今宵の思考遊び | 桂米紫のブログ

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米朝一門の落語家、四代目桂米紫(かつらべいし)の、独り言であります。

時々「泣く」というのは、人間にとって必要な事らしいです。

でも普段生活していてそんなに頻発に泣くような事にも出くわさないので、映画を観たり本を読んだりして、毒気を抜くみたいに涙を流させる訳です。

だからそんな「理性の疲れ」が蓄積され、そうしたもの全てを吐き出してしまいたいと精神が欲している時には、些細なきっかけで涙が流れたりします。

例えば、夜明け前の鳩の鳴き声を聴いたり、ふと月を見上げたり…といった些細な事だけで。

つまり人間は、そういう時には「頭で考える」ことよりも「感覚」を頼りにしているという事で、より“超自然な存在”に近付いているとも言えましょう。


あ、すみません。ただそんな事を考えていた…というだけの日記です。


だって、趣味は「思考を弄ぶこと」ですから。


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