「これはどういうこと?」と、相手に聞かないこと。

個人的には、これが音信不通を乗り越える鍵となる戦略だと、思いはじめている。

 

彼の沈黙はどういう意味なのか、

聞きたくて仕方がない時がある。

 

「なんで返信くれないの?」

「もう私たちの関係に興味がなくなったの?」

「だったらもう、別れた方が良いよね?」

 

そして相手から「そうだね」って返事が来たら、

音信不通も恋愛関係も終わりです。

 

音信不通、3週目に突入。

その間に1回だけ、誕生日のお祝いメッセージが来た。

 

この2~3週間という短いような長いような時間の中で、

何回も、相手に聞こうとした。

 

「この沈黙の意味はなんですか?」

 

でも、そのメッセージの送信ボタンは押していない。

 

今は弱くなっているように感じるかもしれないけれど、

本当の自分(恋愛する前の自分)って、

もっと強くて、自主的であり、

誰か(彼氏)に振り回されることもなかった。

それどころか、彼氏を冷たくあしらっていた。

 

だからこそ、私は魅力的だったんだ。

 

今、私があの人に、

「この沈黙の意味は何ですか?」

と聞くことで、

自分の決断を、相手からの回答に、委ねることになる。

 

彼が「別れよう」と言ったら、

私はそれに従うことになる。

 

彼の「別れよう」という回答はでも、

私の質問によって、

引き出されたものだ。

 

私が強引に彼から言葉での回答を引き出さない限り、

今の彼の本当の回答は、「沈黙」なんだよ。

 

それがたとえ自然消滅を狙っている沈黙であり、

相手がそんな、

子どもっぽい別れ方を選ぶアホだったとしても、

 

彼が選択している、

「行動をしないという行動=沈黙」を、

私が侵略することは、

私の子どもっぽいニーズの満たし方であり、

更にアホなのは、

そのニーズの満たし方では、

自分のニーズは決して満たされることはないということ。

 

今ここにあるのは「沈黙」で、

それを受けている私が、

その沈黙をどう料理するかは、

私に委ねられている。

 

その一人の時間とスペースを、

ふんだんに、

自分のためだけに、使えば良いと思う。

 

悲しい、寂しい、不安、怒り、悔しい、

って感情を感じることは、恥ではない。

 

相手に怒りを覚えることは、罪ではない。

 

だけど、絶対そこで、終わりではない。

 

時間をかけて、

自分が本当の、あの強さを持った自分に戻った時、

仮に彼が帰ってきたとしたら、

彼が再び努力をしなければならないほど、

私は今まで以上に、

逞しく魅力的になっている。

これは、決断。


今回の音信不通がなかったら、

私は弱く依存的な、彼を追いかける、

魅力ない女であり続けていた。

 

仮に、この先一生彼が戻って来なかったとしても、

こんな試練の中で自分磨き(特に精神面)をしてるんだから、

次に出会う恋愛は、最高級のものになる。

 

不安になったり、相手に依存したり、

アホみたいに尽くし追いかけたりなんて、

二度としない。

 

だから、あいつからの音信不通、

この白黒はっきりしない、

グレーゾーンな沈黙に対して、

「これはどういうこと?」、

「この沈黙の意味は何ですか?」と聞かないことが、

そのための、最初の戦略。