この夏の早乙女太一の全国ツアーを7月8月と
2回も観にいってきたわけですが(苦笑)
それからとてもとてもやりたくていることがある。
めずらしく私がはやめに行動を起こしている!っていうねw
そのくらい今回は刺激を受けた ということでもあります。
それと多分私が変わったから。
演劇界隈との御縁が薄すぎて、
正直どうしたらいいのかわからなくて
迷走していたと言うのがおそらくここ2年前までの
私だったはずだから。
さて、さて今回その 劇団朱雀特別公演 極付 早乙女太一
2010 ALL JAPAN TOURってな長いお名前が付いていて
もう既にDVD発売されています。
私も行った初日の7月2日を収録したものになってます。
お値段3000円くらい。公演当日に会場と、公式HPで購入可能です。
実はうっかり友人と浴衣で出かけたのが映り込んでいたりしますwww
判別しにくいことこの上ないのですけれど、家宝にする所存ですw
お芝居と舞踊ショーと
その前後に太一さんのインタビューを入れた構成になっています。
今回の舞踊ショー、実は早乙女太一の初演出だったんです。
舞手としての感性が抜群な彼に惚れ込んだと言って過言でないので
実はものすごくものすごく楽しみでした。
だから初日に意気込んで駆けつけてしまったと言う(苦笑)
『形の夢』と名を打って、10場くらいの40分を超すひと作品に仕上がっています。
ざっとあらすじをご紹介させていただくなら
主人公:花魁(早乙女太一)のみた夢の話です。
DVDやパンフレットの本人インタビューによれば
“花魁”という空間に閉じ込められ、心を失くし、心を殺した人形のような人が
望むものや持っていないものを表していてその象徴的なものが
人形というかたちで表しているのだとか。
郭の中の己に絶望を覚えている花魁は現実に対して目を背けて生きていて、
厭世的に生きているけれど四季の移ろいや、人の想いにまで
無関心ではいられない。一片の桜の花びらを愛でることは止められない。
その根源は少女時代の自分の中にあって、
場面は少女と鯉たちとの戯れに移る。
ただ手前勝手な感情でひとしきり遊ぶだけ遊んだら
逆に鯉に愛想を尽かされて、ひとり取り残されてしまう。
とぼとぼと歩く少女は消えて熟女と言ってよいほどの女性がひとり現れる。
おそらく女の哀しさの象徴で、捨てられた女の哀惜に溺れている。
咲いては枯れ、枯れては咲きそしてまた枯れる花のように。
その女が次は若く禍々しさに、怒りの炎の如き
紅い烈火に包まれて妖艶に踊り狂う。
顔の見えない男たちに囲まれて
時にはどこか翻弄されているようにも見えるように。
けれど決して媚はせずに女は紅蓮を立ち上らす。
炎はほどなくして消えたかのようにみえたが
次に照らしたのは蒼き炎。静かに灯り、
白布に身を包んだ壮年の男性が現れる。
静かなまなざしで静かな舞で場を包む。
静謐さに似た笙だろう音の中から
いつしかその顔が能面になっている。
奥から鎧に身を固めた青年と擦れ違う。
面の男はいつの間にか消えていた。
青年は目に見えない敵をことごとく消すように
苛烈にな剣舞に没頭していく。
そのうちに無数の能面が蠢いて取り巻きだす。
断ち切るよう、止めを刺すように強く刀を地に突き立てても
能面らはひとつとして消えず纏わりついている。
青年は力なく闇に向かって歩き呑まれるように消えた。
能面たちは消えずにそこにあって
するとその合間をかき分けるように
ひとりの闊達そうな少年は現れる。
険しさを軽快さで乗り越えていく。
気づけば能面はずれたものたちに
迫ってこられる。
押し潰されはせず、逃げもせず
面を外したものに支えられてもいる。
桃源郷のような背景にぜんまい仕掛けの日本人形の如き女郎たちが
ぎくしゃくとしたコミカルな舞を続けるうちに
場はすべて呑み込まれていく。
郭付の男たちが大傘を構えて花魁の道行を華やかに添える。
そこにはもう気高く美しい最高女郎の花魁しかいない。
美しくただ本当に美しく舞ううちに先までの現のような夢が
走馬灯のように巡りゆく。そのなかに埋もれていた髑髏や
人形のシルエットが粉々に砕け散る。
桃源郷は消え、降る桜の花と花魁自身しかそこにはいなかった。
先ほどまでの女郎たちや男衆も姿が消えている。
降りしきるような花びらを目にして
花魁の心は廓の呪縛から解放され、
まぶしいような表情で花魁は降る花を見つめ
ゆっくりとあたりを見廻してから、静かにその目を閉じた。
と、ま、あ。
各場まで書いちゃったw
私見バリバリなところもありますが
展開は多少省略しつつも割に正確かと思います。
やー、DVDかなり観込みましたので(苦笑)
舞踊ショーがホントに。えぇ、かなり観てます。
トータル時間で2週間分くらいには絶対なっていそうな気がします。←
合間合間の行間や衣装や背景音楽まで
早乙女太一によるトータルコーディネートされた作品です。
そこからさらにメッセージを読みとって、
小説にまで心情面の書き込みをしたい。と言うのが
ひとつ今回の目標にあります。
自分のノートはもっと気持ち悪いほど
よくわかんないような分析をしてあります(苦笑)
全部書いたら絶対夜明けるので控えますw
とにかくインスパイア、というのかどうやらですが
そのまま舞踊ショーのノベライズ化
と思っていただければ良いと思います。たぶん…
ひとりの人間の持つ多面性を場ごとにキャラクターを変えて
具体化した点で非常に素晴らしかったなと。
人間の心なんて一筋縄じゃいきませんよねってとても思う。
その心情の紆余曲折にこそ共感を覚えて
人は感動するものだと思うので。
あと4月明治座の舞踊ショーと比較をすると
(それしか知らないのは比較としてよくはないんですが…)
観るためのエンターテインメントとして
より質が上がったと一観客としては感じました。
劇団新感線の影響かなーと少し思いますね。
圧倒的な視覚からの満足感。
如何に見せつけるか、とでもいいましょうか。
そのために効果的なセットの使い方をされているのは
非常に好みなんですね。
つか芝居を私はこよなく愛しているのですが
それってシンプルさが一つあります。
でも意味緒持ってつくりこまれている作品もまた
とても好ましく思います。
だから早乙女太一にとにかく期待。
それを体現してくださるだろう劇団朱雀にも。
大衆演劇にありながら、また違うステージに進んでいってくれそうな
劇団朱雀でなければ出来ないことを成してくださるように思えるから。
その才能を愛したいな と、とても思っています。
まだもう少し細かい解釈がしきれていないので
実際にかけてはいないノベライズですが、
できたら法律に引っかからないようであれば(苦笑)
ここにのっけたいなーと。
御目文字仕れる日を 心待ちに致したく思います。