草鞋職人 | 桂米紫のブログ

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米朝一門の落語家、四代目桂米紫(かつらべいし)の、独り言であります。

結局は、“草鞋職人”なのですよ。

もちろん、自分で本当に納得のいく草鞋を作らなきゃならない。

考えて、考えて、考えて…。

一生懸命、心の籠った草鞋を作らなきゃならない。

「草鞋なんか、誰が履くねん」

とか、

「いい加減、靴作ったら?」

とかいう的外れな意見に惑わされぬよう、細心の注意を払いつつ…

真っ直ぐに、真っ直ぐに、自分の“草鞋”を作る事のみに精神を集中出来ば、それでいいのだと思います。


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