これもビンテージコレクション? 1966 Ludwig LM400 Supraphonic | ENIAC MANIAC Ⅱ

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アメリカンビンテージが大好きです。

どうも。

 

前回の投稿で他の事に気を取られて模型製作が全然進んでいない・・・と書きましたが、今回はその他に気を取られている物の事をネタにしたいと思います。

 

少し前に高校の軽音楽部で少しドラムをやっていたと書きましたが、その時使っていたのはパールのお手頃価格の物でラディックやグレッチ、プレミアなどの輸入品は全く触った事はありませんでした。

 

なのでよく「ラディックのスネアだけでも買っておくか?」なんて話をしていましたが、当然実際に手に入れる事はありませんでした。

 

で、記事にドラムの事を書いてからふとそれを思い出し、何気に「そう言えばラディックのスネアって中古でどのくらいするんかな?」とヤフーオークションを調べてみると、意外とビンテージ品でも普通の中古と変わらない値段で安く売っているので、

 

「これだったら持ってても良いかも?」

 

と、1台手に入れました。

 

それがこちら。

 

 

ラディックのスネアドラム LM400 スープラフォニックです。

 

「ラディックのスネアと言えばまずはこれ買っとけ!」みたいな感じの超定番モデルですね。

 

高校時代の話が40年近く経ってやっと実現しましたよ。

 

このモデルの直径は14インチでシェルの深さは5インチあります。

 

実はイアンペイス師匠、ジョンボーナム師匠、コージーパウエル師匠などの名だたるハードロック界の師匠方はこれのシェルの深さが6.5インチあるLM402を使っておられたのですが、LM402の方はヤフーオークションやebayを見ても最近の中古品しか出ていなかったのでそれはまたいずれ考えるとして、まずはこれを入手しました。

 

後になってイアンペイス師匠の写真や動画などをチェックしてみると、どうやらディープパープルの1期から2期の初めの頃まではこのLM400も使っておられたようですね。

 

メーカーズプレートはこんな感じ。

 

 

ブラス製のエッチングパーツでキーストーン型のメーカーズプレートが作られているのが1960年代の製品の特長と言う事のようで、これが1970年代の製品になると菱形のアルミ製に変わります。

 

今回入手した物のシリアルナンバーを調べてみると、どうやらこれは1966年製のようです。

 

このLM400、1950年代に登場した時にはブラス製のシェルだったのですが、1960年代初頭にアルミ合金製に変更され、現在でも同じ仕様で作られています。

 

なのでイマドキの車の暴力的に重たいアルミホイールと違ってこのスネアはアルミのイメージ通りに軽くて持ち運びは便利そうです。

 

 

このスネア、スネアワイアーのストレーナーが元々のひもで引っ張るタイプからベルトで引っ張るタイプに交換されていましたが、ビンテージ感たっぷりの元のパーツも付いて来ました。

 

取り合えず今の所そのまま使って元のパーツは保管してあります。

 

普段ビンテージ楽器を手に入れたら大抵は結構汚れていたりして、分解してクリーンして組み立てて・・・みたいな事をやるのですが、今回は本当に綺麗なのでそのまま使えました。

 

とは言ってもスネア本体だけでは叩きにくいので・・・

 

 

こちらは普通にパール製ですがスネアスタンドと椅子も入手しました。

 

 

スネアと言えば高校時代からレギュラーグリップで叩く時は傾けた方が良いと聞いた事があったので、こんな感じにかなり右下がりにセッティングしていました。

実際この方がスティックがヘッド面と平行に近く当たるので大きい音が出し易くなります。

 

とは言っても流石に住宅地でこのまま叩くのはかなり問題があるので何か消音する物は無いかとアマゾンを調べてみると・・・

 

 

エバンス製のドラムヘッドミュートと呼ばれる物があったのでそれを敷いて消音し、ビンテージのラディックを練習パッド代わりにすると言うとても贅沢な使い方をしています(笑)

 

練習スタジオに行く機会があるかどうか分かりませんが、もし行く機会があれば持って行って思いっ切り叩いてみたいですね。

 

で、写真にスティックが写っていますね。

 

実は7年ほど前にも久しぶりにドラムを叩いてみたくなったのですが、流石にアコースティックドラムを家に置けないので何か良い物は無いかと探しているとローランドのVドラムと言う電子ドラムに折りたたんでコンパクトに収納できるというタイプがあったので入手したんですよ。

 

でもですよ、やはりコンパクトに収納出来る事を優先しているせいが各パッドの位置がどうも違和感があって全然馴染めないんですよ。

 

なので何回か使っただけですぐにやめちゃったんですよね。

 

このスティックは丁度その時にドラマーの方が当時はYahooブログでしたが「このスティック使い易いよ!」と紹介していたScandal Rinaモデルで、Scandalは良い曲が沢山あってとても好きなバンドなので「へぇ~こんなんあるんや」と入手していた物です。

 

でもVドラム自体をすぐにやめちゃったのでこのスティックも何回か使っただけでお蔵入りになっていました。

 

それが今回スネアを買ったのでやっと久しぶりに日の目を見る事が出来ましたよ。

 

それにしてもこのビンテージスネア、本当に置いてあるだけで格好良くてちょっと叩いてみたくなるので、もっとレギュラーグリップを極めたいと思います。

 

所でラディックと言えば昔から何でLudwigでラディックって呼ぶんだろう?って不思議だったんですよね。

 

なのでYouTubeでアメリカの方は何て呼んでいるのかな?と思ってよく聞いてみると、やっぱりラディックではなくラドウィグみたいな感じで呼んでいるんですよね。

 

なので最近は私もラディックではなくラドウィグって呼んでいます。

 

まぁ、日本ではラドウィグ(ラディック)みたいに言い直さないと通じないとは思いますが・・・

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film