車検後ゆったりベルエア整備。 | ENIAC MANIAC Ⅱ

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アメリカンビンテージが大好きです。

どうも。

 

温度には強いけど湿度には弱いbelair58がお送りします。

 

今の時期、雨で仕事の作業場の湿度が80%越えとかになると気温は低くても頭がモヤモヤしてしまって体が全然動かないので仕事がはかどりません(泣)。

 

逆に晴れていて湿度が低けれは少々気温が高くても、もう長い間整備士の仕事をしていると慣れているので普通に体が動きます。

 

さて、今回は結構暑かったけど湿度は低くて過ごし易かった5月のお話。

 

車検前は期日までにやらないといけない作業があるので雨で予定通りに行かなかったりするとちょっと焦りますが、車検が終わっちゃえば気が向いた時に作業すれば良いので気楽なもんです。

 

と言う訳で車検後のベルエアいぢりの紹介。

 

 

まずはオイル交換。

 

今回はオイルのみなのでサクッと短時間で終わらせます。

 

最近は距離を走らないのでフィルターは2年に1回、20リッターのオイル缶を買い替えた時に交換しています。

 

 

それから以前使っていた10W-30のオイルがまだ余っているのでオイルバスエアクリーナーのオイルも交換します。

 

 

オイルバスエアクリーナーを使うようになってから、オイルとガソリンの蒸発ガスが混じった物がカーブレーターの表面を伝ってインテイクマニホールドに溜まる事があるんですよね。

 

 

いつもはマニュアルにはオイルレベルの記載が無いのでエアクリーナーに書かれたオイルレベルの矢印の丁度下になるように入れていたのですが・・・

 

 

エレメントの下側の円周部分がオイルレベルの矢印の下のプレスラインの所にピッタリはまるので、「これは矢印の下ではなくプレスラインまで入れろって事なのか?」と今さらながら思いまして・・・

 

 

今回はオイルの量を減らしてプレスラインまで入れる事にしました。

 

あと、マニュアルにはオイルはSAE50を使えと書いてあって10W-30では柔らかすぎる可能性があるので、次回からは今使っている20W-50を入れる事にします。

 

 

車検時に交換したタイヤは車をジャッキアップした時に下に敷いておくのに良さそうだったので持って帰って来ました。

 

 

次にタイヤのホワイトサイドウォールの保護剤の除去です。

 

 

50℃くらいのちょっと熱めのお湯とアマゾンなどで手に入る3Mのスコッチブライト、ゴム手袋を用意します。

 

 

スコッチブライトをお湯に漬けてこすると大体綺麗に落ちます。

 

 

最後は水で洗い流して終了です。

 

これでも落ちない場合はパーツクリーナーなどを使いますが、タイヤの黒い色がホワイトサイドウォールに付いて逆に汚れたりするのでまぁ、多少残っていても気にしないのがよろしいかと。

 

 

あとタイヤバルブはebayでGMのビンテージカー用として売られていた中で一番長い物を入手したのですが、それでもまだちょっと短いようなので・・・

 

 

仕方なく今まで使っていたエクステンションを今回も使う事にしました。

 

 

これだと逆に出っ張り過ぎの感じがしないでもありませんが取り合えずこのまま使います。

 

 

4輪とも保護剤を落としてホイールキャップを着けると漂白剤の広告じゃありませんけど

 

「輝く白さ!」

 

 

今まで長い間黄ばんだホワイトサイドウォールを見慣れていたので最初はこんなに白かったんや・・・と改めて思います。

 

ここからは日を改めてebayで落札したバッテリーケーブルが届いたので交換したお話し。

 

 

車検のラインが終わってすぐにチャージランプが点きまして、調べてみるとバッテリーのプラスターミナルのクランプが割れて抜けかけていたんですよ。

まぁ、タイミングが良いのか悪いのか、奈良から大阪まで走っている間にならなくて良かったですよ。

 

割れたままでは走って帰れないので仕方なく汎用のバッテリーターミナルクランプをアマゾンで入手して、それに割れたクランプをボルト留めして帰って来ました。

 

今にして思えばバッテリーターミナルクランプのボルトって頭が四角になっていてナットと供回りしないようになっていますが、随分前から供回りするのでアジャスタブルレンチ(モンキーレンチ)で保持してナットを締めていたんですよね。

 

供回りすると言う事はクランプが伸びて変形していると言う事なので、割れるのは時間の問題だったのではないかと。

 

 

で、こちらが今回入手したバッテリーケーブルで左がマイナス側、右がプラス側です。

 

今回交換するのはプラス側だけですがマイナス側もボルトが供回りするようになったらすぐに交換できるように一緒に入手しておきました。

 

 

プラス側バッテリーケーブルの交換で苦労するのがこちら。

 

写真ではもう新しいケーブルに交換は出来ているのですがセルフスターターの上にはエギゾーストマニホールド、横にはフレームがあってレンチが入る事は入るのですが振れる幅が少なくて本当にちょっとずつしかB+ターミナルのナットを回せないんですよ。

 

前回にバッテリーケーブルを交換した10年前もこのナットを締めるのに一番手こずったのですが、今回も同じことをやっていたのではらちが明かないので・・・

 

 

9/16インチのコンビネーションレンチを金ノコで切ってスペシャルツール(?)を作りました。

 

メインで使っているスナップオンを切る訳にも行かない・・・と言うか絶対簡単には切れないと思うので、出先でトラブルがあった時の応急処置用にいつも車に積んであるオートバックスで買った安いツールが役に立ちました。

 

B+のナットはそんなに強く締める必要は無いのでこの長さがあれば充分です。

 

切ったり曲げたり削ったりが気兼ねなく出来る安いツールも常備しておくと便利ですね。

 

 

これでバッテリーターミナルクランプも直ってほっと一安心。

 

他にもちょっと気になる所はあるのですが、そこはゆったり作業して行きましょうか。

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film