「天は、自ら助くる者を助く」

名訳!

どんな人にも努力は必要です。

 

こんにちはBJです。

今日は、私が大きな勘違いをしていた「仏教」について書きます。

いきなりですが・・・

「大乗仏教」って知ってました?

私、これについて大きな勘違いをしていたわけです、はい。

勘違いは、大乗仏教の発生は中国と思っていたこと。

アホで馬鹿な勘違い。

インドです。

玄奘三蔵法師って覚えています。

孫悟空、猪八戒、沙悟浄をお伴にした

 

夏目雅子。

 

良かったなぁ・・・・

音楽が聞こえてきそうです。

何の話だ!

さて、玄奘三蔵さんは、何のためにインドに行ったのか、なにも妖怪退治の旅ではありませんで仏教の経典を集めることが目的だったのです。

やはりインドで経典が作られていたのですよ。

考えれば分かりそうなのもですが、孫悟空とかの物語しか覚えていない私。

てっきり、大乗仏教は中国で創作されたものと思い込んでいました。

恥ずかしい。

で、疑問もありまして

 

なんでこんなに沢山「仏典の種類」があるのか。

 

大乗仏教の経典は、般若経、法華経、華厳経などなど。

そんなに仏陀は沢山の「悟りの方法」を考えて教えたんでしょうか?

だいたい「大乗仏教」って何?

と思い始めたのは、私が以前お寺に行ったとき、たまたま「大乗仏教」と言う言葉を聞いたからです。

なにやら分からない言葉。

その言葉と、やたらに多い仏教の経典。

これは調べる価値があると、いつもの知識欲がむらむらと湧き出てきました。

で、「哲学と宗教全史」を買い込んで読んだのです。

 

どうせこんなに大量の経典を作るのは中国だろうと言う偏見を経て、インドであったと言う記述を読みまして目が覚める思いだったのですが・・・・

実は、それより私にとってとんでもない事実を見つけたわけです。

知識欲は持っとくべきですね。

では、とんでもない事実とは

 

お釈迦様は大乗仏教を知らない。

 

ドッカ~ン!でしょ。

ビックリしました。

してください。

知らないのですよ、お釈迦様は!!!!

なんだそりゃぁ。

知りたくなってきたでしょ。

 

お答えします、その知識欲に。

インドは、昔々バラモン教が大多数でした。

カースト制(身分制)の宗教なんですけど、もう一つ。

このバラモン教は生贄が大好き。

特に牛は大好物でやたらに牛を生贄にしていたのです。

そのうえなんと牛肉は、バラモン僧侶の腹の中。

地主や農家は大迷惑。

でも抗えませんよね。

 

「神様が、お前の牛を所望じゃ。」

 

とか言われて分捕られちゃう。

相手は神様ですから・・・

そこに仏教と言う新興宗教が現れました。

この宗教では

 

「無益な殺生はするな。」

 

なわけです。

これに飛びつくのですよ、地主さん達は。

バラモンの僧侶達が、牛を出せって言ってきても

 

「うちは仏教!」

 

で、追い払うことが出来るのですから。

この頃の仏教は、個人の解脱を求めているのですけどね。

地主さん達は、そんなことはどうでもいい。

「クリスマスのプレゼントは?」

「うちは仏教!」

と言う言い訳どころの話ではない。

生活の基盤たる農業の必需品「牛」は安泰。

地主さんウヒャヒャ!

これだ!ってなる訳です。

哀れバラモン教は地方に追いやられ、都市部では仏教などの新興宗教が幅を利かせてくるわけですね。

 

困ったのはバラモン教一派。

巻き返しを図ります。

生活が、かかっていますからね。

そりゃもう必死。

まずは、大不評の「牛の生贄を止め」ます。

難しい教義も「簡単に分かり易く」していきます。

単に信仰すれば「救われる。」と言う教義にしちゃいました。

偶像崇拝も「やりましょう。」土着の宗教を取り込みます。

生き残りが第一優先ですからね。

 

これは、うけたんですよ。

仏教の難しい教えなんかより分かり易い。

牛も出さなくていいし。

と言うか、あまりに牛を殺すなと言う宣伝が強く影響して「牛は聖獣」にまでなったと言う説が有力だそうです。

インドってそうでしょ。

 

地方に追いやられたバラモン教は、地方労働者の都市部流入により、ほとんど逆輸入のような形で都市部を席巻し始めます。

このとき、バラモン教からヒンドゥー教に名前が変わりました。

 

もう、ビックリしたのは仏教一派。

何でそうなる訳!って考えます。

 

あれっ!

終らなかった!

ごめんなさい。

次回に続く・・・・・

 

ではまた。

 

見なかったことにする。無かったことにする。

嫌なことは、すべて外部化する。

それで生きて行けるでしょうか?