今回は

アントワープで出逢った壁画

を紹介します。

 

先日、知人が企画した1泊2日の「帆船の旅」に

参加してきました。

 

「21世紀の帆船で、時を巻き戻す航海」

というタイトルに魅かれて、すぐに申し込んだんです。

 

帆船に乗るのはおそらく初めて、

船内に寝泊りするのも

ハーネスを着けるのも

マストに上るのも、

もう何もかも初めてで緊張したり、

コワいと思うこともあったけれど

とっても楽しい1泊2日の旅でした。

 

そんな旅をして翌日から私にとっては死語になりつつあった

筋肉痛で、腕や肩が痛むなか考えるのは

ベルギーのズグラフィートのことでした。

 

「そういえば、帆船の図柄があったな」

と思い出したのがアントワープで出逢った2つの壁画です。

 

 

1枚の帆をはった帆船が何艘も

白波と一緒に描かれています。

 

中央にあるエントランス扉の上部に見えるでしょうか?

アントワープは港湾都市なので、

帆船が描かれているのは当時の家主さんが

帆船好きの人か船乗りさんだったのかな

と想像したのでした。

 

建物前の歩道からは大きすぎて、

とても全体を撮影できず

通りをはさんだ地点から撮影。

 

それでも並木が真ん前にあるから、

こうして撮るのが精一杯でした。

街中に緑があることは大歓迎だけれど、

壁画を撮影するとなると路上駐車された車と同じく、

毎回悩まされています。

 

これは街中で出逢ったもう一つの帆船を描いたズグラフィート。

2枚の帆をはって、煙突からは煙がたちのぼり、

大きな錨まで描かれた大きな帆船!

 

帆船の図柄はアントワープ以外の街では

まだ出逢ったことがありません。

それだけでも貴重なのに、メダリオン(円)のなかに

女性でも動物でもない図柄が描かれているのは

本当に稀なのです。

正直、メダリオンのなかの帆船に気づいたのは

撮影してだいぶ経ってからでした。

 

 

外壁もズグラフィートもとても控えめな色づかいなので、

見逃して通りすぎてしまいそう!

 

軒下部分には「フェストゥーン」とよばれる

「花縄」の装飾文様が描かれています。

ふくよかで力強い縄が描かれいます。

 

アントワープは対岸から街の中心部を眺めることができます。

移動には木製のエスカレーターに乗ります。

フィンランドで乗った木製のエレベーターと並んで、

私にとってはとても印象に残る体験でした。

 

先ほどの画像左に見えた大きな船はこちら。

とにかく大きくて迫力満点の船は

BALMORALでした。

調べると横浜港にも寄港していたので、

この船を日本で目撃した方もいることでしょう。

 

ズグラフィートより船や帆船が気になった方は

帆船のはじめ方 

または

【連載】もういちど帆船の森へ

をご覧ください!

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

 

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今回は

ナミュールで出逢った「かわいい家の装飾」

を紹介します。

 

ベルギーでズグラフィート(掻き落し)という技法で描かれた壁画

をさがす旅をしていた私は、地元の方と知り合えるAirbnb

(民泊)をよく利用していました。

 

そこで地元の2人組みにベルギーでおすすめの場所を聞いたら、

まず「アルデンヌの森」をすすめられ

次に彼らがあげたのがナミュールだったんです。

 

「ナミュールはステキだよ」というので、

その街へ行くことだけでも楽しみになっていました。

 

そうして出逢った壁画がこちら。

もう何度も登場しているあの装飾家の作品です。

わかりましたか?

 

マッキントッシュやウィーンのゼゼッションの影響がみられる

ポール・コーシーの作品ですね。

 

色は退色していますが、彼の特徴である幾何学の組合せをふんだんに使って描かれた作品です。

 

「VILLA GABY」と書かれています。

VILLAはカントリーハウスのこと、

上流階級の邸宅を意味します。

 

左右の壁画の

(VILLAとある方の)左下にはP.CAUCHIEとサインがあって、

(GABYとある方の)右下にはBRUXELLESと地名があります!

 

サクソフォンの発明者が生まれた街にも「かわいい家の装飾」がありました。で紹介した壁画には装飾家の名前しかなかったのに、

ナミュールでは地名も一緒に書かれているのはなぜでしょうか?

 

ポール・コーシーは同姓同名の多い名前だったかもしれませんし、

ブリュッセルから60km離れたナミュールで当時は

(ブリュッセルの)ズグラフィートが流行り、ブリュッセルで人気の

装飾家に依頼することがステイタスになっていたのかもしれないです。

 

 

話を戻しましょう!

女性の壁画と対で描かれているのがこちら。

「VILLA MARCEL」と書いてあります。

マルセルはフランス語で男性の名前です。

「それがどうしたの?」と思いますよね、

実はVILLAのあとには女性の名前がつづくものばかりなんです。

だから男性の名前がつづいていることに私はとても驚いて、

 

GABYとMARCELはどんな間柄だったのでしょうね?

左右対称の建物外観はまるで1軒の家のよう。

私が行った2014年は、ちょうど歩道を工事している時期でした。

 

だいぶ劣化がすすんでいるけれど、

とてもかわいい外観をしていました。

 

 

幾何学的なデザインの壁画。

 

 

壁画をさがしながら観光も楽しみました。

これは「ジョゼフとフランシェの銅像」

ベルギー観光局ワロン地方によると、

ナミュール生まれの漫画家ジャン・ルグラン(Jean Legrand)の作品のキャラクター。漫画ではナミュール人ののんびり、おっとりした性格がえがかれている。

なのだそうです。

 

ナミュール人はカタツムリに逃げられてしまうほど

のんびり、おっとりしていることを表すために

カタツムリたちも登場!

 

 

 

街一番の観光スポットは城砦(La Citadelle)でしょう。

私が滞在していたホステルから街の中心部へ向かうとき、

こんな風に見えてとても美しいと思いました。それでも壁画には

到底かなわなかったので、足が城砦へ向かうことなただただ壁をみて帰ってきました。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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今回は

ルーヴェンで出逢った「かわいい家の装飾」

を紹介します。

 

ルーヴェンという町を知っていましたか?

私が23歳でひとり旅したとき、

旅の情報はホステルでの夕食の時間やドミトリーでの

さまざまな国籍の旅人たちとの会話からでした。

 

当時の私はルーヴェンを知らなくて、ベルギーは

ブリュッセルとアントワープ、ゲント、ブルージュ

の4都市しか行きませんでした。

 

でも旅人のなかにはルーヴェンをあげる人がいて、

その理由は「最古の大学があるから」だったんです。

 

 

ベルギー・フランダース政府観光局によると

ヨーロッパ最古の大学の1つ、創設1425年のルーヴェン・カトリック大学がある、ベルギー最大の学生の町です。

 

そんな町にもズグラフィートの技法で描かれた壁画が残っていて、

ブリュッセルでもほかの街でもまだ出逢ったことのないデザインと

出逢えるのは一番興奮することです。

幾何学的に描かれたバラに見慣れていたので、

このバラはとても新鮮でした。

 

 

お隣の家には豊穣をあらわす「葡萄」が描かれていました。

 

 

葡萄の隣の枠にもきっと壁画があったはず!

バラ、葡萄ときたら、次はなにが描かれていたと思いますか?

レンガの壁もいろんな種類の素材を組合わせて

刺繍や編み物みたいな模様にしていて、素朴でかわいい!

 

 

今回紹介した2軒の両隣の家の壁に壁画はないけれど、

2階の窓下という同じ位置にレンガの組合わせで

模様を描いているので同じ建築家の作品かもしれません。

 

 

ルーヴェンで私が気になったのはこちら

自転車がとにかく派手派手で

なかにはペンキを塗ってヒョウ柄にしていたり、

テープを巻いたり、造花を飾ったりとさまざま。

(ヒョウ柄自転車の画像は盗難にあったPCのなか・・・残念)

 

水玉がかわいい!

 

 

カマキリみたいな自転車。

香川照之扮するカマキリ先生に見せたい!

 

学生の街だから自転車が多いから、

自分の自転車だとすぐわかるように学生たちがこぞって

手を加えた結果がこれなのでしょう。

若さみなぎる自転車群でした。

 

Swing Trikeという乗り物を見たのは、

これが最初で最後。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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