こんな自分でも出来るのだから他の人は出来て当然。

その間違いに気付いたのは最近でした。

 

こんにちはBJです。

今日のテーマは「上に立つ人の魅力」なんですが、魅力とは何かの回答として先に

書いちゃいました。

 

「可笑し味」

 

と、しました。

「上に立つ人の魅力」と言っても具体的に何かと言われると困っていたのですけど。

司馬遼太郎さんの本に「可笑し味」と言う言葉が出ていて最適解と思ったのです。

文章の抜き書きをします。

 

『三河衆が家康の窮迫時代からあれだけ熱心に彼を奉じてきたというのは、どこか

 ひとに愛される可笑し味がなければならない』

 

家康と言う人は、権謀術数の人で狸親父と呼ばれ面従腹背の最たる人と思えるし

そうでなければ生き残って幕府を開くこともなかったと思います。

でも、それだけの人であれば一軍の将として戦国時代を切り抜けることは出来な

かったと考えます。

やはり人としての魅力「可笑し味」が、周りに認知されなければ担がれる存在には

なれなかったと。

 

どこの仕事場にもそういう人がいると思います。

仕事が出来て、人にも自分にも厳しくて、どんどん進んでいく人。

でも、何故か人気があって周りに笑いが絶えない人。

本人の努力もあるでしょうが、多くの場合、その人の「可笑し味」を周りが察知して

いるのです。

本能的に察知すると言ってもいいかと思います。

仕事の話になると的確で最短の解決策を指示するのに、普通の生活での行いが

なんか可笑しい。

誰もが知っているタレントの名前を間違って覚えていたり、コンビニの商品は安いと

信じ込んでいたり。

それも、わざと笑いを取るためではなく本気で信じ込んでいる。

本気かどうかは、間違いを正された時のリアクションを見れば分かります。

作り笑いも言い訳もしないで、不思議そうな顔をし本当かどうか調べ始める。

そんな人。

 

これは、人に愛されます。

 

そして、この魅力は学習できません。

持って生まれた資質になると思います。

だから少ない。

少ないから他人がすぐ察知して手を差し伸べようとする。

これが一軍の将となる資質と思っています。

 

なんとか、上に立つ人の魅力の説明がついたかなとホットしております。

でも、可笑し味は隠し味なんですよね。

隠し味だからこそ、人は敏感に察知するのです。

無理して「可笑し味」を出そうとすると全体のバランスが崩れてバカな人になります。

気を付けましょう。

無理は、しないにこしたことはありません。

 

ではまた。