こんばんは

 

清紫桃華きよさきももかですニコニコ

 

これを投稿したあと、なぜ今さら書いてしまったのかと頭を抱えて後悔したのですが不安...

 

予想外に色々な方が「応援してるよ!」っていうメッセージをくださり胸が温まりました悲しい

 

ありがとうございます泣き笑い!!

 

 

 

前回に続きます。

 

書いてみたら前回よりハードになってしまっているかもしれません。

 

 

 

 

 

 


 

とにかく苦しい、なぜか苦しい、いつも苦しい。

 

 

 

毎日、焦燥感に駆られていて、何をやっても満たされない。

 

 

20代、30代はそんな思いに苛まれていたけど、

 

今考えると、その年代における最大の幸福も訪れていた。

 

 

母が与えてくれた愛と豊かさ

 

婚約者が与えてくれた愛と豊かさ

 

出無精で自分からは連絡しないから

定期的に声をかけてくれる同郷の友達

 

不毛な不倫の人でさえ、与えてくれたものは大きかった。

 

 

 

訪れた幸福は2年足らずで消えていった。

 

母からもらったものは使い果たし

 

婚約者は去っていき

 

不倫の彼が最後に残った。

 

 

 

 

不倫なんかしたくない

なぜこうなっちゃうんだろう幸せになりたいのに

幸せになっちゃいけないからそんな行動を続ける

不倫でも彼がいてくれてよかった

 

 

 

正反対に交錯する意識にどうしていいかわからない。

 

 

そんな時に赤ちゃんを授かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

何度、その人が私の夫となって、この人との赤ちゃんを産めたらどんなに幸せだろうと思ったことか。

 

でも、いざ授かったら嬉しさは一割。

残りは恐怖のみだった。

一人で産んで育てるなんてとても出来ないと思った。

 

 

ごめんね

産めなくてごめんね

 

 

毎日繰り返し詫びる

 

 

 

 

 

 

手術をする前の日

夕食の材料を買いに行ったその帰り道

 

 

大きな夕日

水彩色の空

 

 

美しさと温かさに

ほっと心が緩んだ

 

 

 

 

 

今、一緒に夕日を見てる

 

 

今日で赤ちゃんと一緒にいるのは最後なんだ

 

 

ご飯を一緒に食べるのもこれで......

 

 

 

 

 

 

とても悲しいのに

 

なんでか反対に

 

今お腹の中で生きていて

一緒にいるということが

とても幸せに思える

 

 

 

どうしてこうなのかな私は

なぜこんな対極の感情を

同時に味わうことになっちゃうのかな

 

 

 

 

産もうか

一人で育てようか

 

 

 

 

そんな氣持ちも浮かび上がったけれど

 

 

その時の私には

決断する強さも力もなかった。

 

 

 

会社にも家族にも嘘をついて入院して

入院手続きに付き添った彼が帰った後

 

 

まだ迷っていて

 

もう少し考えたいと

看護師さんに話し

少しの間、外へ出させてもらった

というより

ほぼ飛び出した。

 

 

 

このまま家に帰ろうかな

 

 

 

また考えてみたけど

そんな勇氣は持ち合わせていなかった。

 

 

 

子供の頃、お母さんがいなくて寂しかったのに

自分の子どもも同じ思いをしてほしくない

 

それはエゴなだけ。

 

 

 

自分が未婚の母になるなんて

プライドが許さない

耐えられない

 

 

それこそが本音だった。

 

 

 

曲がり腐った信念

 

恐ろしいほど暗闇に落ちた意識

 

 

 

 

 

30代初めで堕胎し

不倫も終わり

 

 

30代が終わるまで

生きる屍のように

人生が止まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

誕生予定日

2008年4月8日

 

エコー写真の角に

小さく書いてある

 

 

 

 

 

罪深さ

消えない罪悪感

 


妊娠前から見てもらっていた船橋の男性霊能者に、赤ちゃんの供養の方法を教わりにいった。

 

 

 

生まれなかった赤ちゃんだけど

私の中では生きている

折々数える

今年はいくつ

赤ちゃんができたらつけようと決めていた名前で呼びかける

 

 

 

 

 

 

かつて

田舎にいた10代の頃

 

 

自然の中に神秘さをみて

夜には星へ向かって交信を投げかけ

コインでダウンジングをして

タロットカードを好んで使った

 

 

親友にタロット占いをして

桃華は才能があるねと言ってくれたのに

お世辞と思って聞き流していた

 

 

お経を読むのも好きだったし

お盆やお彼岸も好きだった

 

 

そういえば

10代の辛かったころも夕日に救われた

 

 

 

この夕日は沈んでいくけど

その向こう側では昇る朝日

 

 

メッセージのような思いが湧いて

明けない夜はないと知った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それ以来

10数年が経ち

 

私は再び

忘れきっていた精神世界へ

 

目を向けた。

 

 

 

 

 

原初回帰

 

 

スピリチュアルの指し示す真の意味

 

 

その通り

 

 

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結びへ

 

方向が変わる。