こんばんわ、南部廣洲です。
日付は変わりましたが、つい先程テレビでやっていた終戦ドラマスペシャル【歸國】を観ていてふと思ったのですが、戦後65年もの月日が流れた今の現代日本は本当に幸せな時代になったんでしょうか…?
劇中でも長渕剛扮する秋吉部隊長も“家族を顧みぬ人間達の社会が本当に豊かだと言えるのか?”“便利とはサボるというコト”“今の日本人は【豊か】と【便利】を勘違いしている”と言っていましたが、正にその通りだと思います。
確かに今の日本は長引く不況により幸せとは程遠い厳しい時代とはいえ、アフリカのどこかの最貧国みたいに経済や社会システムが崩壊し、明日の生活すらままならいほど切迫しているわけじゃないし、物質的・経済的には世界でも最も恵まれ、日本国民のほとんどは何不自由ない生活を送っているコトでしょう。
しかし、日本はモノの豊かさと引き換えに、日本人が昔から大事にしてきた“義理”や“人情”そして何よりも“心の豊かさ”を見失いつつあるのは事実だし、最近の100歳以上の高齢者の行方不明騒ぎのニュースを見ていると日本は確実に“無縁社会”へと進行しつつあり、日本人の心はますます貧しくなるばかり。
たぶん、今の現代日本を目の当たりにした英霊たちはさぞガッカリするだろうし、国や郷土、家族や友人、恋人を守るために命を賭けて戦い、自分達が戦うコトで平和な時代が訪れるコトを信じて命を散らしていった兵士たちは死んでも死に切れないと思いますよ…。
このドラマなテーマである“人と人との絆”や“家族”“命の尊厳”――そして劇中でもさりげなく取り上げられていた医療技術の進歩により浮き彫りになった“曖昧な生死の境界線”や60年以上経った今もなお論争が続いているA級戦犯合祀を巡る“靖国問題”などなど――どれもリアルにタイムリーな話題なだけに、改めて考えさせられるモノばかりです。