こんにちわ ゆうじです。
なぜかあらすじを把握していた映画「教皇選挙」を飛行機の中で見ました。
とはいえ、ANAの便で見たんだけど行きのJALでは、「働く細胞」を見た。
これはこれで、今話題の女優が出てた。
半分青いの二人が、ほぼそのまま主役でね。
もうこの組み合わせで見ることはなさそうだねぇ。
映画紹介で見たのか?かなりネタバレ的に把握していながら面白そうだったので国内線移動中になんとか見終えた。
デジャブなのか?
義理父が見ている途中から見始めストーリーを義理父から聞いたような記憶が...
宮崎-羽田間と羽田―千歳間でなんとか最後まで見終えました。
こないだ現実世界でもやってたコンクラーベ=教皇選挙なわけですが、語源が根比べかではないのは、当たり前ですが
精神的な根比べでもありました。
以下、ネタバレありです。
教皇選挙の管理をまかされたローレンスが主人公なのですが、管理すると同時に候補者にも成れるという所がお話の面白い所であり、主人公の苦悩につながるわけです。
教皇選挙開始の演説で「教皇フラシスコの言葉」を引用したローレンスの「確信は寛容の敵であり、不確実であることこそ信仰の本質である」に興味を惹かれて見続けることができました。
まさに、この映画のテーマでもありましょう。
神にお会いした確信は、善きことではない。すべての問いに確かな答えを抱くならば、それこそ神と共にあらぬ証である。そのような者は、宗教を己のために悪用する偽りの預言者にほかならぬ。されど、モーセのごとき神の民を導きし偉人たちは、常に疑いの余地を残しながら信仰の道を歩み続けたのである
教皇フランシスコ
その後、前教皇に導かれるかのように、ローレンスが有力候補を排除し
まるで、チェスの駒のように...
そして、最終的にこいつが一番最悪という候補者が有力になってしまい
やがてローレンスにも野心が生まれ、その苦悩の中で、
神の差配か導きか...
飛行機で見たこともあって、亀の意味が解らず、頼ってしまった下の記事、解説がとても上手。
結局、抜け出せない亀で終わるのも悪くはないのかもしれません。
それにしても情報を小出しにして問題が顕在化するたび云ってくる人って、ほんと迷惑だわ。
この映画でも、最後にエーというのがある訳ですが、
「早く云ってよ、それ」というローレンスの嘆きが聞こえてきそうです。
それでも、まあなんとかなるんでしょう。
良きに計らえという前教皇の思惑でしょうか?
結局どうなったの?という気持ちも残りますが、なんとなく乗り切ったのかなとも思えました。
納得しない人は多いかもしれませんが、希望を感じさせるラストでした。
不確実なことが世界的に起きていますがそんな中で、タイムリーな映画でした。
ではでは、このへんで