ENIAC MANIAC Ⅱ

ENIAC MANIAC Ⅱ

アメリカンビンテージが大好きです。

どうも。

 

仕事から帰ってくると疲れているので10時くらいとかに寝てしまう事があるのですが、いつも睡眠時間は5時間くらいなので夜中の3時とかに目が覚めてしまってそこから寝れなくなるbelair58がお送りします。

 

と言う訳で日曜日も仕事だったのですが、帰ってからブログのアップをするつもりだったのに寝てしまって、また夜中の3時から作業開始です。

 

以前このブログでインスタグラムの名前の由来になったコダックインスタマチックを友人の経営するハンバーガーショップに持って行った話をしましたが、インスタマチックと共に昔のインスタグラムのマークの元ネタになっているであろうこちら・・・

 

 

これはとても売れたカメラなので皆さんの中にも昔使っていた人が居るのではないかと思われるポラロイド1000(One Step)も一緒にディスプレイしたらええんとちゃう?と思ったのですが、どこかに仕舞い込んで見付かりません(泣)。

 

だったらSX-70の方が見た目的に格好良くて絵になるのでSX-70を持って行こうか・・・と思い立ちまして、昔はメインでしたが調子が悪くなって全然使っていなかったALPHA-1をディスプレイしてもらう事にしました。

 

で、そのままポツンと置くのもイマイチなのでディスプレイスタンドを作る事にしました。

 

 

SX-70の大きさは幅約4インチ、長さ約7インチなので・・・

 

 

こう言うスタンドを考えました。

 

幅はカメラより1/2インチ大きく4 1/2 インチ、長さはカメラと同じ7インチにしてあります。

 

最初、平らに置く台を考えたのですが、SX-70って正面を向いて構えた時に基本少し前上がりになるので、それをイメージして前を2インチアップにしてみました。

 

 

と言う訳で以前からよく使っている0.8mmのアルミ板がまだたくさんあるので今回も使います。

 

 

いつものようにビバリーシャーでカットして・・・

 

 

フィンガーブレーキで曲げます。

 

そして出来たのがこちら。

 

 

基本形が出来上がったのでここから・・・

 

 

ヤスリ掛けとサンドペーパー掛けをやって形を整えます。

 

フロントの部分はSX-70のヘアライン仕上げをイメージして横方向にサンドペーパー掛けをしてあります。

 

この後全体をクリアー塗装します。

 

 

そしてこのブログでは何かと登場するタイプライターを使ってネームプレートを作ります。

 

今だったらテプラーを使えば簡単なんでしょうけど、あれでは私の頭の中のイメージは台無しになってしまうので絶対、何があっても、何と言われようとも使いません(笑)。

 

とにかくあれ、ダイモテープと比べて耐久性が無いから嫌いなんです。

 

 

とか言いながら久しぶりに使ったらちょっと失敗しましたが、何とか使えそうなのが出来たので・・・

 

 

こちらもSX-70をイメージしてどこのご家庭にも必ず1ロールは置いてある(?)合成皮革に貼り付けてネームプレートを作ります。

 

あとスタンド下部やカメラを載せる部分にフェルトを貼ったら・・・

 

 

完成です。

 

大体イメージ通りに出来ました。

 

では早速カメラを載せてみます。

 

 

 

まぁ、いいんだけど何か物足りないな・・・

 

 

せっかくSX-70をイメージして作っているんだから黒い蛇腹をイメージしたパネルを横に付ければいいんちゃう?

 

と、写真を撮りながら思いつきまして、追加で作ってみる事に。

 

所で写真に写っているゴムの蛇腹、50年近く経っていますけど殆ど劣化していません。

 

車の部品でもそうですけど、アメリカ製のゴム製品ってなんでこんなに丈夫なんだろう?っていつも思います。

 

と言う訳でサイドのパネルを作ります。

 

 

プラ板と5mmのプラ角材をカットし・・・

 

 

ペイントします。

 

 

そしてそのパネルを端から1/4インチ奥にGボンドクリアーで貼り付けます。

 

出来たのがこちら。

 

 

 

うん、こっちの方が素敵。

 

 

と言う訳でいつものようにベルエアに乗ってガブルバーガーまで納品です。

 

 

FIAT500ガブル号、私のベルエアとほぼ同時期に車検だったそうで・・・

 

 

こちらも私のベルエア同様劣化していたタイヤを交換したんだそう。

 

で、ですよ、今回からチューブレスになったと言う事なのですが、チューブタイヤなんて35年以上前、自動車整備の専門学校の実習で交換をやって以来全く触った事が無かったので

 

「えっ!今までチューブタイヤだったの?!」

 

ってちょっとびっくりしました。

 

それはさておき早速お店にディスプレイしてみます。

 

 

おぉ、めちゃめちゃ1970年代な感じで良いんじゃないの?

 

 

因みに後ろに置いてある大きな鳥は日立キドカラーのポンパくん・・・ではなくギネスビールのマスコットなんだとか。

 

私はビールが苦手で全く飲まないので見た事ありませんでした。

 

ポンパくんなら電気店のシャッターとかによく描いてあったのを覚えていますが・・・

 

 

 

因みにお店のインスタグラムでSX-70を紹介した所、お客さんでSX-70のソナーオートフォーカスを持っておられる方がお店までカメラを持って来られたんだそうで、楽しいつながりが出来て嬉しい限り。

 

さてそれからこの話にはまだ続きがありまして、久しぶりにSX-70を出して来たのでこれまた久しぶりにSX-70用ポラロイドフィルムを買いまして、試しに撮ってみたんですよ。

 

すると・・・

 

 

あれ?前よりコントラストが高くなって写りが良くなっている?!

 

やはりフィルムも常に改良されているようで以前より良くなった感じなので、これはまた使い始めても良いかな?って思っています。

 

インスタントカメラと言えばフジフィルムはチェキとかずっと作り続けていますけど、フィルムの性能は良いのにカメラが余りにもおもちゃ過ぎてどうしても馴染めないんですよね。

 

SX-70がインスタントカメラ界の「マニュアルフォーカス一眼レフ」なのに対して、フジのカメラはインスタントカメラ界の「写ルンです」なんですよ。

 

つまり単にシャッターを押して撮るだけで、凝った事が何も出来ないんですよ。

 

固定焦点だからボヤっとした写真しか撮れませんし。

 

何度かフジのインスタントカメラも使いましたけど、やっぱり普段SX-70とかスペクトラとかを使い慣れてると「ダメだこりゃ、次行ってみよう」ってなってしまいます。

 

まぁ、その分カメラの値段もポラロイドのスペクトラプロが5万円位した時に5千円くらいと、1/10くらいでしたけど。

 

この前久しぶりにビックカメラでフジのインスタントカメラを触りましたけど、やっぱり固定焦点で「写ルンです」でした。

 

なのでポラロイドフィルムの改良には今後も期待したいですね。

 

camera:Polaroid SX-70 ALPHA 1 + 600 film (1)

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film (2)~(25)

camera:Polaroid SX-70 + Color SX-70 Film (26)

 

 

どうも。

 

温度には強いけど湿度には弱いbelair58がお送りします。

 

今の時期、雨で仕事の作業場の湿度が80%越えとかになると気温は低くても頭がモヤモヤしてしまって体が全然動かないので仕事がはかどりません(泣)。

 

逆に晴れていて湿度が低けれは少々気温が高くても、もう長い間整備士の仕事をしていると慣れているので普通に体が動きます。

 

さて、今回は結構暑かったけど湿度は低くて過ごし易かった5月のお話。

 

車検前は期日までにやらないといけない作業があるので雨で予定通りに行かなかったりするとちょっと焦りますが、車検が終わっちゃえば気が向いた時に作業すれば良いので気楽なもんです。

 

と言う訳で車検後のベルエアいぢりの紹介。

 

 

まずはオイル交換。

 

今回はオイルのみなのでサクッと短時間で終わらせます。

 

最近は距離を走らないのでフィルターは2年に1回、20リッターのオイル缶を買い替えた時に交換しています。

 

 

それから以前使っていた10W-30のオイルがまだ余っているのでオイルバスエアクリーナーのオイルも交換します。

 

 

オイルバスエアクリーナーを使うようになってから、オイルとガソリンの蒸発ガスが混じった物がカーブレーターの表面を伝ってインテイクマニホールドに溜まる事があるんですよね。

 

 

いつもはマニュアルにはオイルレベルの記載が無いのでエアクリーナーに書かれたオイルレベルの矢印の丁度下になるように入れていたのですが・・・

 

 

エレメントの下側の円周部分がオイルレベルの矢印の下のプレスラインの所にピッタリはまるので、「これは矢印の下ではなくプレスラインまで入れろって事なのか?」と今さらながら思いまして・・・

 

 

今回はオイルの量を減らしてプレスラインまで入れる事にしました。

 

あと、マニュアルにはオイルはSAE50を使えと書いてあって10W-30では柔らかすぎる可能性があるので、次回からは今使っている20W-50を入れる事にします。

 

 

車検時に交換したタイヤは車をジャッキアップした時に下に敷いておくのに良さそうだったので持って帰って来ました。

 

 

次にタイヤのホワイトサイドウォールの保護剤の除去です。

 

 

50℃くらいのちょっと熱めのお湯とアマゾンなどで手に入る3Mのスコッチブライト、ゴム手袋を用意します。

 

 

スコッチブライトをお湯に漬けてこすると大体綺麗に落ちます。

 

 

最後は水で洗い流して終了です。

 

これでも落ちない場合はパーツクリーナーなどを使いますが、タイヤの黒い色がホワイトサイドウォールに付いて逆に汚れたりするのでまぁ、多少残っていても気にしないのがよろしいかと。

 

 

あとタイヤバルブはebayでGMのビンテージカー用として売られていた中で一番長い物を入手したのですが、それでもまだちょっと短いようなので・・・

 

 

仕方なく今まで使っていたエクステンションを今回も使う事にしました。

 

 

これだと逆に出っ張り過ぎの感じがしないでもありませんが取り合えずこのまま使います。

 

 

4輪とも保護剤を落としてホイールキャップを着けると漂白剤の広告じゃありませんけど

 

「輝く白さ!」

 

 

今まで長い間黄ばんだホワイトサイドウォールを見慣れていたので最初はこんなに白かったんや・・・と改めて思います。

 

ここからは日を改めてebayで落札したバッテリーケーブルが届いたので交換したお話し。

 

 

車検のラインが終わってすぐにチャージランプが点きまして、調べてみるとバッテリーのプラスターミナルのクランプが割れて抜けかけていたんですよ。

まぁ、タイミングが良いのか悪いのか、奈良から大阪まで走っている間にならなくて良かったですよ。

 

割れたままでは走って帰れないので仕方なく汎用のバッテリーターミナルクランプをアマゾンで入手して、それに割れたクランプをボルト留めして帰って来ました。

 

今にして思えばバッテリーターミナルクランプのボルトって頭が四角になっていてナットと供回りしないようになっていますが、随分前から供回りするのでアジャスタブルレンチ(モンキーレンチ)で保持してナットを締めていたんですよね。

 

供回りすると言う事はクランプが伸びて変形していると言う事なので、割れるのは時間の問題だったのではないかと。

 

 

で、こちらが今回入手したバッテリーケーブルで左がマイナス側、右がプラス側です。

 

今回交換するのはプラス側だけですがマイナス側もボルトが供回りするようになったらすぐに交換できるように一緒に入手しておきました。

 

 

プラス側バッテリーケーブルの交換で苦労するのがこちら。

 

写真ではもう新しいケーブルに交換は出来ているのですがセルフスターターの上にはエギゾーストマニホールド、横にはフレームがあってレンチが入る事は入るのですが振れる幅が少なくて本当にちょっとずつしかB+ターミナルのナットを回せないんですよ。

 

前回にバッテリーケーブルを交換した10年前もこのナットを締めるのに一番手こずったのですが、今回も同じことをやっていたのではらちが明かないので・・・

 

 

9/16インチのコンビネーションレンチを金ノコで切ってスペシャルツール(?)を作りました。

 

メインで使っているスナップオンを切る訳にも行かない・・・と言うか絶対簡単には切れないと思うので、出先でトラブルがあった時の応急処置用にいつも車に積んであるオートバックスで買った安いツールが役に立ちました。

 

B+のナットはそんなに強く締める必要は無いのでこの長さがあれば充分です。

 

切ったり曲げたり削ったりが気兼ねなく出来る安いツールも常備しておくと便利ですね。

 

 

これでバッテリーターミナルクランプも直ってほっと一安心。

 

他にもちょっと気になる所はあるのですが、そこはゆったり作業して行きましょうか。

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film

 

 

 

 

 

 

どうも。

 

たまに東京に行くと、「ICOCA」と言うめっちゃ関西弁な名前の交通系ICカードが使えるのかちょっと不安になるbelair58がお送りします。

 

勿論、ICOCAは関西だから60ヘルツ専用!なんて事は無く東京でも使えます。

 

さてここからが本題。

 

前回の投稿でベルエアのプラス側バッテリーケーブルのクランプが割れた話をしまして、もう交換自体は終わっているのですがその辺りは写真が出来てきたら改めて紹介します。

 

今回のネタはこちら。

 

 

こちら、今メイン・・・と言うか単に一番手近な所に置いてあるフェンダーストラトキャスターの1958年仕様なのですが、最近ドラムばっかりだったのでたまには弾いてみようか・・・と、劣化していた弦の交換をする事にしました。

 

ギターはやっぱりちょこちょこ弾いておかないとせっかく覚えた曲とか忘れちゃったりしますからね。

 

昔、Deep PorpleのMistreatedと言う7分以上ある長い曲を弾けるかどうかは別として一応一通り覚えてはいたのですが、長い間弾いていない間にすっかり忘れてしまっていました(泣)。

 

 

それはさておき弦の交換ですが、いつものフェンダー純正09-42のライトゲージを使います。

 

 

これ、フェンダー純正ですが作っているのは恐らくダダリオではないかと。

 

 

交換が終わったらこちらもいつものピーターソンのストロボクリップでチューニングです。

 

このストロボクリップ、今は新しいタイプが出て液晶がカラーになって見易くなったみたいですが、今使っているのでも特に使いにくくは無いので買い替える程では無いかなと。

 

とここで急に話は変わってこちら・・・

 

 

このブログでは久々登場の1959年発売、ハミルトンエレクトリックサターンです。

 

これ、長い間使っていなかったので久しぶりに使ってみようとしたんですが動かなかったんですよ。

 

 

なので顕微鏡でムーブメントを見てみると、バランスウイールの接点が汚れている様子。

 

そこで、以前このブログで紹介したように接点のクリーニングをやろうとした訳ですが、以前は時計用の精密マイナスドライバーを使ってクリーニングしていました。

 

でもあれではドライバーの横の部分って結構ツルツルしているのでカーボンが付いた程度だったら取れるのですが、酸化した金属がこびり付いたような状態だとなかなか取れなかったりするんですよね。

 

そこで何か他にもっと効率良く汚れをかき取る感じの物は無いか?と、試しに模型で使っている0.3mmのドリルをピンバイスに付けてやってみると、ドライバーの時よりは良く汚れが取れて無事に動くようになりました。

 

 

そこでもう1本、1957年発売のバンホーンも接点の汚れでちょくちょく止まるようになっていたので掃除しようとしたのですが、ドリルは先端まで太さが変わらないのでドリル自体に隠れて掃除している部分が見辛いんですよ。

 

なので何か細いスティール線か何かの先端を削って細く出来ないか・・・

 

と考えた所でこれですよ。

 

 

話がギターに戻って来ましたが「丁度ええのんあるやん!」と用意したのがギターの3弦の切れ端ですよ。

 

ギターの弦の交換をする時は長さをカットして調整しますから、毎回切れ端が残ります。

 

その中で3弦が太さ0.016インチ(約0.4mm)で丁度良い感じだったので・・・

 

 

1インチにカットして・・・

 

 

それをピンバイスに取り付けて先端をやすりでテーパー状に削ります。

やすりは先端に向かって一方向に削る感じでやすり目を縦に残すようにします。

 

それを使ってクリーニングしてみると・・・

 

 

先端を細くした分かなりクリーニングしている部分が見易くなりました。

 

と言う訳で取り合えず今までで一番使い易いのでこのまま使ってみる事にします。

 

先端の形状は今回は円錐にしましたが、四角錐にしてみるとか色々試してみると面白いかも知れません。

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film