宗教の世界を離れ、人間関係のすべてをリセットして飛び込んだ福岡の地で、私はかけがえのない仲間たちと出会うことになります。孤独の中から始まった新しい人生の、何よりの支えとなってくれた存在です。

 

 

その中心にいたのが、福岡で自然食品店を営んでいた友人でした。彼はマクロビオティックによって人生が大きく変わった経験を持つ人物で、私の考えや活動に深く共鳴してくれました。

 

 

彼は有機野菜を卸していた福岡市内の3つの自然食レストランのオーナーと私をつなげてくれました。


そして、各レストランですでに開催していた6回シリーズの健康講座の新しい講師として、意識の高いお客さたちを対象にお話会を企画してくれたのです。

 

 

福岡に移ってからは、彼とのつながりからさらに輪が広がっていきました。そして、私の活動における最も大きな支えとなったのが、彼や他の専門家たちと共に結成した「マクロビオティック九州」というチームです。

 

 

私たち講師陣は、料理、哲学、自然農、自然出産、オーガニックな衣服、そして私のようなボディワークなど、それぞれ異なる得意分野を持っていました。

 

 

その深い知識と経験を持ち寄り、体と心をトータルに学ぶためのホリスティックな連続講座を企画し、福岡や京都で数年にわたり活動を続けました。

 

 

それは単なるビジネスではなく、同じ志を持つ仲間たちとホリスティックな健康観を社会に伝えていく「運動」そのものでした。 

 

 

宗教という大きなコミュニティを離れた私にとって、彼らは新しい「家族」のような存在でした。一人では決して見ることのできなかった景色を、仲間がいたからこそ見ることができたのです。

 

 

次回は、この活動の中で得た気づきを経て、「治療家」をやめる決断をした時のお話をします。