人は不安と共に生きる。
漠然とした不安は、人の原罪に起因するのでしょうか。
でも、仕事上の不安は「良き友」でしたよ。
こんにちはBJです。
悩み多き時代ですよね。
異常気象とか、戦争とか、超高齢化社会とか。
どこまでも悩みが続きます。
人の世の悩みは、突き詰めていけば「人間関係」に行き着きます。
なんで、人間関係が破綻するか?
これを考えていくと「個人の欲望の方向」に起因するようです。
つまり各々の「欲」が違う方向を向いていると破綻するし。
たまたま同じ方向を向いていると「良い関係」になる。
ここら辺までは、よろしいでしょうか。
実は、また人の善悪を考えていまして。
またかよ!
って、お叱りは覚悟の上です。
だって、答の無い「正当な疑問」ほど面白いものは無いのですから。
で、前回は「良心」の話をしましたが、善悪は分からないと書きました。
じゃ、今回はどうなんだと言うと別の角度から考えてみたいと思いまして。
「欲」
です。
人の欲には限りが無いと言われています。
では、欲イコール悪なのか?
んなわきゃありません。
だって欲のおかげで技術の進歩があったのですから。
生活が楽になったでしょ。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫。
楽になりたい欲の結晶です。
楽になって何をするのか・・・それは別。
でしょ。
それも欲。
うふふ。
では欲は善か。
そんなわきゃない。
欲深いやつって誉め言葉ではないし「水戸黄門」では「悪代官」。
「廻船問屋」なんかも欲深い。
なんか、まともな代官とか廻船問屋が可哀そうになる。
閑話休題。
ところが、あまりにも大きい欲は「大志」とか「野心」になり。
人を突き動かします。
それよりもっと大きな欲は?
人のために、世のために何かを行う。
あれれ。
欲は、無限に広がれば善になります。
無限に小さく成れば・・・悪。
かも知れません。
不思議ですよね。
つまりは人の欲の持ちようでしょうね。
自分を大きく見せるために嘘をつく。
これって名誉や権力への憧れなんですけど、りっぱな欲望です。
では、この件は悪か?
そうとも言えません。
自分を大きく見せたくて嘘をついたけど、その嘘を本当にするために努力する。
努力して嘘の自分に本当の自分を近づけていく。
それは、その個人にとって良いことです。
ダメなのは、嘘のつきっぱなし。
いずれ信用を無くします、これは悪い方でしょ。
どちらも真実であるなら、どういうことになるのでしょうか。
ここは、「欲望くん」に登場してもらいましょう。
なんでも名前を付けるな!
すいません、癖なんです。
さて欲望くんは、生まれたときから我々のお友達です。
最初は、ほとんど本能といえるぐらいの幼いやつです。
それが、我々の成長と共に大きくなってきます。
何故か。
知識が増えるからです。
「想像」が出来るようになってくると彼が覚醒してきます。
はい、覚醒しました「欲望くん」。
ものを思うと言うのは、簡単な事ではありません。
まずは、対象について知識が無ければ「想像」はできません。
知りたいと言うのは知識欲だからです。
ほら、人の資質の形成に深くかかわってくるでしょ。
ここら辺に人の「性善・性悪」の見極めが出来る「何か」があると考えてもいいのでは。
なんて思っています。
次回も「欲望くん」には登場してもらいましょう。
面白くなりそうです。
あっ・・・宣長さんを忘れている訳ではありません。
また書きます。
ちょっと寄り道。
ではまた。
「平等であれ」と言う言葉。
本当に人は「平等」になりたいのかしら。
平等が好きなのかしら。
そうは思えないのだけど。