我が家に残る戦前の古いアルバムを眺めていると、なかなか絵になっている写真があったので一枚紹介。
今からちょうど92年前に地元で撮影された桜の花。
撮影者は当時中学生だった実家のじい様が個人所有のカメラで撮ったスナップ写真。
まだ家庭用カメラが庶民には馴染みが薄く、贅沢品どころかまだ珍しかった時代、しかもそれを一介の中学生が個人所有で、決して安くはないであろうフィルム代と現像代を払ってスナップ写真を撮るというコトが既に現実的ではない、奇跡としか言いようがないですが、そういったツッコミは抜きにしても、これはなかなか貴重一枚だと思う。
まさか90年以上も前の地元の桜をこうして時空を越え、写真を通じて見るコトが出来る──それだけでも非常に感慨深いモノがあります。
ちなみにこの桜が撮影された場所は自分も知っており、現在もこの桜の木は健在(!)である。
言い伝えではこの桜の木は私のじい様が物心ついた時にはすでにあったようで、正確な樹齢は定かじゃないですか、少なくとも樹齢は100年以上にはなるんじゃないかと言われています。
そしてこの桜の木の下でひいひいじい様やひいじい様、じい様を始めとする家族、様々なヒトたちのドラマやエピソードが生まれ、歴史が紡がれてきたと思うと、何だかロマンチックだと思う。
我が家のアルバムや写真、ネガを一手に管理する立場になって年数は浅いけど、こういう写真こそ、後世まで家族に残すべきだなぁと、妙な責任感みたいなモノが湧いてくる。
何気なく撮った写真は最初こそ些細な記録だけど、年数を経る毎にその写真の持つ重みが増し、当時を知る貴重な記録となっていくから、フィルムやデジタルを問わず、些細なコトでも写真に撮ってプリントして残しておくべきだ。
自分が生きている間に地元の風景やイベント、家族や親戚たちとの思い出の記録を写真と一言メモという形で可能な限り記録・整理して残し、次の代にアルバムをバトンタッチ出来るように少しずつ準備していかなきゃな。
自分の父親やじい様、母方のじっちゃんが同じく写真好きの自分にカメラや写真、アルバムを残してくれたように。
Android携帯からの投稿
