近いうちに
うちにお迎えすることになっていた
黒い仔猫の”忍者”が
突然、亡くなりました。
昨日の夕方
Eさんが息せき切って
お店にやってきて
忍者が犬に嚙まれてしまった。
申し訳ないと
沈痛な面持ちで告げられました。
EさんとTさんの家には
犬が20匹います。
そのうち、家の中にいる
大型犬5匹は
仔猫を舐めてあげたりして
仲良く同居していました。
でも、忍者は
家人の隙をついて
家の外に探検に出てしまい
たまたまケージから出ていた犬に
襲われてしまったとのこと。
Eさんは急いで
傷ついた忍者を
病院に連れて行ったのですが
もう成す術はなかったそうです。
撫でさせてもらった
忍者の亡骸には
まだ温もりが残っていて
毛が柔らかでした。
ただ遊び疲れて
ぐっすり眠っているかの
ようでした。
自分たちの注意が
足りなかったと
しきりに謝るEさんに
これは誰が悪いのでもなく
事故だから仕方がないです。
誰もこんなつもり
じゃなかったけど
起きてしまったのです。
これが忍者の運命なのです。
だから
気にしないでください。
雨の降る日
道端で濡れそぼり
飢えて死ぬところだった
忍者ともう一匹は
EさんとTさんに助けられ
今日まで愛され
大切に育てられてきたのです。
短かったけど
幸せな猫生だったと思います。