ジャン=バティスト・ミシェル: 歴史の数学分析
Jean-Baptiste Michel: The mathematics of history→TEDのページへ GO




【内容】
・人類の行動を数値化するのは不可能か?
・時と共に言葉(語彙と文法)は変わる
・100以上の英語の不規則動詞の運命を 12世紀にも渡って追跡
 → ある動詞が他より100倍の頻度で使われていた場合 10分の1の速度で規則動詞に変わるという法則
 → 歴史的事実ですが 数学的な見方です
・数学は 歴史に働く力を 説明することができる場合もある
・人間は量を相対的にとらえる
 →長期的にわたる歴史的パターンとリンクさせた
歴史の真実が電子媒体で手に入ると 数学的分析はとても手軽に素早く 行うことができるようになり 歴史と文化のトレンドを調べることができる


【感想】
書籍の電子化で、言語の数学的分析が進み 人文学科や歴史が数値化されるというのはすごく面白い
人類は 言語によって表現し文化を作り上げてきたのだから、
大量のデータから分析できるようになるというから 楽しみだ。
ただ、文語と口語の違いはどうなるのだろうか 若干気になる。


【English Learning Point】
"So I think in the next decade,
the sciences and the humanities will come closer together
to be able to answer deep questions about mankind."
「次の10年間で 科学と人文学科は お互いに近くなり 人類についての深い問いに答える事ができるようになります。」
ターリ・シャーロット: 楽観主義バイアス
Tali Sharot: The optimism bias→TEDのページへ GO



【内容】
・楽観主義バイアス
 →好ましい出来事が起きる確率を 過大評価し 好ましくない出来事が起きる確率を 過小評価する傾向がある
・自分自身については楽観的
 →自分たちにその結果を生み出す能力が備わっていると思っている
・隣の人や他の市民や国の将来については どちらかというと悲観的
・幸福の秘訣は「低い期待を持つことだ」が 間違ってる理由
1.結果がどうであっても 成功しても失敗しても 期待が高い人の方が 常に幸福度は高い
 →その出来事をどう解釈するかによるから
2.第二に 結果の良し悪しに関わらず 何かを心待ちにしているだけで幸せに感じるから
3.楽観主義は成功と関係しているだけでなく 成功を導く
 →一番意外な楽観主義の恩恵は 健康です 未来が明るいと信じていれば ストレスと不安は軽減されます
・実際 楽観主義バイアスが無ければ 私たち全員 やや鬱状態になる
やや鬱状態の人は 将来にバイアスをかけない 彼等は健康的な人間と比べて 現実的
・強度の鬱状態にある人は 悲観主義バイアスがあります 彼等は将来が 実際よりも悪いと予測します
・非現実的な楽観主義は リスクの高い行動を引き起こす
・対策やルールを策定することによって ちょうどいいバランスをとる事ができる
→そうして 非現実的な楽観主義から身を守り 同時に希望を持ち続けることができます

【感想】
人は誰でも 最初は 楽観主義だろう
しかし、育った環境や経験によって、そのバイアスは増長したり抑圧されたりする
現実に向き合った時 自分が 楽観的に考えるのか 悲観的に考えるのか
まずは 自分の傾向を客観的に自己評価しておきべきであろう
悲観的であれば すこし楽観的に考えてみるだけでいいだろう
楽観的であれば、悲観的に考える必要はないが、高リスクを取る傾向があるので、
不測の事態に対するリスク対策を考えておくことを心がけるべきだろう
しかし 私自身は「棚ぼた」を期待する人間であり、「リスク管理」は苦手である


【English Learning Point】
"So it's a very good theory, but it turns out to be wrong for three reasons."
「なかなか良い理論に聞こえますが、3つの理由により間違っているということが分かっています。」

turn out【句自動】
結局~であることが分かる、~という状態で終わる、結局[結果的に]~になる、~の結果になる、(~ということに)なる、~ということが分かる[判明する]、結局~することが分かる
カール・シューノーヴァー: 脳の中身を見る方法
Carl Schoonover: How to look inside the brain→TEDのページへ GO



【内容】
・19世紀末に 脳細胞用の化学染色材が開発され 脳の配線が見られるようになった
・現代神経科学の夜明けは ゴルジ染料がもたらした
 →原理はと言うと 組織内の全細胞でなく 1%だけを染色する
・ 現在のニューロンの可視化は緑色蛍光タンパク質(GFP)で発光
 →このGFPという物質は 発光クラゲから採取
・ 細胞全体ではなく ニューロンの分子成分を 特定するには 抗体を使う
 →抗体は 免疫システムの忠実な下僕
・GFPと抗体は どちらも 全くの天然物質です
 →何百万年もの年月をかけ着々と 解決策を用意してくれていたのは 自然という偉大な技術者なのです

【感想】
科学の発達と同時に 物事は 複雑に詳細に細分化されていった。
しかしそれでも 自然から教えられることの方が多いのである。
当たり前にあることに疑問を持ち続けることを続けていると
全く思いもかけないところから ヒントを与えられるのかもしれない


【English Learning Point】
"If we compare this to more recent representations of the visual system,
you'll see that thins have gotten substantially more complicated
over the intervening thousand years."
「この図を最近の 視覚系の解説図と比べると 千年を経て物事が非常に 複雑になったと分かります。」