皆さん、お久しぶりでした！
今日9月10日は、中国の「教師節」です。
中国では、9月から新学年が始まりますので、教師節
を設けることにより、教師や教育に対する尊重の念を思い
起こさせる目的があります。
また、明後日の9月12日は中国の「中秋節」です。
中秋節は旧暦8月15日、春節（旧正月）、元宵節、端午節
とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれています。
この日の夜は一家団欒して、庭に供え物をならべ、月を拝ん
で月見をします。月餅やくだものを食べ、団欒や豊作を祝います。
中秋節に関する面白いな民間神話があります。以下で紹介します：
「嫦娥、月に奔る」
昔々、空には10の太陽があった。地上は焼けつくように熱く、
川は干上がり、農作物や木々が枯れて、人々は暮らせなく
なってしまった。
そのとき、弓の名手・ゲイが弓に矢をかけ、9つの太陽を
つぎつぎと射落とした。最後に残った太陽は、それを恐れて
「早朝にのぼり、夕方に沈む」というゲイの求めを聞き入れた。
こうして、気候が順調になり、万物がすくすくと伸びて、人々
は平和に暮らせるようになった。その後、ゲイは嫦娥を妻とし、
仲むつまじい生活を送った。
不老長寿を望んだゲイはある日、西王母（西方の崑崙山に
住むとされる中国の伝説の女神）に不死の薬をもらい、それを
嫦娥に保存させた。
しかし嫦娥は、8月15日にその薬を飲んで、月にあるという宮殿
「広寒宮」へ舞い上がってしまった。猟をして戻ったゲイは、嫦娥
が月へ奔ったと聞き、悲嘆にくれて嫦娥を想った。毎年8月15日に
なると、庭にテーブルを置いて、嫦娥が好きなくだものを供えた。
それを見た人々が、ゲイのように供え物をならべて、嫦娥を記念
することが慣わしになった――といわれている。
ちょっと切ない物語ですね！
中国語では、「嫦娥奔月 」と言います。
覚えましたか？
教师节和中秋节快乐
では、また！
駱秋霞
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