ナルに引きずり込まれ、そのまま・・・ドキドキ



いつもの通り、その後はタバコを吸い始める。

真面目な顔でナルが話し始めた・・・。


「今日は、どうしても会いたかったんだ・・・

バイトで嫌なことがあってさ・・・」


そっか。。。辛い時に会いたいって思ってくれるのって嬉しいな・・・。

そんなふうにこの時までは感じていた。。。


「3日前くらいに、元カノがさぁ、彼氏の相談してきたから話聞いたんだ。

でも今日バイトのシフト一緒だったから元カノに会ったんだけど・・・

『あ、この前ありがとね~。もう仲直りしたから~』って言ってきて・・・」


「・・・俺さぁ・・・つまんね~な~って思ったんだよね・・・

なんでだと思う??」



へっ・・・??真面目にあたしに聞いてるの?

それとも、何か気づかせたいの??

なに?ナニ???


あたしは精一杯の強がり・・・(?)


「わかんない・・・」


わかんないわけないよ・・・。あたしだって、そんな子供じゃありませんよ。。。


この時点で、心の覚悟はできてた。これは、「別れる」ってことなんだ・・・。


その覚悟通り、ナルは正当化するように・・・

最後までイイ人として終わらせるかのように・・・


「俺たちさぁ、友達としての方がうまくいくと思うんだ」


あたしは何も言わず・・・ただ頷いた。


なぜか・・・ナルが泣いてる。。。


・・・なんで???


その日は時間も時間なので、いつもと変わらず1つの布団で寝ました。

複雑な気持ちのまま・・・必要以上に、あたしは高めのテンションで・・・

じゃないと、重い空気につぶされそうだったから・・・


次の日、ナルは大学があるので朝早く出て行った・・・


ナルが出て行った後、残されたタバコの匂いと・・・

一人になれたという安堵感と・・・

別れの実感が押し寄せてきて・・・


やっと・・・声を出して泣けました。。。








彼に、頻繁に会う事の辛さを正直に伝えた。

会うことが辛いわけじゃない・・・会う事で前に進めない自分が嫌だから。


彼はわかってくれた。

「わかったよ・・・。じゃあ、月に1度食事するのは?」


↑この彼の言葉を非難する人もいるかもしれませんよね。。。

でも、やっぱりどこかで嬉しかった。

「月に1度だったら・・・」

彼と友達になりつつ、新しい恋愛に目を向ける事もできるかな・・・。



こうして、友達に変わっていくための時間が始まっていった。

メールは時々来た。

他愛ないメール。・・・友達みたいに。

でも、心地良かった。。。



会わなくても、元気で過ごしていけるんだな。。。

そんなふうに感じてた。


そんな関係が1週間になった頃、彼からのメール・・・





「別れた・・・」


ナルと付き合い始めてすぐ、年末なので私は実家に帰った。

12月31日の22時頃、ナルから電話がきた。


「12時ちょうどだと回線いっぱいになっちゃうから

ちょっと早いけど電話した~」


今思えば可愛らしい。

付き合い始めって、みんなこんな感じなんだよな・・・。

けど、こう見えてナルは

“釣ったサカナには餌はやらない”タイプ。。。

以後、私はこのタイプの男性にチョコチョコ縁がありますが・・・


ナルと付き合って最初のデートは

年明け、大学も始まった頃だった。


この時もまだ餌をたくさん持ってたナルは

「二人の再会まで、あと○○時間・・・」

と、会うその日も朝から熱心にカウントダウンメールをしてくれた。


久々にナルに会い、ご飯を食べて、ビリヤードに行った。

何をしても楽しくて、することがなければ公園で何時間も話してた。

そんな楽しい日々が3週間程過ぎたころ・・・

そろそろナルの餌の量も減ってきた。。。


それでも週に1度は会っていた。


ある日突然、約束はしていないのに夜電話で

「会いたいから、今から行ってもいい?」


そう言って、バイト後にナルは直接ウチにやって来た。

お菓子をたくさん買い込んで、とってもはしゃいでいる。


お風呂に入って、テレビを見ていると

「もう先に寝るよ」

といって、ナルは先に布団に入ってしまった。

私は、一人でケタケタ笑いながらテレビに夢中になってた。

すると、ナルは布団から腕を伸ばし私を布団の中へと引きずり込んだ・・・


まさか、こんな事の後に・・・別れるなんて