すこんにちわ ゆうじです。

 

何年か前に、夢を見た。

誰もいないうす暗い病院の建物の中を不安を覚えながら、エレベーターを探す不思議な夢。

一人で、誰もいない。ひざから力が抜けるような感じもする。

病院は建築中なのか?外に足場もあったような気もする。

 

リトリーバルだろうと思っていた。

 

でも、何故、一人のままなのだろう?

 

親の危篤に呼ばれた?

ちらっと思ったことは現実になりました。

 

意味のある予知夢ではあったけれど、役に立つわけでもなく...

 

朝3時に病院からの電話を受けて、一人身支度を整え、タクシーを呼び病院へ

うす暗い中に外壁塗装中の網がかかる建物の奥に非常口の明かりが見える。

どうやって入るかあまり聞いていなかった...

深夜の病院の非常口のインターホンを押し、親族であることを伝え中に入る。

 

誰もいないうす暗い深夜の病院。

 

いつも入らない隣のビルから入り中空をつなぐ廊下から隣のビルに移るためのエレベータを探す。

そして、中空の廊下のある階まであがり、通路を探す。

いつも使わない階の中を探しながら、いつも使っていたエレベーターを探す。

 

間に合わないかも、昨日病院に泊まれば良かったかなと、若干の後悔がよぎる。

二日前に母を入院させた状況もあって、無理だよねと自嘲する。

 

たどり着いた緩和ケア病棟の階も静かなものだ。

看護師を見つけ、目が合うとそのまま病室へと促される

 

もう既に呼吸は停まっていると告げられる

 

間に合わなかった。でも、それは仕方がない。

 

マスクを外された父の顔が穏やかであったことに少しホッとしたものだった。

 

まだ温かい。

 

うちの奥さんと兄には連絡を入れ、父に愚痴りながら

それから、小一時間ほどして医師が来て臨終を告げられる。

死亡の時間はあくまで確認した時間なんだなと思いながら、目礼をしてまた一人になる。

 

そこから、看護師さんがエンゼルケアをしてくれる合間に、葬儀やさんに電話して、お迎えに来てもらう時間を確認する。

それに合わせて、看護師さんも準備がある。

 

事前に見積もりまではしなかったが、事前に葬儀屋さんに段取りを聞いていて本当に良かったし、その時間があったことに感謝した。

 

6時に葬儀屋さんが来ると、看護師さんは父をストレッチャーに乗せ、別の出口へ父を運ぶ。

泊りの職員のいるところで死亡診断書と一緒になった死亡届を書き、そのまま葬儀屋さんに渡したか?その後渡したか?

 

棺の乗った葬儀屋さんの車で、一旦自宅に寄ってもらいました。

 

その後、葬儀場へ...

 

92歳の父だから、大往生と云えばそうなのだが、耳も遠くなりコミュニケーションが取れない状態になったこともあって、なかなかしんどかった。母の入院が重なったこともあるが、実家の状況把握が出来ていないことが大変でした。

 

ではでは、このへんで