
今現在、この時計について分かっている範囲内でちょっとだけ記事を書いてみる。
文字盤に印字された機種名(ブランド名?)と裏蓋の型番を手掛かりに、あれから色々調べてみたのですが、ようやく機種を特定しました。
この時計の名前は【セイコー・キングクォーツ】──かつてセイコーが販売していた高級クォーツのブランドで、最高級
の【スーペリア】を頂点に【グランドクォーツ】に次いで高価格帯に部類された高級機だったらしい。
発売された時期は1970年代後半。
セイコーが世界初の腕時計タイプのクォーツ式時計を発売したのは1969年のクリスマス頃だったそうなので、このキングクォーツは比較的初期のクォーツ式時計になるようです。
キングクォーツにも中身のクォーツ機械や製造時期の違いでバリエーションがあるようですが、この個体は第二精工舎亀戸工場(現セイコーインスツルン)製で、裏蓋のシリアルナンバーからこの個体は1977年8月頃と推測されます。
自分の中でセイコーの“キング”といえば、やはり第二精工舎の亀戸系のイメージが強いので、“グランド”が強い諏訪系のキングクオーツよりもこっちの方がしっくり来ると感じるのはオイラだけじゃないと思います。
──と、分かったのはここまで、こうして調べてみたものの、この手の古いクォーツ式時計には疎いため、イマイチこう、ピンと来ない…(苦笑)
元は高級時計だったのはまぁ分かったとして、何せケースには打ち傷や擦り傷がチラホラ、ガラスは傷まみれ、電池が無ければ動かないクォーツ式ですから、当然動いていないため、そんな感想しか出ない。
機械式なら竜頭を巻いたり、時計を振ったりすれば動く場合も多いですが、その点クォーツ式は文字通り蓋を開けてみないとジャンクかどうかの見極めは難しい…(汗)
しかし、見た目はくたびれているものの、ケースはいわゆる“セイコースタイル”と呼ばれるセイコーの高級機に多い洗練された飽きの来ないデザインで、エッジの立った部分もまだ残っているコトから、クォーツ式時計がまだ高価だった時代の国産高級クォーツの風格みたいなものは何となく伝わってくるため、もし中身が大丈夫なら手入れ次第では輝きを取り戻せるかもしれません。
当初は裏蓋を開けて使用する電池を確認し、電池を買ってきて自前で電池交換も考えましたが、相手はかれこれ40年近く前のビンテーヂなクォーツ式時計──しかも往年の国産高級クォーツ──下手にツツいてぶっ壊し、本当に“ジャンク”にしてしまっては惜しいので、ここは素直に行きつけの時計屋(クルマで片道3時間…)に持ち込もうと思います。
とりあえず動くコト、使えるコトが確認出来ればOHと一緒にパッキン類とガラスの交換はしたい。
一般的にクォーツ式は稼働部が少なく、機械式ほど頻繁はOHは必要ないらしく、料金も機械式よりも安い場合が多いそうので、中の回路や基板がやられていないコトを祈るばかりです…。
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