ENIAC MANIAC Ⅱ

ENIAC MANIAC Ⅱ

アメリカンビンテージが大好きです。

「これはシャシを塗った所で放置・・・とかにはならんようにせんとあかんな」

 

と言う訳で以前ちょっと手を付けてみたと記事に書いたジョーハン製の 66 トロナードのディーラープロモ、シャシの塗装から始めてみました。

 

 

今回、ウイールがアクスルシャフトにガッチリはまり込んで全然外れそうに無いので、仕方なくタイヤ/ウイールにマスキングをして塗る事にします。

 

それから、ジョーハンのディーラープロモのシャシはプラスティックのピンを接着して固定してあるのですが、恐らくボディーの塗装をしたHさんがシャシを外すのにピンを無理やり抜こうとしたのか右側の穴がかなり広がってしまっていたので、一度パテで埋めて新たに開け直す事にしました。

 

 

それからフロアパンの色ですが、色々な車種のフロアパンの色を調べた感じでは私のベルエアのようにファイアーウォールがボディー色の場合はフロアパンはオキサイドレッドで、ファイアーウォールがブラックの場合はフロアパンもブラックと言うパターンが多い感じです。

 

で、66 トロナードはファイアーウォールがブラックで実車の写真を見た感じではフロアパンもブラックのようです。

 

と言う訳で先にスプレーが届きにくそうな所を先にフラットブラックで塗っておきます。

 

 

パテで埋めたシャシの穴は 3/32 インチで開け直しておきました。

 

 

次に塗装です。

 

シャシのブラックはブラックサーフェイサーをそのまま使いました。

 

 

それからフロストグリーンを薄く吹いて吹きこぼれを作っておきます。

 

 

それが終わったら忍耐の筆塗り工程に入ります。

 

まずはシルバーでトランスミッションのオイルパン、フューエルタンク、エギゾーストパイプ、ディファレンシャルギアのフロントカバーを塗って行きます。

 

 

次にエンジンの色ですが薄いライトブルーのメタリックを作ります。

 

今回はポンティアックのエンジンにも使えそうなので多めに作っておきます。

ガンクローム3にスポイトでインディーブルーを少しずつ混ぜて作りました。

 

 

それでエンジンのオイルパンを塗り、トランスミッション本体はシルバーに少しブラックを混ぜてオイルパンより少し暗いシルバーで塗りました。

 

その後は面相筆を使ってセミグロスブラックでフレームの横の部分やサスペンション、ステアリングリンケージなどを塗って行きます。

 

 

その後は平筆でフレームの上面などを塗って行きます。

 

 

 

 

かなり神経を使って疲れましたが一応これで一通り塗り終えたのでいつものモトローラのレコードプレーヤーの上でも撮っておきました。

 

 

フロストグリーンの吹きこぼれがフレームのセミグロスブラックといい感じに対比になりました。

 

 

やはり一体型シャシと言っても元の造形が良いので塗装するだけでかなりリアルな仕上がりになります。

 

と、シャシと並行してボディーの補修も進めているのでまた改めて記事にします。

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film

 

 

「はみ出したダイヤフラムには意味があるんやね。」

 

と言う訳でこちら・・・

 

 

2019年にパルセイターダイヤフラムがずれてガソリン漏れが起こったと記事にしたフューエルポンプなのですが、また同じ症状でダイヤフラムがずれてガソリン漏れが起こったので取り合えず前回と同じようにパルセイターカバーのスクリューを緩めてダイヤフラムを元に戻して漏れを止めました。

 

でもこれ、ポンプ自体は正常やからダイヤフラムだけでも交換しておかないとまたずれて漏れる可能性大やわな・・・とebayで部品を調べてみると、ポンプのリペアキットと言うのがあるのですが何故か値段がやたら高くて、アッセンブリーのリビルト品の方が安かったのでアッセンブリーを入手してダイヤフラムを部品取りしてみる事に。

 

届いたのがこちら・・・

 

 

正常に作動したので取り合えず分解します。

 

 

パルセイターカバーを外してダイヤフラムを見てみると問題無く使えそうです。

 

 

そこで、車に付いているポンプのパルセイターカバーとダイヤフラムを外し・・・

 

 

ダイヤフラムを交換したのですがまだガソリンがにじんで来ます。

試しにダイヤフラムを裏返して付け直してみましたがやはりにじんで来ます。

 

この時点で素直にアッセンブリー交換しとけば良かったかも?って思いましたがこの時はダイヤフラム交換の準備しかしていなかったので、取り合えず何とかしてにじみを止めないと車が動かせない!と言う訳で・・・

 

 

ダイヤフラムの当たり面にオイルストーンをかけて、パルセイターカバーごと交換したら何とか止まりました。

 

でもまたにじんで来そうな感じだったので、後日改めてアッセンブリー交換する事にしました。

 

 

アッセンブリー交換には純正新品を使います。

 

・・・と言っても製造されて40~50年は経ってそうな雰囲気ですが問題なく使えます。

 

 

と言う事でアッセンブリーの交換作業開始です。

 

前回交換したのが2016年だったのでまぁ、もう交換しても良い時期でしたね。

 

写真には写っていませんがCO2消火器は玄関に置いてあってすぐに持ち出せるようにしてあります。

 

 

そしてポンプ本体、ベースプレート、プッシュロッドの取り外しが終わりました。

 

何でポンプ本体だけでなくベースプレートとプッシュロッドも外すのかと言いますと・・・

 

 

2016年に交換した時の記事にも書きましたがフューエルポンプはカムシャフトで駆動されるプッシュロッドで動くようになっていて、このプッシュロッドが斜め下を向いているのでフューエルポンプを外すと抜けて来てベースプレートに当たって止まるんですよ。

 

で、このプッシュロッドを縮んだ状態で保持しておかないとポンプが取り付けられません。

 

 

そこで、2016年の時はアンチシーズを塗ってみたのですが柔らかすぎてじわっと抜けて来るので結構ポンプの取り付けに苦労しました。

 

そこで今回はベアリンググリスを塗ってみると・・・

 

 

今回は抜けて来なかったのでこれで行く事にします。

 

因みにプッシュロッドには入れる方向があってポンプ側には少し窪みがあってカムシャフト側は平らなので間違わないようにしないといけません。

 

 

何とかポンプ本体が付きました。

 

純正らしい"AC"の文字が安心感を誘います。

 

 

 

あとはポンプとフューエルフィルター間の燃料パイプを取り付けたら完了です。

 

パルセイターカバーからダイヤフラムがかなり大きくはみ出していますが、これでずれてガソリン漏れが起こるのを防いでいるのか・・・と納得しました。

 

所で冬場に燃料系の作業をする場合ってやっぱり静電気が怖いですよね。

 

そこで今回作業をするに当たって静電気防止グッズを作ってみました。

 

それがこちら・・・

 

 

左は普通の配線に片側にワニ口クリップ、片側にマジックテープ付きのバンドに配線を巻いてアルミテープを貼った物、右は壊れたバッテリー充電器のケーブルとクリップを使って作ったのですが配線の両側にクリップを付けた物です。

 

どうやって使うかと言いますと・・・

 

 

まず車と・・・

 

 

家のシャッターなどの金属部分を繋ぎます。

 

 

それから車と・・・

 

 

腕を繋ぎます。

 

ここまでやっておけば静電気がたまってバチッ!なんて事は起こらないはずです。

 

車のタイヤはある程度電気を流す性質があるそうなので、車と体を配線で繋いでおくだけでも効果あると思います。

 

 

さて今回交換したフューエルポンプ・・・

 

 

分解して今回手に入れたリビルト品と見比べてみます。

 

左が交換した物で右がリビルト品なのですが、交換した方のダイヤフラムは径が小さくてはみ出しも少なく、材料も薄くて柔らかい感じですね。

 

これはポンプ内が負圧になった時に吸われてずれる可能性は高いと思います。

 

その点、手に入れたリビルト品の方は問題無さそうです。

 

 

と言う訳でリビルト品の方はダイヤフラムの当たり面に念のためオイルストーンをかけて・・・

 

 

組み立てて予備部品にします。

 

 

元々付いていた方はダイヤフラムはもう使えないので分解したまま部品取り用にする事にします。

 

と言う訳でこれでまた当分安心して乗れそうです。

 

camera:Canon F-1 + Kodak Portra 400 film

 

 

 

 

「これも全然終われへん気がする・・・」

 

と言う事で今年はベルエアの車検イヤーと言う事もあり去年の10月頃から実車の作業が立て込んでいたのですが、模型の方も少しづつ進めていますので紹介します。

 

こちら・・・

 

 

以前、ボディーの破損を修理してペイントをやり直すと記事に書いたジョーハン製1966年型オールズモビルトロナードのディーラープロモなのですが、ちょっと手を付けてみようと分解してみました。

 

分解して分かったのですがこれ、かなり昔にボディーのみペイントがやり直されているようです。

通常、ディーラープロモと言うと塗装は凄く薄いのですが、これはやたら塗装が分厚かったのはそのせいですね。

 

”H”と書かれているのは塗装した人のサインだと思います。

 

 

と言う事でまずはフロストグリーンのボディーペイントを元の色を参考にして作ってみます。

 

最初、グリーンだから普通のグリーンにガンメタルを混ぜてブラックで明るさを調整して・・・と考えたのですが、全然近い色になりません。

 

これはどうしたものか・・・

 

と、ボディーを眺めながらしばらく悩んだのですが、ガンクローム自体ちょっと青みがかっているのでグリーンじゃなくてイエローを混ぜたらどうだろう・・・とやってみるとかなり近い色になりました。

 

 

そこで、色々分量を変えて試してみると・・・

 

ガンクローム:6

イエロー  :0.5

ブラック  :0.5

 

くらいで大体いい感じの色になりました。

 

イエローとブラックは0.5と書きましたが入れ過ぎると一気に色味が変わってしまうのでスポイトでちょっとずつ混ぜて行きました。

 

ペイントが出来たので次は今塗られているペイントを剥がして行く訳ですが、うすめ液たっぷりで拭いてみましたが全く溶けません。

 

通常の模型用塗料ではなく実車用塗料なのかも知れませんね。

 

 

そこで、室内パーツの位置決めピンにペイントが付いていたので一部カットしてテストピースを作り、ガイアーのペイントリムーバーに漬けてみました。

 

すると、ちょっと時間はかかりますが一応剥がれて素材自体も大丈夫だったので・・・

 

 

ボディー全体を漬け込みました。ボディーの素材は普通のプラモデルと同じポリスチレンです。

 

説明書きには10分程度漬け込んでブラシなどでこすって落とすように書いてありましたが、10分くらいでは全然塗装が溶けて来なかったので倍の20分くらい置いたらやっと塗装が溶けて来たので歯ブラシでこすって落としていると、今度はボディー裏側の無塗装の部分の表面が荒れて来たので

 

「これはヤバイ!」

 

と途中で切り上げてすぐに水洗いしました。

 

やっぱり漬け込むのは10分程度までにして一旦洗ってまた漬け込むとか、ちょっとやり方を工夫しないと素材を痛めてしまいますね。

 

 

と言う訳でまだかなりペイントとサーフェイサーが残っていますが、取り合えずこの状態から始める事にします。

 

何だかかなり状態の悪い車をレストアしてるみたいですね。

 

 

ボディーの割れた部分は裏からプラ板を貼って補強し・・・

 

 

表側は割れた部分を彫り込んでから瞬間パテを盛って、パテの厚みを持たせるようにしました。

 

あとはウエザークラッキングみたいに塗装がひび割れしている部分もあるのでその辺はサーフェイサーを筆塗りして埋めて行きます。

 

やり始めたはいいけどこれは凄く修正に時間がかかりそう・・・

 

 

ボディーと並行して室内パーツも塗装するために分解したいのですが、接着剤がガッチリ付いていて全然剥がれません。

 

 

仕方ないのでエングレーバーとデザインナイフで地道にカットして何とか外しました。

 

 

あとステアリングシャフトもガッツリ接着されていて抜けないので仕方なく一旦カットします。

 

ここは塗装後にステアリングコラムカバーを作ってつなげる予定です。

 

室内パーツは元々の薄い塗装のままなので剥がさずにクリーンだけしてサーフェイサーを吹いて行こうと思います。

 

と言う訳で本当に程度の悪いビンテージカー(模型自体も60年前のビンテージですが)のレストアに着手してしまった感じで普通にプラモデルを組むよりえらい時間がかかりそうですが、ボディーの補修や塗装の練習以外にも室内のディティールアップとかいろいろ試したい事の実験材料には丁度良いのでこのまま続けようと思います。

 

camera:Canon F-1 + kodak Portra 400 film