今でこそ我々日本人は人生80年と言われているが、例えば戦国時代あたりの医療水準がはるかに低かった時代は乳幼児の死亡率が高く、ちょっとした怪我や今では死に至るほどでもない病気でも命取りとなっていたし、戦乱の世とあっては武士であれば寿命を迎える前に戦で討たれたり、農民であれば兵糧として無理にお米や野菜を徴発され、それが原因で深刻な飢饉や疫病の蔓延を引き起こして命を落とすコトが多かったであろうから、当時の日本人の平均寿命はせいぜい40~50年(※)くらいだったでしょう。
※ちなみに現代においてこの数値程度の平均寿命しか生きられない(寿命が短い)国はかつてダイヤモンドの採掘利権を巡って10年にも及ぶ凄惨な内戦を経験したアフリカのシエラレオネ(男性47歳、女性46歳)だそうです。
それを考えれば第二次世界大戦後の医療技術が進歩し、公衆衛生が確立され、外国との戦乱に直接巻き込まれるコトなく戦後70年間、平和な時代を生きている我々日本人は本当に恵まれた時代に生きていると思う。
前置きが長くなりましたが、そんな人生80年という長いようで短い人生の中で、一生に一度くらい“やってみたいコト”“見てみたいもの”──そして“手にしてみたいもの”というものは皆誰しも持っているだろう。
オイラは汚れきった物欲の塊(苦笑)ですから、例えばカメラなんかだと数十万、百万以上もする現行のローライフレックス(二眼レフ)やリンホフのフィールドカメラ(大判カメラ)などはカメラや写真好きの自称“日曜写真師(笑)”としては一度は手にしたいカメラです。
そして最近、カメラ以外にも楽しんでいるのが時計。
この趣味に目覚めて1年半と日が浅いため、まだ自分の中で具体的な方向性というか、収集する時計のジャンルはまだハッキリしていないのですが、メカに凝る自分にしては珍しく、時計に関しては見た目のデザインや雰囲気、そして直感で選ぶ場合が多く、気に入ったデザインのシリーズやデザインの系統が似たモノがやはり手元に集まりますので、今はそういうスタイルでの収集でもいいかなぁという感じです。
中でも一番興味があるのはセイコーの機械式時計で、同社の自動巻き時計のベストセラー&ロングセラーの【セイコー5】シリーズで、古いビンテージ品から現行の逆輸入までとにかく興味津々。
それもあってセイコーの時計はやはり好きですし、そんな縁もあってセイコーの高級ブランド【グランドセイコー】に興味が湧くのも自然な流れ。
もちろん、セイコーにはグランドセイコーよりも更にお高い【クレドール】や【ガランテ】といった数百万、数千万もする超高級な時計ブランドもありますが、一般の知名度で言えばほぼ無名に近く(※愛用者の方、どうもすみません…汗)、世間一般に広く認知されているセイコーの最高級ブランドといえばやはりグランドセイコー。
なので、今回は日本で一番知名度があり、歴史もそれなりにある国産の高級時計、グランドセイコーの中からオイラが憧れる機種をいくつかピックアップ。
例えばこちら↓のSBGR051はベゼルやラグが太くてガッチリした、だけどスタイリッシュで精悍な面構えの現代的なデザインがどんな格好でも無理なく身に付けられそうでいい感じ。

限りなく個人的な趣味や嗜好で選ぶならこの↓SBGW031はクリームというか、この枯れた感じのアイボリーっぽいカラーの文字盤とボックス型のサファイアガラス(無反射コーティング)、クラシカルなケースのデザイン、ワニ革バンド(黒)、そして手巻き仕様と、数ある現行のGSの中では一番好みのタイプ。

でも、GSのモットーとする“最高の普通”“実用時計の最高峰”をストイックに突き詰めていくなら迷わずこの↓SBGT035(クリーム)やSBGT037(黒)あたりのデイデイト付きのクォーツ式(年差±10秒)であり、一度時刻を合わせれば電池が切れるまで時刻合わせはほぼ不要、限り無く手間要らずな実用時計としてコレも捨てがたい。


もう一つクォーツ式になりますが、これ↓はSBGV005というマスターショップ限定モデルで、1967(昭和42)年に亀戸の第二精工舎(現セイコーインスツル)初の手巻きGS(44GS)のデザイン──のちの“セイコースタイル”と呼ばれるデザインをイメージして作られたGSで、シャンパンゴールドの文字盤と平面を基調としたシャープなケース、青い秒針がアクセントになっていてクォーツながらグッと惹かれる一本です。

個人的なデザインの好みで順位を付ければSBGW031(手巻き)>>>SBGV005(クォーツ)≧SBGT035(クォーツ)=SBGT037(クォーツ)>SBGR51(自動巻き)でしょうか?
ただ、使い勝手や手間がかからない実用面ではSBGT035(クォーツ)=SBGT037(クォーツ) ≧SBGV005(クォーツ)>SBGR51(自動巻き)>SBGW031(手巻き)という順になります。
クォーツ式のSBGT035とSBGT037、SBGV005を除けばいずれのGSも40万前後はしますが、例えばスイスの定番ブランドになる【ロ○ックス】や【オ○ガ】などと比べても遜色ない、又はそれ以上に美しい仕上げや作り込みですし、機械式であるSBGW031とSBGT035はクロノメーター規格よりも更に厳しいセイコー独自のGS規格をパスしているコトから、値段に対しての性能もこれらのブランドよりも上であるコトから、限られた資金でいわゆる“一生もの”の時計を買うなら自分はとりあえずGSが一番最良で満足度が高いんじゃないかなぁと考えてます。
ただ、これは何度も書いたかもしれませんが、時計は限りなくその人の趣味嗜好が出るアイテムですから、別にロ○ックスやオ○ガがダメ、劣っていると言っているワケではなく、あくまで客観的にカタログ上のスペックを見た場合であり、時計の価値は必ずしも値段や精度、そしてブランドの看板だけでは測れないものです。
自分はロ○ックスの時計に対してあまり良いイメージがなく、デザインとかが好みではないのですが、オ○ガに関しては堅実でお上品なイメージとシンプルなデザインがとても秀逸な、憧れのスイス時計で、ブランドの格云々に関係なく魅力的なブランドですから、セイコーもオメガも本当に甲乙が付けがたいです
まぁ、オイラみたいな現金収入がほとんどあってないような自営業はローンなんて組めないから、買うにしても箪笥でコツコツ貯金するしかないし、高嶺の花だから本当に買える日が来るのかすら怪しいですが…(汗)
でも、いつかこの3つの系統のGSの中からいずれか1本は手にして拝んでみたいものです。
クォーツ式でもいいから本当にGSは1本欲しいです…(;´Д`)
カタログやGSのホムペを見てただただ溜め息しか出ない今日この頃です。
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