今朝ウォーキングをしていたら、
白鳥の群れが3つ、
頭上を通りすぎていった。

V字隊形をとり、
こうこうと鳴きながら。

その鳴き声はかなり大きく、
遠くからでも聞こえてくる。
野球の試合のように
お互いに声をかけあう。

白鳥はこれから北へ帰る。
おそらく何百キロメートルも飛ぶのだろう。
ガンバロウゼ、と
励まし合っているのか。

ゆっくり近づいて来るが、
頭の上ではかなり速い。
力強く羽ばたく息づかいさえ
聞こえてくるようだ。

なぜ白鳥たちは
北へ向かって飛び立つのか。
おそらく本能の働きだから、
飛びたくて飛びたくて、
じっとしていられなくなるのだろう。

そわそわし、
イライラし、
全身に力がみなぎり、
何でもできるような気持ちになる。

それがピークに達して、
ある一羽が飛び立つ。

それを待っていたかのように、
他の白鳥たちも
一斉に飛び立つ。

飛びたくて飛びたくて仕方なかった、
白鳥たちの本能が、
一気に開花する。

白鳥たちは
とてつもない快感に震え、
長い道のりをスタートさせる。

そう、
困難は快感を出発点とするのだ。

しぶしぶ始めたってダメなのだ。

やるなら、
悦びに身を震わせるくらいの
決意が必要だ。

俺も白鳥になろう。