目立たず静かに、いとをかし | 桂米紫のブログ

桂米紫のブログ

米朝一門の落語家、四代目桂米紫(かつらべいし)の、独り言であります。

芸人ですから、舞台上ではいくらでもイチビリますけれども、普段人前でイチビってる奴を見ると、すごく冷めてしまいます。

それも孤軍奮闘で一人イチビるのならまだしも、集団でイチビってるのは本当に寒すぎて、居たたまれなくさえなってきます。

面が割れていないところでは、なるべく目立たず静かにしていたいと思っています。

そして、人前でまず面が割れることがないので、基本目立たず静かにしています。

目立たず静かに、おかしなことを頭の中で熟成させる行為こそがいとをかしいと、そう思っています。