最近の睡眠事情(備忘録)です。
睡眠障害外来を受診してから、半年以上が過ぎました。
現段階では、日々の睡眠日誌や日常状況から『概日リズム睡眠障害(非24時間睡眠覚醒症候群)』と『長時間睡眠体質』の両方を医師から指摘されております。
『概日リズム睡眠障害(非24時間睡眠覚醒症候群)』は内因性の障害で、24時間周期の環境で生活しているにもかかわらず入眠・覚醒の時刻が次第に遅れ、24時間より長い周期で推移していきます。
(例)
平均睡眠時間6時間の人がこの障害を持っている場合、以下のように入眠・覚醒の時刻がズレていきます。
これは本人の意思とは関係なく、サイクルがこのようになっているという例です。
10/1:入眠→23時 / 覚醒→5時
10/2:入眠→24時 / 覚醒→6時
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10/10:入眠→8時 / 覚醒→14時
自分の望みどおりに毎日同じ時間に睡眠・覚醒することが難しいため、「眠りたいのに眠れない」→「結果として寝不足」といったことが起こってきます。
つまり、社会的に受け入れられる時間帯に寝起きできず、それが日に日にずれていくことで社会生活をおくることが困難な状況となってしまうわけです。
それにプラスして、私は『長時間睡眠体質』を持っているため、この両方の診断が出るまで、自分の睡眠状態をどうしていけばいいのか本当に分かりませんでした。
そこで上記の診断を元に、一般的に体内時計ともいわれる概日リズム(サーカディアンリズム)の調整をすること、つまり睡眠サイクルを整えることで私独自の生活スタイルを見つけることを医師から提案されました。
その睡眠サイクルを整えるため、メラトニン受容体作動薬(メラトニンと同じ働きをする薬)を服用して寝ています。
この薬は「ロゼレム」という名称のもので、体内時計のリズムを整えているメラトニンというホルモンに働きかけることで睡眠を促す薬です。
メラトニンは生理的に変動している物質で、夜間に増加して明け方に減少していきます。
「ロゼレム」は体内時計のリズムを整えている生理的な物質(メラトニン)に働きかけることで、睡眠を促していくという薬になります。
それにより覚醒のリズムが整い始めたのか、少しずつ朝に目が覚め、起きることが出来るようになってきました。
けれど、『非24時間睡眠覚醒症候群(入眠・覚醒の時間が次第に遅れる状態)』なため、日によっては睡眠時間が短い(または眠りが浅い)まま、薬の作用で午前中(朝)に目が覚めます。
朝、目が覚めてそのまま起きていられるならいいのですが、私の場合はそこに『長時間睡眠体質』がくっついてきて、結局数時間後には眠くなり、足りない睡眠を補うため昼寝の時間が半端ありません。
本日(10/24)の場合ですが。
就寝時間:0時
起床時間:8時(何度か中途覚醒あり。眠りが浅い)
お昼寝タイム:12時~18時
お昼寝タイム、なんと6時間でした(^_^;)
薬によってリズムが整い始めても、『長時間睡眠体質』には変わりがないということがよく分かりました(笑)
現段階での結論。
薬を服用してもしなくても、トータル睡眠時間に変化がないので、日常的な作業があまり出来ないことに変わりなし(泣)
薬によって朝起きられるなら昼寝は必須だけど、「中途覚醒」「熟眠障害」が少しでも改善されれば、お昼寝の時間も短くなりそうな感じです。
次は、この「中途覚醒」「熟眠障害」がターゲットかな。あと、日によって起こる「入眠障害」もね。
私らしい生活のスタイル確立には、まだまだ遠いようです・・・。
(追記:2020/10/26)
薬って、良い面もあるけど弊害もある。
最近はかなり少量でも効きすぎているようで、本日の睡眠時間、なんと17時間(11時間+6時間)!
こうなってくると、使用しないほうがまだマシかもしれない(-_-;)
私が服用している薬は依存性が極めて低いため、飲まなければまた元に戻るだけなのですが(既に実体験済み)。
多少(?)睡眠時間が多くなっても、薬を服用して規則正しいサイクルに近づけるのか、それとも薬を止めて自然体(ここでは入眠と覚醒がずれていくこと)で生活していくか、、、悩みどころです(^o^;)