この西岩国駅の駅舎は貴重な文化財の一つですが、もう一つ西岩国駅を語る上で外せないのがコレ。


そう、木炭自動車です。
ちなみに“木炭自動車”というのは俗称で、正式名称は「石油代用燃料使用装置設置自動車」と言い、略して「代用燃料車」又は「代燃車」などと呼ばれ、燃料として主に木炭(※)を燃やすコトで不完全燃焼が起きる際に一酸化炭素が発生する時にわずかに生成される水素を同時にエンジンに取り込んで動力源とする自動車です。
※木炭以外にも薪や石炭を使用するものも存在した。
1931年の満州事変を皮切りに1937年に日中戦争勃発し、準戦時下となった頃からガソリンが軍需優先となって徐々に普及し、1941年の太平洋戦争へ突入してから最盛期を迎え、終戦後しばらくの戦後混乱期の燃料不足を補う形で庶民の足となったのがこういった木炭自動車だったそうです。
ちなみにこの木炭自動車は戦前に西岩国駅で走っていた木炭自動車(おそらくタクシー?)をつい最近(9年ほど前)になって地元のとある自動車整備会社の会長さん(故人)が残された写真や資料などを元に既存のガソリン車(ジープ)を改装して復元した復刻版で、岩国市に寄贈したものだそうです。
ここに停められているのは展示用ですが、観光用に実際に公道を走るコトが出来る木炭自動車が岩国城ロープウェイ山麓駅にもう一台展示されています。



実は日本で実際に走る木炭自動車は全国的にも珍しいらしく、自分が知る限りおそらくこの岩国市の木炭自動車だけじゃないでしょうか?
なお、この復刻版の木炭自動車は厳密には木炭“でも”動くガソリン車で、プ○ウスみたいな“ハイブリッド車”とは違うけど、2つのエネルギーで動く自動車という意味では似ている感じですね。
オイラはつい最近この岩国市の木炭自動車の存在を知ったくらいなのでまだ乗ったコトはないのですが、機会があればぜひ乗ってみたいです。