と、ビックリしたかのようなタイトルですが、我が家ではそれなりに発生しています。
今回の被害者は

フラワーさんです
原因は、水流。
シャコガイがフラワーを嫌がってあまり開かなくなったので格子状の仕切りをしていたのですが、そのせいで水流があまりいかなくなり、ブラウンジェリーの元になる何かがw取れなかったのでしょう。
発症したのは、半分。面積的に1/3位、5株くらいの外周に、膜っぽい塊ができ始めていました

気付いたのは出勤前。朝起きて最近開きが悪かった株が引っ込んだままなのでよく見てみると上記の状態でした。

出勤前の短い時間の朝起き間にバタバタ開始ですw

スポイトで、まずモワモワ部分を大まかに吸い取り、後は患部をスポイトで吹き付けて腐り始めた部分を吹き飛ばし、バケツに2リットルほど飼育水を汲み出し、ストロー(タピオカ用じゃないですよw)5ミリ分位かな?少し茶色に色付く位のヨードチンキを入れて、フラワーをジャポンしました。

時間が無いので15分位で薬浴完了

で、ここで気付きました。
バケツの中で、吹き飛ばせば良かった!とw

まあ、これまでもあまり気にせず水槽の中で患部を吹き飛ばしてましたけどw

LPSのブラウンジェリーは初めてなので、他に影響ないか、心配していましたが、約2週間。特に変化はありません

上の写真は、3日後位かな?


ライトが消えて少し縮んでますが、大きな被害は一枚目の写真、骨格が見えてる株だけですんだみたいです。

治療後も、しばらく触手が溶けたりして、スポイト等で吸い取り、吹き付けたりしていましたが、最後に白い塊(シライト巻き込み事故の時のように、患部を切り離したのかも。)を吸い取ってからは小さい触手も見え初め、スイーパーを伸ばしたりしてますので、進行は止まったと思います。
が、一株の半分は溶けてしまいました。
口まで持っていかれている可能性があり、触手は開きっぱなしで縮みません。
少し小さくなる程度ですね。

分裂間際の株で、隣とかろうじてつながっていますので、そこから栄養とかいってるのかな?
その内この枝は消滅するかも。ですね。

ブラウンジェリーで薬浴はしたことなかったのですが、このフラワーは、初めて長期飼育に成功したハードコーラルで、現在1年と7ヶ月くらい。分裂や産卵までしてくれる個体でしたので、枝を切り離すという選択肢よりもまず薬浴を実施しました。

バブルディスクコーラル等で全面白くおおう場合は、その部分を吸いとり、スポイトで吹き付けて腐った部分を吹き飛ばすだけなんですが。

1/3とは言え、この規模で溶け出されたら水槽崩壊にもなりかねませんし、タコアシも近くにありましたしね。
ここまで大きくなったフラワーを、半分近く諦める選択はなるべくしたくなかったので。

気付いたのが、発症直後で良かったです。

ディスクコーラルや他のサンゴで発症に気付くときは、朝起きたら既に全面真っ白ですからね。
コロニーの全滅は免れますが、数個体は昇天させてしまいます。

ヨードチンキの薬浴はともかく、我が家ではブラウンジェリーと呼ばれる症状が出たら、

とにかく吸い取り、患部を吹き飛ばし。

を念入りにおこなうことで対処しています。
最初に発症したのは、バブルディスク。
白い膜を吸い取るとその下にかろうじて色を残した個体がまだ形を保っていましたので、吹き付けをしっかりすると、復活してくれました。

それからは、同じやり方で、ハードコーラルも対処しています。

大体我が家で発症するときは、レイアウト変更時。
他のサンゴを触った後、手を拭き忘れて別のサンゴの本体に触ってしまうと次の日に発症していることがほとんどで、今回のように水流が原因と思われる発症は初めてでした。

ブランチタイプは丈夫……というより、発症後の対処がしやすいというだけで、枝が増えると水流が滞りやすくなるのはコロニータイプよりも深刻かもしれませんね。

サンゴは夜によく縮みますが、体の汚れを水流で洗う意味もあるのでしょう。
ライト点灯時も縮んでる時ありますが、そういう時、よく見ると、老廃物を出している時が多いです。
スポイトで吸ったり、吹き飛ばせばまた開いてくれています

なぜ縮んでるが理由がわからない場合は、水流を当ててあげると、また開いてくれると思います

ではでは