今日の日
毎年・毎年と
この日には 欠かさず綴っています。
今はもう会えない、
声も、仕草も、触れることすら、
叶わないあなたに…。
今日は感謝の日、
生を受けて、早52年となりました
振り返り
振り返り
産んで育ててもらったご恩も、
返せたのだろうか？と。
辛い日々もあって
生き死にを 選択した事もあって
人の優しさに触れ
世の厳しさに、耐え忍び、
這いずるように
乗り越えた時もありました。
あの頃、食べるものがなくて
砂糖湯や、
味の無い小麦団子だけの汁とか、
それを 腹を空かせた息子に与えるしか無かった母の心境は。
今、この歳になり
心が削れるほどの事だったと思います。
…お金が無いという事は、
全てが無いのと同じ事。。。
この前では、泣き言を言わず、
強かったあなたの、背中を見て僕は育ちました。
長い闘病で、痩せ細り、歯も髪も、内臓も、無くしていった あなたは
最後に「お兄ちゃん、これからは自分のために生きなよ。」と
あなたや妹達のために働き続けた
僕にそう言いました。
そんな事より
そんな事より
生きていて欲しかった
苦しく辛く痛い病気と闘う「母」には
長生きしてほしい、とすら言えませんでしたよ。
向こうでは、安らかに出来てますか？
産んでくれて ありがとう。
今日は感謝の日。
働く事しか出来なかった息子より。