さて、このように特徴を見ていくと「ドパガキ」は衝動優位型のADHDの傾向、「アドガキ」は認知・正しさ優位型のASD(アスペルガー症候群)の傾向と似ているのではないかという話になってくる。
確かに「ドパガキ」「アドガキ」は病名ではなくスラングなのだが、「行動の問題」として見ると、かなり近い話となる。
実際ADHDでは、抑制や計画作成とかを受け持つ前頭前野のドーパミン調整が弱いので、衝動的行動や「待てない」特性が問題を引き起こす。
またASDでは情動より認知が先行し文脈・感情の「行間」を読むのが苦手な為、「正しさ」に向かいやすいし、また「優・劣」という縦の関係に行きやすい特性がある。
ただ大事なのは「人(個人)の問題」として捉えず、「行動の問題」として環境設計や発達段階について考える必要があるということただ。
また、「ドパガキ」「アドガキ」と呼ばれる人において、もし行動が何か問題となっている場合、解決に向かうために発達障碍の知識があれば、改善に非常に役に立つ。
さて発達障碍が増えているという説に対しては、発達障碍の知識が広まったから発見が増えただけだという意見も多く見られる。
しかし教育や保育の現場の声では「確かに増えていると実感している」という声が圧倒的に多い。
理由としては、少子化で甘やかされた為とか、共働きが増え子育てがしっかり出来なくなったから、元々そういう素質を持った子が制御力が落ちてそういう行動を取るようになったのではないかとか諸説ある。
また、他の環境面での変化(食生活、集団生活、環境汚染)が関わっているという人もいる。
巷で言われているタブレットやスマホの普及も、一役買っている可能性もある。
東京慈恵会医科大学の前川喜平名誉教授が「スマホやメディア漬けの子どもによく見られる症状」として
•名前を呼んでも振り向かない
•視線が合わないことがある
•言葉が遅れる 一方的に話す
•落ち着きがない
•表情が乏しい
•テレビやDVDを消すと怒る
と特徴を挙げておられるが、これらは正に発達障碍とかぶっている。
他にも福井大学の研究でも有名だが、愛着の問題が発達障碍的行動を引き起こすというケースもあるだろう。
ただこれらについての研究は非常に大事だということは僕もわかっているが、とにかく暇と金がない(飲みに行く暇と金はあるのだが)。
どっかの企業が研究の応援をしてくれんかなー。
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