成功者の独善に満ちた回想や訓戒。

役に立たない見本だと思っています。

 

こんにちはBJです。

今日は、仁斎先生です。

ほとんど知らないと思います。

江戸時代に「古義学(古学)」をあらわした人です。

このお爺ちゃん大好きです。

(お爺ちゃんと呼ぶのは、残っている肖像画がお爺ちゃんのため)

論語の研究に生涯をささげた方です。

 

何がすごいって「超深読み」。

論語の見方が変わりました。

超超超深読みです。

江戸時代の官学であった「朱子学」に学び始めながらも朱子学の原典に対する純潔さ

を疑い、「論語」の原典に回帰した人です。

 

何しろ深読み。

孔子を理解しようとしたのではなく、体感しようとした人かな。

 

とは言え、知っている人もほとんどおらず、長い間残念でありました。

荻生徂徠とか本居宣長は、そこそこ有名でしょ。

同格と思える、仁斎お爺ちゃんや契沖坊主殿が何で有名じゃないのでしょうか。

かなり不満です。

 

さて、そんな不満を抱えながらのある日。

本屋さんの哲学書欄に「仁斎先生の論語注釈」の本を見つけました。

新書です。

・・・・・奇跡だ。

早速、手に取ってちらちら立ち読みを始めました。

「立ち読み禁止」と目の前に張り紙があっても、ちらちら立ち読みです。

だって上下巻で5,000円超え。

分厚いし。

とは言え、立ち読みでも半年もあれば・・・・なんて考えておりました。

どうせ皆知らないし、知っている人でも価格に驚いて買わないだろう。

私のように・・・・・へへへ。

 

売れちゃいました!

 

なんだよ!!!!

2回しか立ち読みしていないのに!!!!!

なんだよ!

1セット売れたら2セット目出せよ!!!

立ち読みさせろよ!!!

 

ここ1カ月ほど立寄っていますが、2セット目が出てきません。

落胆!

 

でもね。

ちょっと嬉しい。

仁斎先生を知っている人がいる訳です。

5,000円超えもなんのそので買っていく人がいる訳です。

屈折した喜びを感じています。

 

しかし・・・・・・

早く2セット目出してほしい。

切なる願いです。

 

でも、立ち読みだろうな。

悲しいけど。

 

ではまた。