という批判も出ているようですが、これに関して「前日の発表文は両国首脳の合意文の性格でなく、両国首脳が強調(highlight)したという意味をこめているニダ」と韓国政府側が主張。

「金補佐官がどのような意図で発言をしたのかはもう少し詳細に検討する必要があるニダ」ということで、否定はしていないようです。

 

中韓首脳会談前にキンペーにアピール?

 

日米は既に見切ってるとは思いますが・・・  

( ゚д゚)ポカーン