22日、田母神さんに有罪判決が言い渡されました。

判決内容には当然の事ながら不満。
最初から結果有りきの裁判だったんじゃないか?と思いたくなるものでしたが、ひとまず裁判に決着がつき、今まであった縛りがなくなった、というのは言論活動をやっていく上で朗報だと思います。

■2014年2月の都知事選の後に運動員に報酬を支払ったとして、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた元航空幕僚長・田母神俊雄被告(68)に対し、東京地裁は22日、懲役1年10カ月執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
田母神被告は判決後に会見し、「控訴する方向で検討している」と述べた。

家令和典裁判長は「現金供与を了承しただけでなく、供与額の増額を指示した。公職の候補者としての自覚を欠き、厳しい非難を免れない」と述べた。
一方で「政治団体解散届を出し、相当期間身柄を拘束された」として、執行猶予をつけた。
 
判決によると、田母神被告は知事選後の14年3~5月、元選挙対策本部事務局長の島本順光(のぶてる)被告(70)=公判中=と元出納責任者(58)=有罪判決が確定=と共謀し、運動員5人に計280万円を配ったほか、元出納責任者と共謀して島本被告に200万円を渡した。
配った金の原資は、全国の支持者から寄付された選挙資金だった。
 
田母神被告は公判で「お金を配ったことはなく、共謀もしていない」と起訴内容を一貫して否認したが、判決は、現金の配布先リストの内容が変更された点を重視。
選対幹部らの証言などをもとに「被告が(リストの)修正を指示したことが合理的に推認できる」と判断し、被告の供述は信用できないと結論づけた。(朝日新聞2017年5/22)

(-ω-;)
選対幹部らの証言などを元にした、裁判長の推認が、判決内容に反映されたみたいです。
( ̄∇ ̄;)
今後、選挙に出る人はかなり気をつけないといけませんね。
下手に訴えられたら、証言次第では裁判長推認を得て、証拠もないままいくら無罪を訴えても、有罪に出来る…ということのようですし。

そもそも増額については、リストを作っていた島本氏が、増額するようにと指示があったと鈴木氏から聞いた、と証言しています。
そして、鈴木氏の証言については「あいまいだ」と検察自身が認め、水島氏に至っては「鈴木氏の証言は嘘ばかり」「鈴木氏は信用出来ない人物」と述べていましたが、裁判長はそのあたりは考慮に入れなかったようです。

受け取った側の全員を有罪にする事で、検察側の工作は積み上げられていたように思います。
検察側が積み上げてきた裁判結果と田母神さんの裁判結果の辻褄を合わせる必要があったのでは?
と…
もっと深読みすると、田母神さんに有罪判決を出す事が目的化していた?。
( ̄∇ ̄)
結果を受けて、田母神さんは、不当判決と批判しながらも、言論活動自体は自由に出来るようになると、前向きに捉えていました。

■田母神俊雄裁判を語る!速報【チャンネルくらら・5月22日配信】
https://youtu.be/o4SBvuXdAKc

YouTubeのコメント欄は、Ch桜の方から来ましたっぽい批判コメントが多く見られましたが、水島氏批判のコメントを消して回っているチャンネル桜と違って、チャンネルくららでは、批判コメントを消して回ったりしていないということの現れですね。
(゜~゜)

今回、問題となった東京都知事選での、気になるエピソードを山村明義氏が自身の著書である『日本をダメにするリベラルの正体』の中に書かれていました。

■「私は田母神氏が約六〇万票を獲得した都知事選の開票日の当日、水島氏に対して「これで次の次かの段階でメジャーになれますね」と声をかけました。ところが水島氏は何と「メジャーとは何だ!メジャーになどならなくてもいい」と言い切っていました。
(『日本をダメにするリベラルの正体』山村明義・ビジネス社・P85~抜粋)

要するに保守派の発言力を強めたり、保守派議員の誕生を真剣に目指す気も無く、保守派の活動を拡大する気もない、リベラルに勝つ気もなければ、保守派の超えられない壁として「戦後体制」を維持したい、ということです。

米国でトランプ大統領が誕生し、安倍首相は米国と共に戦う事を選び、やっと戦後体制を日米が乗り越え、世界でも仕切り直しが始まっています。
日本が積極的に国益を考えていこうとする状況になっていて、日本国内のリベラルが正体を現し、弱体化している最中だと思うんですが、水島氏はCh桜を使って「皆さんこれが戦後体制なんです」と繰り返し、繰り返し刷り込み、そのためにも、田母神さんを悪だと訴えています。

保守派をメジャーにする気ありませんから、言論で戦う気もない?
(´・ω・`)~3
しかし、今後の言論界にも競争はあるし、淘汰されもするのではないかと…。

今回の田母神問題を通して、水島氏がいっていた「保守の新潮流」とやらも定着することはなさそうな気がします。

だいたい、本気で保守をメジャーにする気が無いですから、気に入らない言論には名誉毀損だ、信用毀損だと裁判にホイホイ持ち込むわけです。
(>_<)ゞ
日本の敵は日本の中にいる、といいますが、パヨクや反日市民だけではないようです。