性根のやおい(優しい)ええ人じゃった | 華麗なるヲタ族 ~哀と自虐に満ちた独り言の日々~

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ヲタクで変人、社会のはみ出し者を自称する広島のアウトロー【クズノキワミオヤヂ】が戯言・寝言・妄言・世迷言・虚言・失言・暴言などをグダグダ垂れ流す独り言ブログです。

ここに一つ、古ぼけた箱がある。



そう、以前記事にも書いたあの預かり物です。

中身はコレ。












































本来の持ち主はこの前アップルパイを差し入れに持って来てくれた幼なじみのひよこ(従姉)のお父さん──つまりオイラの義理の叔父──既に故人である。

オイラが子供の頃の話ですが、この人はオイラが小学校低学年の時にみっくん(ひよこの兄。オイラより3つ年上の従兄。故人)とドライブ中に交通事故に巻き込まれ、ひよこのお父さんは28歳の若さ、みっくんは10歳という幼さで早くに亡くなられてしまいました。

ひよこのお父さんは日産のカーディーラーとして働いていた営業マンで、いつも背広をビシッと着こなすマジメな働き者で、営業マンの傍ら自動車競技でサーキットを駆ける腕のいいレーサーとしての顔も持っていた、とにかくおしゃれでスマートなカッコいい人だった。

そんなひよこのお父さんを見ていて「グータラで遊び人のオレの父親とは大違い」「こんな人が父親だったらなぁ…」といつも思いました(苦笑)





んで、オイラの家庭事情(両親が離婚、父親は不在がち、年老いた祖父母が親代わり、不登校気味で引きこもりのオイラのコト)を知っていたひよこのお父さんはそんなオイラを不憫に思ったのか、家が直ぐ隣(歩いて数秒の距離)で元々家族ぐるみの付き合いというコトもあり、よくお泊まり会をし、ひよこやみっくんと一緒によく遊んでくれましたし、いろいろ理由を付けてはひよこのお父さんの当時の愛車だった日産の黒いスカイライン(確か4代目のC110型だった気がする)に乗せてもらい、長崎市市内へよくドライブに連れて行ってくれたり、動物園や水族館にもよく連れてってくれ、義理とはいえ、義理の甥であるオイラを実の息子のように可愛がってくれ、本当に良くしてもらいました。





前置きが長くなりましたが、この時計はそんなひよこのお父さんが生前使っていた遺品となるのセイコー5。

ひよこのお父さんが中卒で日産に勤め始めてコツコツお金を貯め、結婚した18~19の頃に自分へのご褒美にと買った品だとか。

今もそうですが、昔は猫も杓子も当時はスイス時計がもてはやされ、高価なスイス時計を持つコトがステータスだった当時、国産の自動巻きでスイス製よりは廉価だったセイコー5をあえてチョイスしたあたりは堅実で飾らない性格のひよこのお父さんらしく、それを亡くなるまでの10年近く仕事用はこれ一本で通していたそうだから、セイコー5への愛着やこだわりが感じられます。

何故今頃になってコレが出てきたかというと、じい様と母親をひよこに預けるため彼女の家に訪問した際「にぃくん(←私)って最近、古い時計に興味に興味があるみたいだけど、この時計のコト、何か分からない?」と、このセイコー5を見せてくれたのがキッカケだった。

オイラ自身、大して時計に詳しいワケじゃないんですが、この時計は何となく子供の頃にひよこのお父さんが腕にハメていたのを見覚えがあったコト、かねてよりセイコーの古い機械式時計、特にセイコーマチック系やセイコー5系は資料やネットなんかで勉強していたコトもあり、文字盤のマークや裏蓋の刻印からすぐに亀戸51系の【51ニューファイブ】と分かった。

「振ってみた感じだと一応動くみたいだから、部品が傷んでなければOHだけで済むかもな」と答えた。

すると彼女は「じゃあ、この時計を修理してくれそうな時計屋さんを探して欲しいの。かかった費用分のお金はちゃんと払うから!ね、お願い!(-人-)」──と、言う。

頼まれた当初は8月の広島土砂災害もあってひいじい様の手巻きモーリスを失い(※のちにほぼ無傷で見つかりました)、心情的に時計の話題には関わりたくなかったので、答えにあぐねいていしました。

でも、幼い頃にオイラを本当の息子のように愛情をもって接してくれたひよこのお父さんとの思い出が脳裏に蘇り、まだ幼かった自分はひよこのお父さんに何の感謝の言葉も言えず死別したコト、そんなひよこのお父さんにわずかながら“恩返し”が出来る最初で最後のチャンスだと気付いたコト、そして幼い頃から兄弟同然の身内である彼女の頼みを無碍に断るのも忍びないコトから、修理業者探しを承諾。

んで、修理業者のメドが付きそうというコトからこの前ひよこが持ってきた手作りアップルパイの差し入れと一緒に預かったというワケです。

時計屋のじいさんに同業者で知り合いがいないか尋ねてみようと思います。



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