日本vsオーストラリア⑩<父親の役割> | オーストラリアx日本3姉妹子育て&自分育て日記 ~自由に人生を楽しみたい~

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’頑張り屋長女’が摂食障害を克服し、オーストラリアで保育士→3女の母→在宅での仕事→大学生&通訳者になるまで。
そしてここからの、家族と自分の夢を叶える☆! 現在進行形の旅路を綴ります。
マルチリンガル子育て、異文化経験、心理学の話も登場☆

前回のブログから、大分間が開いてしまいました。

1月末に日本に来た当初は、新しいこと・新しい場所で、アドレナリンで爆走してきたのですが、日本に来てから数か月がたち、ちょっと疲れが出たようです。

 

それから、いつもだったら、今の、日本が夏に向かう時期は、お日様と暑いのが大好きな私の一番元気になるはずの時期なのですが、20年近く住んでいるオーストラリアは逆に今は冬至で一番日照時間が短い時。

私にとって、🌞の存在と元気さがほぼ正比例するため(とことん火の人なんです苦笑)冬は冬眠したくなるほど眠いし動きたくない・・・。

 

そのためか、私の身体に今は休む時、というのが染みついているようで、6月あたりは身体が重くなって、休養モードに入りたがる傾向には、あります。

星の流れ的にも、「ちょっと後ろを振り返り、確認する」という時だったようなので、まあ無理をせず、ゆっくり目にする時にしていました。

 

でも冬至を過ぎ、また少し元気になってきたので、ブログ復活します!

 

 

今も東京と愛知を行ったり来たりしながらの仕事をしていますが、最近は、ちょっとペースを変えて、1週間東京・1週間は愛知、にしています。

2週間ずっといないと、やっぱり子どもたちも寂しいようだし、父も大変なようで。

私自身、子どもたちとべたべたしたり、土や緑に触れるのがエネルギーチャージなので、ちょっとお疲れ気味だった先月~先週まで、しっかりチャージしてきました。

 

梅雨入りして蒸し暑い中、父の畑では夏野菜が出来始めています。

ナスや、

 

ししとう。

 

トマトなどもでき始めていますが、まだ赤くなっているのが少ないので、少しずつ収穫しています。

先週末は、春植えのジャガイモを収穫。


備中を使いこなす次女、たのもしい!

 

あるかな?

 

あっ、あった!

 

畑は蚊がすごいので、長袖長ズボン、長靴にネットと、完全防備です。

いっぱい採れました!

 

畑は、父の家から車で10分弱のところにあり、私たちと子どもたちは週末くらいですが、父は毎日通っています。

退職してるけど、「畑に出勤しとるわー」と自分で言うほど、本当に毎日、9-5時の仕事並みに世話をしています。

 

「蚊に刺されるから、じゃがいも採ったら先に帰りなー」と言いながら、自分は汗だくになりながら雑草取りをしてくれる父。

キウイやみかんは元から、今年は子どもたちのためにとスイカやメロンを植えてくれました。

 

 

いつスイカ食べれるかなーと楽しみにする子どもらを見ながら、

この1年日本にいられて、本当に嬉しくありがたいのが、この父の畑と父のサポート。

普段はなすび🍆あまり好きじゃない子どもたち、じじのなすびは美味しいって食べるんです。

 

 

そういえば先日は、日本は父の日でしたね。

私が当日の日曜から東京なので、前夜に父の日のお祝いをしました。

 

親子3人転がりこんだーというより、私が子どもたち残してウロウロしてるのを、何も言わず全面サポートしてくれる父。

8歳と5歳の孫娘たちを、私がいない1週間、長いと2週間一人で世話してくれて、幼稚園の迎えや週1のお弁当作り。

子どもたちの体調が悪かったりすると、医者連れてくぞーと連れて行ってくれたり、

次女の宿題も見てくれて、一緒にやってくれます。

 

本当に心強く、感謝のみ✨✨

 

・・・

 

実は、私と弟が子どもの頃は、父は不在がちで、いわゆる育メンなどとは全く言えなかったと思います。

むしろ、連絡がとれないまま遅くまで帰宅しなかったり、私たちの学校の行事などにもあまりいた覚えがありません。

職を何回か変えて、夜中に出勤する不規則な仕事をしていた時期もあり、朝いなかったり夜いなかったり、日中の仕事に就いてからも、夕食の時に家にいた日が、思い出すのに苦労するほど。

家族の誕生日やイベントで、今日は夕食待ってるから早く帰ってきてね! と言っておいても、連絡もなく帰ってこないし、職場に電話したら(携帯がない時代でしたからね)「もう帰りましたよ」と言われる。

 

我が家は母もフルタイムで働いていた共働き家庭で、母は一人で2歳も離れていない私と弟を世話し、家事をし、双方の実家とやりとりをし・・・さぞ大変だったと思います。

自分も親になった今、子育てというものを一人ですることの大変さ、そして、子どもたちが「お父さん用に」と一生懸命作った食事やケーキ、一緒にお祝いしたいから、と待った末、肩透かしを何度となく食らわせる父に、母が抱いた悲しみ・怒り・失望は、よく分かります。

その上、せめて給料だけでもきちんきちんと入れてくれればよかっただろうに、大人になった今聞けば、当時は現金渡しだった給料やボーナスを、丸まる使い切って、1円も家計に入れなかった時期さえあったらしく・・・。

 

仕事が忙しかったのもあったと思うけれど、今思い起こせば、当時の父は、まだ自分自身が子どもで、’親’になっていなかったのかなーと思います。

5人兄弟の末っ子だった父は、祖母にも兄姉にも甘やかされて、一人暮らしも長かったし、結婚1年で急に親になれと言われても難しかったのかも知れません。

 

母だって同じ立場だったわけだし、それが言い訳になるわけではないけれど、自分が楽しいことは率先してやって、自分の好きなところに行く家族旅行は苦にもせず計画して運転して連れて行ってくれたり、とにかく冗談や面白いことは得意で、笑わせてくれる父は、私や弟にとって、’父’というより、’遊び仲間’だった気がします。

 

 

結局私の両親は、私と弟が高校生あたりで別居を始め、その後離婚しましたが、母は本当によく我慢したし、つらかったと思います。
 

離婚後、私と弟が父に変わらず連絡をとったり、一緒にあれこれしているのを見て母は「あなたたち、(父に)怒ってないの?」と不思議そうに聞いてきました。

 

けど、みかん好きの私たちのために畑を開墾して畑を始めたとか、父なりに愛があったし、私たちに一度として声を荒げたり、怒ったりすることのない、私と弟にとっては「何を言っても大丈夫な」甘えてよい存在、という感じが、父でした。

父は確かに、母にとって決してよい夫ではなかったし、物質面や安定面での支えにはなっていなかったかも知れないけれど、精神的な支えは、ある意味母より、私と弟にとっては大きかった気がします。

 

母は、私と弟の食事や健康を整えて、安定した生活を送れるようにしてくれ、本当に感謝していますが、一人で仕事・家事・育児に翻弄され、余裕もなかっただろうし、それを見ている私たちも、母には無条件でわがままを言ったり、無条件で甘えられる、という気がしていなかったのも確かな気がします。

 

・・・

 

 

両親のうちどちらかが、’思いっきり甘えられる存在’で、もう片方が’びしっという存在’というのは、子どもたちにとって、良いのではないかなと思います。

 

私と夫の場合は、私の両親と同じく、私が厳しい側。

子どもたちにとって’ダディ’はとにかく、面白くて何を言っても大丈夫な存在です。

 

’ママに内緒で甘いものたべちゃおっか’という、おふざけができる相手。

今11歳の長女には、既に精神年齢を追い越されている気がしますが、その気楽さが良いのでしょう。

 

 

娘たちには完全にナメられており、たまに本気で怒ろうとしても、全く相手にしてもらえないと落ち込んでいた時もありましたが、それはそれでよいと、私は思います笑

 

私がつい厳しくなりがちなので、緩めてくれる存在、安心して甘えられる存在というのは、必要だと思います。

 

 

あれれ・・・日本vsオーストラリアのタイトルで、日本とオーストラリアの父親像の違いについて書こうと思ったのに、私の父の話で長くなってしまいました💦

 

そっちは次回にしようかな。

 

 

日曜日、私が名古屋まで行く途中まで一緒に電車に乗って、父と子どもたちは動物園に。

 

父の日なのに任せっきりでごめんね🙏

 

とはいうものの、’父’としてできなかったことを、今’じじ’として、孫たちと一緒にしてもらえているのかな? なんて、勝手に思ってもいますが。

かつての私の小学校へ次女の運動会一緒に見に行ったり、三女の幼稚園の’カレー作りイベント’に行けない私の代わりに出てもらったり、不思議な気分です。

 

母に、父が三女の弁当さえ作っていることを伝えたら、ものすごく驚いていました。

実を言えば、父本人も驚いてるようです笑笑!!

 

 

そして6月19日父の日は、実は夫の誕生日でもあり。

一緒に祝えなくて悪いけど、ケーキはいつも通り義母が作ってくれて、義父と、長女と、兄家族とお祝いしたようです。

 

 

ほんとにみんなありがとうありがとう、素敵な父と、人達に支えられて、私が一番幸せです!!!!!

 

 

ただ、私の性格上、自分が我慢してるという気持ちがあると、周りにも厳しく当たりがちになってしまうので、ある意味自分が好きなことをして、自分をご機嫌にしておくというのは、家族のためにも良いのですよ・・・。

 

 

みんな大好き、ありがとう💛💛💛💛